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ラグビー選手の『顔と名前】 』を覚えたい〜ラグビー新リーグに求められるエンタメ要素とは〜

(この投稿は、ジャパンラグビートップリーグ2021開幕前に書いたものを加筆訂正したものです)

1.静かなるプレゼンテーション

昨日、社会人ラグビー新リーグ『ジャパンラグビー・リーグワン』の詳細発表がありました🌟🌟

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でも、巷では今ひとつ盛り上がりません😢。ラグビー界はまだ『スポーツエンターテイメントとしてのラグビー』という位置付けに戸惑っているかに見えます。

さて、ラグビーファン以外の方は、ラグビー選手の名前をどれくらい知っているでしょうか?

稲垣さん、堀江さん、フミさん、田村さん、松島さん、姫野さん、リーチさん、、ここまでは何とか出てくるでしょうか、、、

前から気になっていました。もともとラグビーは選手の名前と顔が一致しにくいスポーツなのです💦💦

2.これが野球の試合なら

仮に、仮に、のはなしですが😅

下記ラグビーチームが野球チームだったら⁉️

『ジャパンラグビー・リーグワン』のディビジョン1は12チームありますが、、

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横浜Canonイーグルスと埼玉ワイルドナイツがプロ野球チームだったと仮定して

あ、ちなみに東北楽天はイーグルスではなくゴールデンイーグルスですが💦

(夜のタクシー車内に流れるラジオ中継📻)

『8回表ワイルドナイツの攻撃。得点は2対0でイーグルス2点のリード。しかしこの回、ワンアウト2塁、バッターボックスには3番稲垣啓太。ツーボール、ツーストライク。ピッチャーはイーグルスのエース田村優。もう100球を超えています。打ち取れるか。』

♪勝負決める一振り 血と汗の勲章〜かっ飛ばせーイナガキ、イナガキ♪

『田村第5球、投げました、外れてボール!スリーボールツーストライク!ここで佐々木隆道ピッチングコーチ出ます。沢木敬介監督は腕組みをしたまま。。佐々木コーチは戻ります。田村と荒井のバッテリー、ピンチを凌げるか⁉️』

♪かっ飛ばせーイナガキ、イナガキ♪

『田村第6球、投げました、外れた❗️フォアボール❗️8回表埼玉ワイルドナイツ、連続フォアボールでワンアウト1塁2塁❗️そして、バッターボックスには、現在ホームラン王争いトップ、4番ディラン・ライリーを迎えます❗️敬遠しても5番竹山は現在リーグワン打点トップ❗️あ、沢木監督、ベンチを蹴って出ます。ピッチャー交代❗️ここまで好投の田村、マウンドを降ります。』

☆イーグルス、ピッチャーの交代をお知らせいたします。ピッチャー田村に代わりまして、小倉。背番号20☆

♪テーマソング♪が流れる中、小倉選手がカートで登場、バッターボックスには4番ライリー選手、ネクストサークルには、5番竹山選手。

            *            *              *

さて、この緊迫した場面、時間にしたらおそらく10分少々ですよね。でも、テレビには

投げる田村投手、受ける荒井捕手、バットを構える稲垣選手、ネクストサークルのライリー選手、次に控える竹山選手、マウンドに走る佐々木コーチ、ベンチを蹴ってから出てくる沢木監督、マウンドに向かう小倉選手、

それぞれ画像に大映りします。しかもバッター稲垣選手には、打席に立つ間、ファンの歌う個人の応援歌まで聞こえてきます。火消しを担う小倉投手もテーマに乗って勇ましく登場します。

いかに野球がエンターテイメントであるか実感します💦

野球は集団競技でありながら、常に個人にフォーカスするスポーツ。これならあっという間に選手の顔を覚えます。監督も選手同様、時にはそれ以上に主役です。コーチも常に監督の脇でTVに写ります。

これで顔と名前をまず覚えられます。

しかも、ユニフォームに選手の名前が書いてある、これは大きいです。

3.スポーツがエンタメと化す時

ラグビーのユニフォームになぜ名前がないか、これについては専門の方々がコラムを書いていらっしゃるので私などがコメントする資格はありません。

しかし、しかし、ですよ。新リーグ始まったら、どうやって選手、監督、コーチをファンに認知してもらうのですか?これ結構大事な問題だと思うんですが💦

BK陣はまだ顔上げて走ってますから何とか覚えられます。トライを取るのが仕事ですし🌟問題はFW陣です😳😳

ラグビーがサッカーと違うところ、それは

スクラム、タックル等で試合中下を向いている事が多いという事です。

しかも、シーズン中は3連戦✖️2回/週を強いられるプロ野球と違い、試合は週一回。間違ってもサッカーのように週2回できません😞😞

週一回、しかも下を向いてるし、ユニフォームに名前はない。自分のご贔屓チームならまだしも、相手チームの選手を試合中覚えるのも難しい💦💦

『これから推しチーム・選手を作りたい🌟🌟』という新しいファンに至ってはどうすればよいのか😢

個人的には、せめて開幕から第3戦くらいまで、名前入りユニフォームを着て欲しい、と思います。

選手の方々もファンに名前を覚えてもらって損はないし。多少お金はかけてもそれなりに価値はあると思うのですが。

また、監督、コーチ陣はもっと頻繁にTVで写してもらえないでしょうか。

野球に限らず、サッカーの監督やコーチは大抵90分間ピッチ外に立っています。かつての名古屋ストイコビッチ監督みたいにスーパープレイを見せてしまうのは例外だとしても、試合の現場に立っているのと、遠く離れた観客席の一隅で座っているのでは迫力が違います。なにより見た目が違います。

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ちなみに、上記写真は、6月の日本代表vsサンウルブズ戦でのもの。この日はなぜか大久保直弥HCとコーチの沢木さんもピッチ外に座っていました。シーズン中もこういう風にしてほしい❗️

イーグルスの場合、闘将星野仙一の如く怒った【リーグワンの鬼平】沢木監督を頻繁に写すだけで視聴率は上がります。チーム全体の認知度も上がります。

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(試合前練習での沢木さん。この鬼平キャラを試合中も見せてほしい)

これって、日本固有の問題というより、おそらく本家のイングランドの事情だったんでしょうね。

おそらくラグビーは、放っておくと『酒、賭博、女、薬物』に溺れがちなイングランド上流階級子弟の『心と身体を鍛錬する👊👊』という目的だったはず。

監督がピッチ外にいないのも、『選手の自主性尊重』というテーマに沿うもの。

ラグビーの草創期は、スポーツ、というより、鍛錬、修行の要素が強かったかもしれません。

その発想からすると、そこには監督コーチと選手の存在しかありません。そこに『観客』はいないのです。

指導者と選手の関係で成り立つ『スポーツ』が、観客という第三者を意識する『エンターテイメント』の顔を持つ。そうなると、演劇や音楽同様、譲れないもの、歩み寄るもの、その取捨選択が迫られるでしょう。

ラグビーのエンターテイメント化は、このスポーツ発祥時には予期されなかった事態だったかもしれません。

日本ラグビーが長年二の足を踏んできた『エンターテイメントとしてのラグビー』

お客さんを楽しませる

この言葉の意味を、今後リーグが、各チームがどう解釈して形にしていくのか注目しています🌟🌟


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