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シリよろリターンズ解説〜Hierarchy of Engagement その2〜

その1に続いてHierarchy of Engagementの解説をします。今回はレベル2についてです。レベル1の説明をしている、その1はこちらをご覧下さい。

朝倉さんのVoicy本編は以下になります。

1.retaning userに必要な2つの要素

レベル2のretaning userとは、レベル1のコアアクションをとってもらったengage userを維持拡大するフェーズになります。

そのために必要な2つの要素が以下です。

・Accruing Benefit

・Mounting Losses

Accruing Benefitとは、使えば使うほど便利になる機能の事、Mounting Lossesは、使えば使うほど離れにくくなる機能だそうです。

2.レベル2での成功例

レベル2での成功例としては、EvernoteとPinterestが上がっています。Evernoteでは、noteの作成が増えれば増えるほど情報のストックが増えていくためなかなか離れにくくなる。Pinterestも、ピンを増やせば増やすほど検索性が高まるとともに、ストックも増えていくため利便性が向上することが実現出来ていたためという事なのでしょう。

これを言い換えると、サービス利用開始時が最も使いづらい状況で、頻繁にアクセスして使い続ける事によって利便性が向上する。それだけだはなく、ユーザーのアイデンティティやストックが増える事によって他へのスイッチングの意欲を削ぐ。そのような機能が必要という事ではないでしょうか?

3.匿名サービスのレベル2での失敗例と成功例

SecretやYik YOKといった匿名サービスには、レベル1のengege usersを獲得する機能は備わっていたけれども、レベル2の部分では不十分であったため失敗に終わったそうです。(すみません。このサービス2つとも知らないので何がわるかったのかはわかりません)

同じ匿名サービスでも、Twitterは成功例としてあげられておりAccruing Benefitは、新しいフォローとフォロワーを増やす行為であり、Mounting Lossesは、フォローグラフなどのアイデンティティへの蓄積が生まれるため同じ匿名型でもレベル2をクリア出来たと説明されています。


ここで重要な事は、一旦熱狂して使い始めたユーザーを出来るだけ高い確率で利用させ続けるには、この2つの仕掛けが必要だという事になるという事ではないでしょうか?

本編の中では、PMFとengagementがどのレベルで判断するべきなのか?といった議論のなされていますので、関心のある方は是非聞いてみて下さい。

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