青パパイヤ

青パパイヤの栄養素

こんにちは、坂井泉水です。

今回はマイナーな果物ではありますが、最近注目されている青パパイヤの栄養について解説していきます。

青パパイヤは一般的に黄色いパパイヤの未熟果です。

では、なぜ、最近注目されるようになってきたのかを見ていきましょう。

まずは、基本的なマクロ栄養素とミクロ栄養素について見ていきましょう。

青パパイヤ100gの基本成分

エネルギー:39kcal
水分:88.7g
たんぱく質:1.3g
脂質:0.1g
炭水化物:9.4g
食物繊維:2.2g

青パパイヤ100gのビタミン

β‐カロテン:120µg
ビタミンB1:0.03mg
ビタミンB2:0.04mg
ビタミンB6:0.01mg
ビタミンE:0.2mg
ビタミンC:45mg
ナイアシン:0.3mg
葉酸:38µg
パントテン酸:0.55mg

青パパイヤのミネラル(無機質)

ナトリウム:5mg
カリウム:190mg
カルシウム:36mg
マグネシウム:19mg
リン:17mg
鉄:0.3mg

マクロ栄養素の中で注目する成分はありませんが、ミクロ栄養素の中ではビタミンCが多いことがわかりました。

ビタミンCは体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンというたんぱく質をつくるのに不可欠です。なので、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。また病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをすることから、動脈硬化や心疾患を予防することができます。

ここまで、ビタミンCしか注目する点しかありませんが、次の項目で青パパインが注目される成分について紹介します。

たんぱく質分解酵素「パパイン」

青パパインには「パパイン」と呼ばれるたんぱく質分解酵素が含まれています。

これが青パパインの最大の注目成分です。

ただのたんぱく質分解酵素であれば、あまり注目されないのですが、このパパインはたんぱく質だけでなく、糖質や脂質も分解する働きを持つかなり珍しい酵素だからです。

なので、青パパインを食べることで、胃腸に入った食べ物の消化を助けるとともに、体内の糖分や脂肪の代謝を高める効果が得られるといわれ、ダイエットにつながるのではという研究が進んでいます。

ちなみにこの酵素は黄色く熟すにつれて減少してしまうことが分かっているので、パパインを摂取するには青パパインを食べることがベストです。

その他の成分

パパインの他にもポリフェノールという物質も豊富です。

ポリフェノールは、ほとんどの植物に存在する苦み、渋みといった植物特有の成分です。

この成分は自然界に5000種以上も存在するといわれており、ポリフェノールはそれらの物質の総称を指します。

具体例を出すと、玉ねぎに多く含まれるフラボノール、お茶や柿に含まれるタンニン、赤ワインに含まれるカテキン、ブルーベリーに含まれるアントシアニン、蕎麦に含まれるルチンなどです。

ちなみに青パパイヤは赤ワインに含まれるポリフェノールの7倍以上のポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、血液をサラサラにし、心筋梗塞、糖尿病や生活習慣病などの予防に効果があるとされています。活性酸素を抑える働きがあることからシミやしわの予防といったアンチエイジング効果も期待されています。

まとめ

青パパイヤを最近知った私ですが、調べていくと2020年最注目のスーパーフードらしいです。

取り上げるには早すぎると思いましたが、善は急げということで取り上げてみました。

以上、青パパイヤの栄養素でした。

最後まで、本記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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