悶々としていたモノの正体

長年、悶々としていたことがあった。
私はこの「悶々」の根本を見失い悪化させた「悶々」を抱え
さらに増幅させて訳のわからない大きな「悶々」になっていたことすら気が付かないまま4年も時間だけが流れていた。

悶々を持ち始めた記憶があった日から、4年と10日。
実に1470日間もの間、一時も忘れることなく休むこともなく
見つめ続けた悶々。

事の始まりの、自分の気持ちと考えを思い出すことができ
なぜ現状がこうなってしまったのか、やっと出口が見えた。
見えたんじゃなく出口を見つけて出ることができた。

人は、いつの間にか自分のペースを乱されていることすら気が付かず
相手のペースにのまれるうちに相手のペースに乗ってしまい
それがいつしか飲み込まれ振り回されてしまい…
自分の考えも信念も目的すら見失って深い悶々を生み出してしまうことを学んだ。

時を戻して、悶々する前に自分が考えていたことに対しての答え合わせ。
現状までの流れと結果、今の状況と心境を落ち着いて見たとき
毎日片時も忘れることなく考え続けていた悶々が嘘のように消えた。
それと同時に、悶々としながら執着にも近い感情に支配され
頭から離れなかった相手のこともどうでもよくなって一気にすべての記憶が薄くなった。

私は何でこんなにも決断できない人間になっていたのか。
私はなぜ、これほど自分自身を信頼のおけない人間だと決め込んだのか。
こんなにも、自分をダメな女で生きている価値も選ばれる価値もない存在だと思い込んでいたのか。

人に振り回されていることに気が付かず、自分を見失ってしまった結果
これほど長いこと自分自身を傷つけて苦しめてきたことに気が付けて良かった。

自分探しをするのではなく
自分を思い出す、取り戻すことが私にとっての悩みの解決策と
前に進むために必要な作業だった。



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