見出し画像

シリよろリターンズ解説〜Hierarchy of Engagementその1〜

私が楽しみにしているvoicyの放送『論語と算盤と私とボイシー』のシリよろリターンズがとても為になっているので要約してみようと思います。


1.Hierarchy of Engagementとは?

 Hierarchy of Engagement とはSarah Tavelさんが2017年1月にポストしたブログ記事で、BtoC向けのプロダクトをどのようにスケールさせるかについて3つのレベル(3層)があると説明されています。以下がSarah Tavelさんのブログです。

https://sarahtavel.medium.com/the-hierarchy-of-engagement-expanded-648329d60804

3つのレベルについて3回に分けて説明した上で、最後に個人的な感想などを述べてみたいと思います。

2.3つのレベルとは?

 3つのレベルは以下のようになっています。

レベル1 growing engage user

レベル2 retaining user

レベル3   self-perpetuating

朝倉さんは、熱量の高いユーザを増やす方法という日本語で表現しています。この3つの階層は、レベル1から順々にレベル2、レベル3という順番でユーザーを拡大していく事で、最終的に熱狂的ユーザーを飛躍的に拡大することが出来き、レベル1から順々に難易度が上がっていきます。

3.growing engage userに必要なコアアクション

growing engage userとは、コアアクションを行なうユーザーを増やす事と定義されています。コアアクションとは、それがなければ成り立たない、サービスの根源を司るアクションだそうです。

具体的には、Facebookのフレンディング機能、pinterestのピン打ち機能、Snapchatのsnaping、YouTubeではSubscibing(チャンネル登録)がコアアクションにあたるそうです。

コアアクションは、数が増えれば増えれるほど価値が増すアクションであり、コアアクションをサポートする機能も重要になってくるそうです。

4.コアアクションに関して重要な事とは?

コアアクションに関連する項目ではマジックナンバーがあります。マジックナンバーとは、twitterで初日に5人以上をフォローするとかFacebookで10人の友達を作るなど、コアアクションを起こすことで継続率が上がる魔法のような数字があると言われています。コアアクションによって引き起こされるマジックナンバーがどのような数字か抽出する一連の流れを掴むのもこのフェーズでの重要な事項のようです。

また、このレベル1において重要なのは正しいコアアクションをしているかが大事であり。コアアクションの伴わないユーザー数の増加は意味がないという事になります。つまり、FBやtwitterのアプリダウンロード数が増えたとしても、友達を作らない、フォローしないユーザーを増やしても無意味という事なのでしょう。

ここで重要になるのが、コアアクションを行なうためのモチベーションとアビリティだそうです。コアアクションを行なうことの容易さと正しい動機づけを用意する必要がある事になります。早い段階で価値を正しく理解してもらう事がコアアクションを行なってもらうための鍵となるようです。

ですので、プロダクトのコアアクションを何にするのか?どうやってコアアクションを促していくのか?がこのレベル1では重要になるという事になります。

如何でしたでしょうか?次回はレベル2のretaining userについての説明をしていきたいと思います。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?