ラグビー初心者観戦記『プレーオフトーナメント☆トヨタvs日野@秩父宮』①〜赤き戦士は雷神をも恐れず〜
2021年4月25日
ジャパンラグビートップリーグ2021☆プレーオフトーナメント二回戦
ここは秩父宮ラグビー場
トヨタヴェルブリッツvs日野レッドドルフィンズ
この日は午後3時前後から雨の予報。先程まで快晴だった空。怪しげな雲が沸き立っている。
2月20日に開幕した『最後の』ラグビートップリーグもいよいよ佳境。準々決勝進出をかけて4月24.25日両日、各地で熱戦が行われた。
応援していたヤマハ発動機ジュビロは、前日クボタスピアーズに敗れた。負ければ終わりのトーナメント戦、勝者と敗者の明暗はあまりに鮮明だった。
この日は珍しくメインスタンドからの観戦。
メインスタンドから見た秩父宮。神宮の森は新緑が美しい。
風が強く、急に空気が冷たくなってきた。やはり雨は降るのか⁈空はまだ明るい。
手に入ったチケットは、トヨタ側の席。初めて生で見るトヨタの試合。
選手が少しずつ出てきた。先日日本代表候補に選ばれたトヨタのSH茂野選手。気の強そうな表情が実に頼もしい。戦う顔をしている。
初めて見た😳ラインアウトの練習板。なんとこの後、もう一本投げたボールが支柱の根元に命中!そのまま壊れてしまった。
日野も選手が集まる。おそらく、背番号4のビブスをつけているのが、今季での引退を表明した北川俊澄選手。トヨタでは主将を務めたとの事。1981年生まれの39歳。闘志を静かに感じるダンディーな佇まい。
そして、今日1番私が見たかった『この方』も現れた。
私世代のスーパースター、箕内拓郎日野レッドドルフィンズ監督。この足の長さ、日本人離れした彫りの深い顔立ち。生で見ると迫力も魅力も規格外。
ちなみに1975年生まれの45歳。なんとキヤノン沢木監督、ヤマハ大久保HCと同級生。
しかも4月生まれの沢木さんが1番お兄さん。男というものは、それぞれに歳の取り方がある。
お隣の、ムッシュかまやつみたいな方はコーチのヘリングさん。
箕内さんは、お若い頃沢田研二にちょっと似ていた。
グループサウンズは母の世代の話だが、この2人並ぶとまさに《タイガース》。
トヨタの練習が始まっている。とにかく整然と進む。スタッフのお片付けも極めて迅速。グラウンドはいつも綺麗。
とにかくシステマティックに進行するトヨタの練習。一糸乱れぬ、とはこういうことか。
さすが世界に冠たる『トヨタ自動車』。こんな所も隙がない。
日野も練習が始まった。
レッドカンファレンス2位の強豪に挑むホワイトカンファレンス7位の日野。どんな秘策があるのか。
コロナ禍の練習自粛中、SNS上で積極的にチームを発信していた選手達。その知的な文面に何度も唸らされた。
日野はトップリーグ随一のclever軍団でもある。
選手紹介が始まった。なんといっても今日は『この人』のために。名前がコールされた時、トヨタのファンからも万雷の拍手。彼がいかに愛された選手だったかを知る。
トヨタの選手紹介。とにかくこれでもかとスターがならぶ。
そして観客席の1番人気はこの人。
客席にはオーストラリア国旗を掲げる人、ワラビーズのユニフォームに身を包む人が目につく。ちなみに、今は髪がすっかり伸びている。
選手入場。日野は屋台骨のオーガスティン・プル選手を先頭に。
トヨタは茂野選手を先頭に。
トヨタは、サントリーとの決戦には接戦の末敗れたものの、クボタとの激闘を制した。リズムに乗った時の破壊力は凄まじい。
日野は、NECに接戦の末勝利。勝利はこの一勝にとどまったものの、その攻撃力は試合が進むにつれて確実に磨かれてきた。
この決戦、全力を挙げて雷神撃破に挑む。
試合が始まった。風はヒンヤリと湿り気を帯び、観客は次々と長袖に袖を通す。
空はいつの間にか雲が垂れ込めている。
試合が始まった。
(試合前半の②、試合後半、試合後の③につづきます🙇♀️)
こちらが②です。
こちらが③です。
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