東京レヴニスタ・静岡遠征記☆第9節☆2/25vs東京サントリーサンゴリアス〜Revs❗️Vamos ❗️〜
1.静岡の春
土曜日午前9時半 東京駅
トランクを転がした群衆が渦を巻くように集まっては散っていく。
在来線ホームから新幹線改札口へと向かう下りエスカレーターから、既に渋滞が始まっていた😨
私の前に立つ男性達は名古屋へ向かうらしい。赤とオレンジに縁取られたバッグには『NAGOYA GRAMPUS』と染め抜かれている。
私と夫が乗車する新幹線こだま号は、グランパスサポと『なんらかのライブ、おそらく@エコパアリーナのため掛川駅で下車する』であろう女性達で溢れていた。
私達の旅もまずは掛川へ、目指すは静岡県磐田市。
2ヶ月ぶりの静岡・ヤマスタ遠征だ❗️
2023年2月25日 ジャパンラグビーリーグワン2022/23シーズン第9節 静岡ブルーレヴズvs東京サントリーサンゴリアス@ヤマハスタジアム
プシュッ💨
缶ビールを開ける音、唐揚げの匂い、車内は心なしか賑やかだ🍻世の中は急ピッチで『コロナ禍前の日常』に戻ろうとしている。
新幹線が新横浜を通過すると、雲が途端に青空を覆い始めた😨地平線から雲がむくむくと伸びていく。小田原を出る頃にはすっかり曇り空となった🥲
遠くには緩やかな山並み、目の前にまだ水を入れない枯れ田が広がる。庭先に、道に川沿いに、紅白の梅や河津桜が早春の彩りを添えている🌸
新幹線が三島を通過した辺りから青空が顔を覗かせたが、富士山は見える気配もない🥲
おそらく、霊峰はこの雲の向こうにあるのだろう。
ところが、
静岡駅に近づくにつれ地平線の雲は消えていった。
『はれときどきぶた』
幼い頃何度も読んだあの本、その挿絵のように、子豚のような千切れ雲が幾つも浮かんでは流れていく。
『WE LOVE S-PULSE 』
静岡駅前には、清水エスパルスのスポンサーが掲げるオレンジの看板、さらに、エスパルスのメインスポンサーにしてレヴズのスポンサーでもある『Suzuyo 』のカラフルな看板、
ああ、静岡に来た❗️
いつもこの看板で『遠征』を実感する。
新幹線は定刻通り掛川駅に到着した。
予想通り、キラキラした【あらゆる世代】の女性達が東海道線乗り継ぎ改札に向かっていく。
推し色のリボン🎀、念入りに巻いた髪、『量産系』というらしいラブリーな服💖『痛バッグ』と呼ばれる肩掛けバッグ、その片面はびっしりと『推しの缶バッジ📛』で埋め尽くされている、、
『ストプリ』LIVE 静岡開催おめでとうございます。
東海道線ホームには、こんな趣旨のメッセージが電光掲示板に流れていた。
『歌い手』というジャンルで活動する彼らは、普段二次元のビジュアルで活動し、ライブ等限られた時だけ『現実』の存在としてファンの前に素顔を見せる、という。夢の世界にいる彼らが、まもなく『人』として彼女達の目の前に現れるのだ❗️
アリーナの最寄り愛野駅を出ると、途端に車内は静かになった。
枯れ田の一隅に咲く菜の花、庭先に実る夏蜜柑、、梅や河津桜の華やぎに加え、早春の磐田は黄色が目に眩しい。
私が下車した御厨駅の改札に現れたのは、もれなくモコモコに着込み、何かしら『青いもの』を身につけた人々。
私の前を、『アニメイト』では決してお目にかかれない【屈強な青年】の缶バッジをつけた女性が通り過ぎていった。
2.Aí gente vamos dançar〜みんな踊ろう❗️〜
ヤマスタまでの道のりは、レヴズと『水色』チームのフラッグを交互につけた鉄柱が道案内をしてくれる。それが尽きた場所で横断歩道を渡ると、、
