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「起業:やるか、やらんかや」(6/6)

毎週月曜日の昼12時30分から、ウメダFMでOAしています「はたなび+」。https://www.be-happy789.com/
「働きたい、学びたい、楽しんじゃいたい」と言う人を応援する番組です。このコーナーでは、ジャーナリストのボク・大谷邦郎が最近、気になったニュース、それも大きなニュースじゃなく、身近な話題や、実際にボクの周りで起こった出来事を取り上げて、紹介しています。
(苺:苺菓しえりさん 大:大谷邦郎)

苺:さ~て、今週のニュースは?
 
大:政府は年内にもスタートアップ企業、いわゆる新興企業を育成するための「5か年計画」を策定しますが、そこに小中学校や高校への働きかけを強化する方針を盛り込むようです。具体的には、起業した学生などによる小中高生向けのセミナーや、出前講座の実施を支援することなどが想定されています。さぁ、子供が家に帰ってきて「今日、起業の授業を受けてきた。楽しかった!」と話しかけられた際、さて、お母さんは、どう答えるか?「そんな起業なんて分からへんわ。でも、そんな怖いこと、あんたは、せ~へんといてよ」と答えたら、子供の将来の一つの選択肢を摘んでしまう可能性もあるので、注意して欲しいんですが、そんな心配が全くないお母さんをご紹介しましょう!まず、この音をお聞き下さい!

苺:大谷さん!それ、ビールですね!!本番中は飲まないでくださいよ!

大:これは、大阪・藤井寺市の地ビール・クラフトビールなんですが、このビールをたった一人で醸造して販売しておられるのが「大阪澁谷麦酒」の渋谷香名さん、49歳。このお店は先月オープンしたばかりなんですが、渋谷さんは、それまで飲食店や酒屋を営んでいたかと言うと、全く違ってほぼ専業主婦で、娘4人を持つお母さんでもあります。


苺:では、なぜ、そんなお母さんが、クラフトビールを???

大:渋谷さんの実家がある藤井寺市には色々美味しいものがあるにもかかわらず、知名度が今一つ。何とか、地元を盛り上げたいと言う気持ちと、自営業の夫を何とか自分なりにサポートしたいと気持ちから一念発起して、他のクラフトビールのお店に飛び込んで修行をし、ついに自分なりのビールを開発。そして、実家の倉庫だったところを店舗に改装してビジネスをスタートさせたんです。取材に伺った際も、お客様が何人も来られ、なかなか流行ってましたね、今、クラフトビールは、ちょっとしたブームですからね。

苺:それにしても、ほぼビジネスの経験がないにもかかわらず、渋谷さん、凄いですね。

大:実際、こうしたビジネスを始めた際に、周囲の方々は言うんですよ、「凄いですね」と。そして「私には、ちょっと無理」ともおっしゃいます。そこで渋谷さんに、起業を夢見ているけれど、一歩踏み出せない人にアドバイスをするとしたら、と伺ったんですが・・・

苺:さて、何と?

大:「やるか、やらんかや!」と。

苺:確かに!!(笑)

大:そして「自分の思いを口に出すことだ!」と言うことでした。

苺:それは、よく言われますよね。とっても参考になりました。
では、ここで一曲おかけしましょう。渋谷さんからのリクエスト曲。
ヨアソビで「群青」♪

(※ここからは、ニュースのコーナーではなく、今週の格言のコーナー)

大:「私の居場所を見つけた」。実はこれは、ニュースのコーナーでご紹介した大阪澁谷麦酒の渋谷さんの言葉なんですね。起業の理由を、地元のため、夫の事業のサポートのためとおっしゃっておられましたが、結果として、渋谷さんにとって、最も大きな変化は、この「私の居場所を見つけた」と言うことだったようです。今、同じように、自分の居場所はどこだ?と悩んでおられる皆さんに言いたいのは、組織で働くだけが自分のキャリアの選択肢じゃない。例えば、起業と言う方法もその一つなんだよ、と視野を
広げて欲しいなと思います。

※大阪澁谷麦酒:クラフトビール | 大阪渋谷麦酒 (shibutanibrewing.com)




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