その後のストーリー

noteで投稿した、「美しいストーリー」で、「はじめてのひと」という谷川史子先生の漫画のストーリーについて綴りました。
私は物語が完結したものだと思っていたのですが、どうやら続きがあったようで…。私としては嬉しい勘違いでした。

昨日、久しぶりに漫画喫茶に行ったら、その「はじめてのひと」の続きのストーリーを発見したのでした。だいたいいつも、なんとなくフラッと行く事が多く、この日も特にこれといって読みたいものもなかったのですが、最近Netflixでキングダムにはまり、続きが気になっていたので、「今日はキングダムかな」と、どこかで思っていました。しかし、いつもは燃えるはずの熱いバトルが今日はなんだかしっくりこなくて、ページを閉じて、再び本棚を散策していました。そして、それを見つけてしまったのです。
私はこういう偶然が大好きです。「今日はこれで決まりだ」とニヤニヤしながら、ブースに、戻ったのでした。

予想通り、キラメキに溢れた物語にひとしきり涙を流し、漫画喫茶を後にしました。これは私の為の物語でした。これも偶然だったのですが、この日はレディースデイというやつで、料金が割り引きされていました。

ものすごく単純なのですが、漫画喫茶に入る前と入った後では世界が少し違って見えたくらい、私の中で何かが変わっていました。

最近noteから少し離れていました。
意図してというよりは、これもまたなんとなくなのですが、伝えたい事を選べずに、ここまで来てしまったという感じです。今年の秋は切なさを感じる余裕がないまま、あっという間に寒くなってしまいました。

言葉にならないような、形にならないような、目に見えないものを愛だとするならば、私はフワッとした感覚をやはり一生大切にしていきたい。でもフワッとしたものは、あっというまにどこかへ消えてなくなってしまうのです。街中のキラキラ光るクリスマスツリーを見上げながらそんなことを思いました。

それでも。
今年のクリスマスツリーはどこか調度良く、私にとってはほどよい重みもフワッとした軽さも感じたのです。それは常緑針葉樹の力強い生命力だったのかもしれません。
決してキラキラしたものだけではないこの世界の中で、例え一瞬のキラメキだったとしても、それを少しずつ残すことが出来たらなと思いました。

だから、今の私の夢は元気なおばあちゃんになる事かなと思います。ピアノもずっと続けたいし、写真もやりたいなーなんて最近思ってます。文章ももちろん続けていきたいし、海外にもいつか行ってみたい。

何が起こるか分からない、ステキな未来へ向かって。

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