お馴染みの『赤い社章と社名』の巨大ロゴが見えてきた❗️Jリーグがシーズンインしたのを受け、社屋の塀には『水色』チームのメンバー写真が一列に貼られている。
それにしても、いつもの事だが、、
ここは風が強い💨💨💨
駅から【これでもか👊】と風に吹かれつつ歩く事15分、懐かしい水色ロゴが見えて来た。
2ヶ月ぶりの、ヤマハスタジアム❗️
この日は『ブラジル国際デー』と銘打って様々な企画が実施されるらしい。
https://twitter.com/bluerevs/status/1628733462638362626?s=46&t=S7DL9VOc78_-RMebtr-SHw
成田から乗り継ぎを経て25〜30時間、
正式名 ブラジル連邦共和国🇧🇷
日本の22.5倍の面積に2億1400万人が暮らす。
1908年笠戸丸によるブラジルへの移住が開始、今日ブラジル全土に約200万人の日系人が暮らす。
今は亡き『燃える闘魂』アントニオ猪木さんは1943年横浜に生まれ13歳でこの地を踏んだ。
日本サッカーのご意見番『セル爺』ことセルジオ越後さんは、1945年この地で日系二世として生まれている。
日本には、現在約20万人のブラジル人が暮らし、静岡県にも多くのブラジル人が生活している(約30000人)。
この国の音楽といえば🇧🇷🇧🇷サンバ🇧🇷🇧🇷だ❗️
しかし、
静岡県民なら思うだろう。
【ヤマスタで、サンバ⁉️】
①アイスタじゃないの⁉️→❌、ヤマスタです。
②【静岡ダービー】なの⁉️→❌、ダービーは3/18@エコパスタジアムです。
静岡✖️スポーツ✖️サンバ=清水エスパルスのサンバ応援🇧🇷ではあるが、この日のヤマスタはレヴズ=ラグビーの試合だ🏉
かくして、
ラグビー✖️ブラジル、という斬新な企画が、私の目の前で展開していくのだった😳😳
さて、
まずはグッズを調達しなければ❗️
お目当てのキーホルダーはすぐに見つかった🌟
グッズの次は、『入り待ち』だ❗️
既に人垣ができていた。反対サイドから各選手の大漁旗が掲げられる。
選手バスが道路沿いに停車した。一斉に拍手が起きる👏
激励の音が響く花道を、多くの選手達は黙々と進んでいく。既に集中モードに入っているのか。他方、にこやかに微笑み手をあげる選手もいる。
戦う男達にはそれぞれ『心の整え方』があるのだろう。
『ホリさん❗️』
どこかで、堀川隆延HC(=タッキー)への激励が聞こえた。タッキーもまた表情を変えず黙々と歩く。その端正な横顔がスーッと目の前を通り過ぎた、、
ストプリファンも、きっとこんな気持ちなのだろう、、
広場奥のステージでは、既にサンバのショーが始まっていた🌟🌟
ステージの上と下に並んだダンサーの皆さんは、意外にも、どこかフラダンスにも似た緩やかなリズムで踊り出した。サンバにも色々あるのだ😳しかし、
『おわら風の盆』から『よさこいソーラン節』に変わるが如く、
サンバの調べは徐々に激しくなっていく🔥
指先で足先で、体全体で、細やかなリズムを取る見事なパフォーマンスに大きな拍手が湧いた🌟🌟
ステージ下では、在浜松ブラジル総領事館の公式マスコット『ジュジュバ』くんが、レヴズと楽しそうに踊っていた。
さて、入り待ちもしたし、サンバも見たし、ちょっとお腹が空いてきた🌟
私は甘かった🥲
腹ごしらえは、入り待ち前に済ませたほうが良かったのだ😱
既にどのお店も長蛇の列ができていた😱😱
とりあえず喉が渇いたので、【サントリーの試飲コーナー】でノンアルスパークリングワインをいただいた🍷
『たくさん飲んでよ❗️たくさん❗️』
