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グルマン沼

10代の後半からグルマン系と桜の香水が好きで一時期は香水を集めていたけど、
前に書いた通りあまり香水の類を好まないパートナーとの同棲後からはめっきり減ってしまいまして。
その当時好きだった香水のアモリトが廃盤になり、その後使い始めたトゥザシーンの桜も廃盤。
メイン使いの2種類は廃盤になったけど他にも武蔵野ワークスでテスターボトルでいろいろ試して、八重桜に落ち着いた結果それもまた廃盤。
そこからブンブンハニーやボディファンタジー諸々、いろいろ試してきたけど結果的にアモリトが恋しくて。
そんな廃盤祭りと同棲開始も相まって10年ほど香水を使う機会もなくなり、
つい数年前にその香水と○○が似ている!という口コミを見かけたけど、
限定品で店頭で目にすることもなくテスターもかげず、倍以上の価格で転売されていたりと縁が全くなく。

それがまた最近グルマン沼に片足を踏み入れて、小さな幸せを感じているわけです。
きっかけは去年の春に出先で見つけたヴァシリーサのサクラ ブルーミング。

サクラブルーミング

出先なので気軽にテスターを試したら「それはいい匂い、それならつけていても気にならない」と言われて、
何年ぶりかわからない香水(正しくはボディミストらしいけど便宜上香水と呼ぶ)を購入。
ボディミストやボディスプレーって香水よりもライトに使えるイメージで香りの持続も長くないと思ったら、
結構長い時間においが残るのであまり使用頻度は高くないけど気分を上げたいときに使うようになりました。 
見た目も子どもの頃に夢見た香水瓶のようなデザインで女児心にガンガン訴えかけてくるものがある。

そして、その後買ったのがフェルナンダのホワイトショコラ。

フェルナンダ ホワイトショコラ

のちに調べてホワイトショコラとココアショコラの2種があったことがわかったけどココアショコラはどこも売り切れ。
店頭にあったホワイトショコラも在庫がどれほどあったかは不明だったので、もしかしたらギリギリだったのかもしれない、やったね。
これはスパイシーだムスクだというよりは、ホワイトチョコそのもの。
バニラも香るけど主張は強くなく、ラストノートにふわっとやわらかなバニラで嫌味がなくてつけやすい。
こちらはヴァシリーサのサクラと比べるとかなり軽くて香りの時間も短く感じます、そのぶん気が向いたタイミングでシュッとできる。
香りが変に香水特有の混じり気がなくて、これもパートナーが「気にならない」と言うのでお構いなしに部屋でも使うように。
気にならないどころか最初は気づいていない様子でチョコの匂いがするとしか思わなかったそうな。
これは問題ないな!と思って一年後。
今年もバレンタインの期間限定品でフェルナンダのショコラが出るのでは?とお店に行った時に、
少し前に出ていたミルクティーのボディスプラッシュ(後継品)が出ていたので迷わず購入。

後日noteにも書こうと思っていたのですが、日頃から紅茶が好きな人間なので飛びつきましたよ。
トップノートは茶葉系の香りでラストに向けてミルクが香る。つけたてはストレートティー。
常に自分から紅茶の香りがする幸せたるや。
Twitterでは常に午後ティー!って書いてあったのはすごく納得した。たしかにあの香りがする。

昔からグルマン系のなかでもチョコレート系が好きだった自分にとってフェルナンダのホワイトショコラとミルクティーは、
あの頃を思い出すしなんとなく気分を前向きにしてくれる気がする。
よく香水で昔の恋を思い出すということはあると思うけど、自分の場合は学校や課題にもがいていた頃を思い出す。
ダブルスクールをしていた頃や定時制でも後輩(同性)から「先輩といるとなんかお腹すきます」と言われたり、
専門に進学してから夜な夜な課題をする時もモチベーションを上げるためにアモリトを使っていたり、
そんなようなひたすらに前だけ向いていた頃を思い出して今もまた元気をもらいながら過ごしていきたいと思う今日この頃。

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