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日常のこんなちっちゃなことにほっこりする自分

家族ごと

二十歳代後半の次男が
数年間のアルバイト生活を経て
今春、同じ職場で正規雇用されることになる

その雇用関連の書類が食卓の上に置いてあった

ふーーんと
目の端っこで見たワタシ

夜になり、ワタシは、仕事から帰宅して
夕飯をキッチンのカウンターで食べようとしていたとき

少し離れた食卓に
長男と次男がいた

何やら喋っている声が聞こえる

どうやら、次男の書類について
長男も一緒に見てあげている様子だ

二人とも快活に喋っていた

「◯日までに出すのはコレ。コッチは入社してから用意するものだよ。」
的な長男の言葉が耳に届いてくる

キッチンにいたワタシは、そっと自室へ

何だかんだ言って
空気感がいい感じだな

ワタシは何もしていない
ワタシは何も知らない
むしろ、それがいいのかもしれないな

ちゃんと適材適所に
人がいるんだなあと
感心する

この先、親よりも兄弟のほうが
一緒にいる時間が長い

兄弟間で話ができる関係性に
なっていることに
リスペクトの気持ちである

やるなー
アイツら

さすがです!

心情としては
目を細めてほっこりし
微笑みつつ
そっとその場から遠のく

春ですね

毎年訪れる「春」
春感を感じていることは変わらないが

今年の春は
心の中に沁みわたっていきそうな気配がする



周りに恵まれている自分を感じる




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