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2020年 巨人軍連覇の大きな鍵になる「2」という数字


春季キャンプも打ち上げOP戦が始まり、いよいよ開幕へ向けて各球団が仕上げてくる時期に入った矢先、新型コロナウイルスの影響で残りのOP戦が無観客試合となるなど、ファンにとっては不安が募る今日この頃ですが、球場にお客さんが入っていないだけで、チームは日々動いている。

そんな巨人軍は今季、リーグ2連覇を狙う訳だが、そんな巨人軍でとても重要となるキーワードがある。「2」という数字だ。

私も、2020年に2連覇を目指すから という勢いだけでこのnoteを作成している訳では無い。


2番打者

巨人軍の2番打者といえば、昨年から坂本勇人が務めており、今季も「2番坂本」が基本線であるだろう。
坂本は昨季、遊撃手として全試合に出場、打率3割,40本塁打をマークしリーグMVPに輝くなどフル稼働。且つオフにはプレミア12に侍JAPAN日本代表として参加しており、かなりの疲労が溜まっているはずだ。
その証拠に今年1月,2月と2ヶ月連続でインフルエンザに感染、加えて背中の違和感も訴えキャンプ別メニュー調整となる時期もあった。本人も「正直、今までの野球人生の中で一番、調整できていないなと思っていますけど、開幕は待ってくれない。何とか、いい状態で迎えられるように。その一心です」と焦りを感じている様子。
更に今年は史上最年少2000安打の記録が掛かる1年でもある。東京オリンピックも8月に控えており、順当に行けば坂本も代表入りは間違いない。チームの核としての働きが求められ、昨年以上のプレッシャーや負担がかかる可能性が高い。そんな坂本に昨年以上の成績を求めるのも現実的ではないため、場合によっては2番坂本の一次解体も有り得るかもしれない。

チームには丸佳浩、岡本和真といったコアが居るため2番打者の役割は非常に大きい。坂本の様ないわゆる"攻撃的2番"の代替を探すのか、それとも従来NPBに染み付いていた"小技系2番"を探すのか。まだ分からないが、まずは坂本が怪我なく1年間戦ってくれることを願う。


2塁手

こちらは今年に限ったことではないが、そろそろ完結させ たい問題である。
吉川尚輝という正二塁手候補がいるのだが、如何せん怪我が多いため、その座を掴めずにいる。他候補としてはいわゆる93年組という、若林晃弘、増田大輝、田中俊太、山本泰寛らがいるが、それぞれ課題を持っている。その課題を克服すると正二塁手争いは高いレベルで激化するだろう。
2塁というポジションは野球においてとても重要なセンターラインの一角であり、バッチリハマるとかなり大きいので誰が務めるかでとても鍵になるだろう。


背番号

背番号に「2」が入る選手にも注目したい。

【2】陽岱鋼
大型契約に守られているため年俸は3億円だが、加入して3年間は年俸に見合う、年間通しての思うような活躍ができていない。
昨年は代打で.394と高打率を残したが、本来スタメンで見たい選手。現実的に見ると亀井と併用で外野の一角を担いながら代打待機と言ったところか。
キャンプでは一塁にも挑戦するなど試合に出るため幅を広げようと動いている。
【12】R.デラロサ
来日2年目となるデラロサは今季も昨季同様抑えのポジションを任されそうだ。持っている能力は高くギアの調整も上手く、昨季同等もしくはそれ以上のピッチングを期待したい。
過去の巨人軍を見ても、優勝したシーズンは抑えが固定できている例が多いため、彼の働き次第で投手陣に留まらずチーム全体に大きい影響が生まれそうだ。
【20】A.サンチェス
今季から新たに加わった新外国人投手。
昨季韓国で17勝を挙げた実績を引っ提げ来日したが、菅野智之と先発ローテの軸として期待したい。
来日初実践となったOP戦では炎上したが、開幕までに合わせてくれることを願う。
彼がコケるとなかなかキツイため、かなり大きな役割を担うことになる。
【21】岩隈久志
【23】野上亮磨

この2人はまず故障からの復活。今キャンプではリハビリ組として順調な回復ぶりを見せていたが、果たしてどの様な活躍が見れるだろうか。両者とも後がない立場な為、実績のある選手のひと足掻きでチームの底上げを期待したい。
【22】小林誠司
【24】大城卓三
【27】炭谷銀仁朗

