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時間が流れていくことを感じる自分

夕方4時のこと
近所を歩いたら
きれいな空に
眼を奪われてしまう自分

気づくと茜色を眼で追っていた

茜色は雲だったり
空だったり
木々だったり


あちこちに
色が映し出されていた

なんてきれいなんだろうか!

サーモン色のようでもあり
時間がたつにつれて
セピア色になり


ゆっくりと薄暗くなっていく
小さかった月は大きさと輝きを増してくる


暗闇とともに輝く時まで待機している


1日が終わろうとしていることが伝わってくる

そもそも普段は98%チャリ移動の自分が
なぜ歩いたか
理由は単純で
美容院に行くとき、いつも通りチャリで行こうかと
外に出ると雨が降っていた
だから、そのまま傘をさして歩いていった

美容院が終わると
雨はやんでいた

ぶらぶらと歩いていたら
茜色に出会い魅了される
気づいたら
雲を追って歩いていた自分である

歩きながら感じたこと

こんなに豊かな気持ちになったことは
久しぶりな感じがする

時間の流れが
ゆっくりと過ぎていく
そんな感じがした

ゆっくりとは
こういうことなんだな
ゆったりと時を感じるって
こういうことなのかもしれないな

今までいったい何をそんなに
自分は急いでいたのだろうか

急く理由は特にない時でも
歩調を緩めることはしてこなかった

人は今までしてきたことを
無意識のうちに同じように繰り返そうとする

止まることはあっても
ペースを緩めてみようと
思ったことすらない自分であった

もしかしたらきれいな夕焼けは
今までもあったかもそれない
自分は眼にしても
心が動かずスルーしていたのかもしれない
つまり、見た覚えがない感覚に近い

夕焼けを見て
こんなに感じる自分

心の容量が
変わったから入ってきたのか

または
感覚が磨かれて感じていくうちに
心の容量が深くなったのか

どちらかは定かではないが
たくさんの茜色で
自分の心が満たされたことは確かである

5時のチャイムが聞こえてきた

雨上がり
手袋不要なほどの気温

茜色に包まれる風景を
たっぷりと堪能できた

豊かさを感じ
ココロ悦ぶ時間



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