テントを仕切る男性の方は、威勢よく周囲に声をかけ、コップに並々と注いでくださる。
サントリーの選手だった大久保直弥アシスタントコーチ(=ナオさん)、有賀剛アシスタントコーチ(=GOさん)にも、かつてこんな日常があったのだろうか。
男性の手際よくワインを注ぎ分けるその姿に、お二人の若かりし頃を思い描いた。
喉を潤し再びシフォンケーキに挑戦する前に、私はレヴズ社長山谷拓志さんにご挨拶する事ができた。
今やチームの広告塔🌟
休む間もなくレヴニスタとの写真撮影や質問に答えていた社長は、この日も、いつも誰にでも細やかな心遣いを見せる方だった。
さて、
ようやく私はお目当てのシフォンケーキの屋台に並んだ。
本当は、まずレヴズ日野選手プロデュースのパン=『ひのたけぱん』を買うつもりだったが、レヴニスタ広場を2周しても見つからない😱どうやら早々に完売していたらしい🥲🥲
ようやくシフォンケーキを調達して私は入場口に入った。既に夫は入場していた。
夫は中の売店でお昼を済ませていた。手にスワート兄さんの缶バッジを握っている😳😳
『ガチャガチャやった❓』
ああ、すっかり忘れていた❗️❗️
前回の遠征、、
私は広場の真ん中で【ギックリ腰】を起こし、お金投入で中腰になるであろうガチャガチャを諦めたのだった😭
私は即スタジアム内のグッズショップに向かった。ガチャガチャはまだ中身が十分入っている🌟🌟
どこかに仕舞い込んで未だ行方不明のサム兄さんのタオル、、
ああ、神はそんな私を憐れんだのか、丸いプラケースの中で兄さんが微笑んでいた🌟🌟
屋内ショップからの帰り、遠目に見えるレヴニスタ広場では、ブラジリアン柔術のパフォーマンスが披露されていた🔥🔥
https://twitter.com/bluerevs/status/1630044619898785792?s=46&t=-d0b6V9kE_bNSa7Bzth2dA
ゲストのお二人、当たり前だが背が高い😳
『北斗の拳』を彷彿とさせる鋼のような肉体、その長く逞しい足からビシッ❗️と鋭いキックが撃ち込まれた🔥
ラグビー練習でお馴染みの分厚いクッション、それを持っている、とはいえ、キックをお見舞いされたレヴズの選手(おそらく白井さん)は一瞬よろめいた。
凄みを帯びた迫力に、ただ圧倒される🔥🔥
座席に戻ると、すでに試合前練習が始まろうとしていた。
この試合、『この道』をゆけばどうなるものか、、
(後編 後日投稿予定の『静岡ブルーレヴズ観戦記』に続きます🙇♂️)
あとがき
久々の生観戦、観戦記をどのように綴るかずっと考えてきました。
年明けから、テレビ観戦記を書いてきましたが、それだけで5000字を超えてしまいます。
今回は、前編を『遠征記』として、東京から静岡までの道中記録、ヤマスタでの試合前企画体験を綴ることにしました。
東京と地方との違い、それは四季の移り変わりがより鮮明である事です。拙い筆ではありますが、静岡の瑞々しい早春を感じていただけたら、また、ヤマスタが紡ぎ出す試合前の高揚感を感じていただけたら幸いです。
さて、副題に用いた『vamos 』という単語は、スペイン語、ポルトガル語で使われます。様々な意味がありますが、今回はポルトガル語の『さあ、行こう❗️行こうぜ❗️=let's go』の意味で取り上げました。
サッカー日本代表の久保建英選手がゴールを決めた時に叫ぶVamos❗️はスペイン語の『やったぜ❗️』という意味だそうです。
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