大城が高橋由伸前監督の背番号24を継承した事で、昨季捕手を併用された3名が揃って背番号20番台に。
昨季は賛否ありながらも3人で併用し続け、結果リーグ優勝に繋がったし、疲労分配もできた結果故障者も出なかった。今季も継続して併用という形になるだろうが、今季も昨季のような役割分担がしっかり出来ればチームにとってプラスに働くだろう。
中でも大城は捕手のみに限らず一塁起用もある為、打撃面での結果も求められる。
【25】岡本和真
2年連続で30本塁打をクリアし、4番としてすっかり定着した岡本。今季も当然4番として起用されるがポジションが3塁で固定されそうだ。3塁も負担は大きいポジションだが、昨季の様に一塁や外野との併用よりは負担は軽減されるはず。
本人が3割40本120打点を目指すと話していたが、確かにそれくらい残せば素晴らしい。彼の活躍はチームに必要不可欠だ。
【26】高橋優貴
今季2年目の高橋は、先発ローテの一角として1年間回ることを求められる。先発投手で左腕となるとローテ確約の投手はいないため今村信貴やC.C.メルセデスらとの争いになる。スタミナをつけて規定投球回をクリア出来るととても大きい。2年目のジンクスには負けないで欲しい。
【28】田口麗斗
昨季は夏場に10連投するなど、回跨ぎ、ロングリリーフ等フル回転した1年となった。
私個人的にも田口は先発で見たい投手なのだが一応そのプランは原監督の頭の中にはありそう。
田口が2016年〜2017年の様な成績が残せれば先発ローテが潤うし前述の高橋らと熱いローテ争いを繰り広げて欲しい。
【29】吉川尚輝
2塁手編でも述べたが、彼が正二塁手として定着するとチームのオフェンス面,ディフェンス面共に格段にレベルが上がる。不安なのは故障のみなので、なんとか身体のケアを入念にしながら出場を果たして欲しいと切に願う。
【42】C.C.メルセデス
前述の高橋や今村、田口らと先発ローテ争いを繰り広げて欲しい投手の1人。
彼の課題はスタミナ不足。昨季も6回100球前後でバテて別人のように打たれるケースも目立った。根本的なスタミナ増加はもちろん、絶妙なペース配分や力感などを習得するとローテ入りは堅い。あとは外国人枠の問題もあるのでオフで身体を絞った成果を見せて欲しい。
【52】北村拓巳
今季、巨人軍の空白のポジションのひとつである一塁を争う1人として期待されている北村。
二軍で高い数字を残した出塁率もそうだが、やはり、大きい一発を期待したい選手。岡本と和製大砲コンビでも組めるとチームにとってかなり長期的に明るいニュースになる。まずは一軍の場数を踏んで着実に成長を遂げて欲しい。


2軍との連携

今季から新たに二軍監督の座に阿部慎之助が座り、早速キャンプからファンや報道陣の注目を集めている。
その一部"昭和感"の濃い指導に批判の声が上がったがそれは監督経験を積むにつれてスキルは身に付くとして、連日若手選手への愛のムチが続いている。
中堅選手に対してはあまりチャンスは無いと発言しハッパをかけたり、結果至上主義を捨て、監督が出した課題を達成出来ていれば数字が残せなくても一軍に推薦するなど、大胆かつ繊細考えを持っている。
一軍とも密に連携を取るとの事で、一,二軍を行き来する選手が多くなる可能性もある。それをきっかけにブレイクするニューヒーローも現れる可能性もあるし、長いペナントレースにおいて一軍と二軍の連携はとても大事であるため、原監督と阿部監督の連携にも注目だ。


まとめ

以上、今季の巨人軍が優勝するために大きな鍵となる「2」というキーワードについて綴ってきた。
こじつけ感が強く感じるかもしれないが今回綴った内容や選手たちの活躍は絶対に必要な事だし、当然、今回綴った選手以外の選手も含めた全員ワンチームとして戦う事が必要不可欠である。

選手たちを始め我々ファンも体調管理を徹底して、なんとか無事に開幕を迎えられるように、そして世間に蔓延しているコロナウイルスが早期収束に向かうよう願って締めさせて頂きます。

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