トマト

トマトの栄養素

こんにちは、坂井泉水です。

本日はトマトの栄養素について解説していきます。

さっそく、マクロ栄養素とミクロ栄養素を見ていきましょう。

トマト100gの基本成分

エネルギー:19kcal
水分:94g
たんぱく質:0.7g
脂質:0.1g
炭水化物:4.7g
食物繊維:1.0g

トマト100gのビタミン

β‐カロテン:540µg
ビタミンB1:0.05mg
ビタミンB2:0.02mg
ビタミンB6:0.08mg
ビタミンE:0.9mg
ビタミンC:15mg
ナイアシン:0.7mg
葉酸:22µg
パントテン酸:0.17mg

トマト100gのミネラル(無機質)

ナトリウム:3mg
カリウム:210mg
カルシウム:7mg
マグネシウム:9mg
リン:26mg
鉄:0.2mg

β‐カロテンが豊富ですね。

β‐カロテンには、ビタミンAの作用をするという働きの他に、有害な活性酸素から体を守る抗酸化作用や免疫を増強する働きがあることがわかってきています。β‐カロテン自体がどれだけ役立っているかははっきりしていませんが、β‐カロテンを十分に摂取することによって、心疾患やガンのリスクを低減することも示されています。

ちなみに、β‐カロテンの量は普通のトマトよりプチトマトの方が2倍多いです。

次にトマトといえばリコピンという成分の注目していただきたいので、リコピンについて解説していきます。

リコピンとは

リコピンとはカロテノイドという動植物に含まれる赤や黄色、オレンジ色の色素の一つです。

リコピンには非常に強い抗酸化作用があります。

抗酸化作用はビタミンEにもある効果ですが、リコピンの抗酸化作用の方が強く、その作用はビタミンEの100倍にもなるという報告もあります。

抗酸化作用とは体内の活性酸素を消去する働きのことを言います。

活性酸素というのは普通の酸素に比べ、非常に酸化力が強い酸素のことで、元々は人間の体内に侵入する細菌などを退治したり、科学物質を無毒化する役割を持っています。しかし、体内で活性酸素が過剰になると、身体の正常な組織まで傷つけてしまいます。こうした活性酸素の作用は、ガンなどの生活習慣病や細胞の老化を進める原因になるといわれています。

リコピンはこの活性酸素を消去する作用が強く、ガンや老化などの予防に効果があるといわれます。

リコピンの効率の良い摂取方法

野菜や果実などの植物には、強固な細胞壁があり、栄養の吸収を阻害しています。なので、吸収率を上げるには細胞壁を壊す必要があります。

したがって、リコピンを効率良く摂取するには、トマトを生で食べるより加工した状態の方が吸収率が高いということになります。

さらに、リコピンは脂溶性なので、油を使った調理法によって吸収が高まります。

ちなみに、リコピンは熱に強いので、炒めたり煮込んだりしても成分がそれほど減少する心配はありません。

まとめ

今回はトマトについて解説していきました。

トマト料理で私がよく食べるのはカプレーゼです。

この食べ方はオリーブオイルをかけるので、相性〇ですね。

さらに、焼きカプレーゼにするのも美味しいので、ぜひやってみてください。

以上、トマトの栄養素についてでした。

最後まで、本記事を読んでいただきありがとうございました。


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