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判断を保留するということ

モヤモヤをモヤモヤのままにして置くのも悪くないって話をしていて気づいたこと。

今日は経営する会社の設立記念日だ。
だから少し書き残しておこうと思う。

私は日頃から白黒はっきりつける。yes/noやor的な判断なんかは瞬時だ。銀行や顧問税理士など経営に関する重要な判断を求められた時も即決する。

保留する場合は、他者に同意を取る必要があったり意見を考慮しておかなければならないような場合だけだ。
そんな時でも私の答えは決まっている。

相手にしてみれば「大事な決断」シーンらしいのだが、判断後の想定もいくつかできていて、全て想定内になるから、即決できる。だからよく驚かれる。

ご飯を選ぶ時も決め兼ねてる時は、店員さんを呼んで、到着までを制限時間に仕立てて、定員さんを待たせることなく注文するようにしている。

けれど内省が大好きなのだ

そんな私だが、実は内省が大好きだし、答えのないことを考えるのが好きらしい。目的のない雑談も好きだし、いつまででも話し続けられる。

プロジェクトだったり、集団の中で何かを決めたりしなくちゃいけないような時には、さっさと決める。それほどじっくり考えても変わりないような事柄の場合が多いからだ。

周りから、タスクをこなすのが早いとか得意そうとかそんなことばかり言われるもんだから、てっきり自分でもそう思い込んでいたけど、そんなことはない。

今の自分はそういう時間配分で生きようと決めているだけだし、プロジェクトのような目的と期限が決まっているものはちゃっちゃと片付けているだけだ。

ちょっと先の未来

最近、ちょっと先の未来について考えることが多くなっている。子育てと仕事でいっぱいいっぱいだった自分が2年前の息子の高校進学と同時に子供たちの手が離れ、どっぷり自分の時間ができた。同時に経営者になったことで、誰かの意思に追われて仕事をすることがなくなった。

しばらくは、時間の過ごし方がわからなくて、前と同じように動き続けてきたのだけど、コロナ禍でフルリモートになって、一緒にはたらくメンバー達のテンショに触れることが少なくなってから、ゆったりとした時間が流れ始めた。

そして最近は、経営に集中するための時間を過ごさせてもらえている。やりたいこと、やったらいいことを模索して、ビジョンやミッションを考え、分析分解したり積み上げたりしながら、知見のないことは本や人と会話を重ねる。

そうやって外の刺激をうけながら、目の前の取り組みを少しずつブラッシュアップし具体化をしていく。そろそろ行動を起こせる状態になってきた。ここまでくれば信頼できるメンバー達が動いてくれるのだ。

あとは自走するまでしばし並走して、方針や方向性を伝え続けるのが私の役割だ。

今日は設立記念日。
経営者を承継して2年半。
あと2ヶ月で、自社初プロダクトのリリースだ。

研究したい

時々、社会について、答えの出ない問いの答えを紡ぎだそうと、本を読んだり誰かと会話したりしながらひたすら考えている。そうやってるうちに、私の好きな時間はこれだなぁーって思った。想像もしていなかったけどこれだった。

何か見えないものを紐解くこと。答えを急がないこと。なかなか解けない問いをずーっとひたすら考えていけるなんてサイコーだなって、今日初めて思った。

50歳で社長を退任する。
これは既に決めていることだ。

その先のありたい姿をふんわりと自分勝手にアウトプットしているところ。これがサイコーに心地いい。まだまだ決めない。どんどん新しい方向性が見えてくる。

じつのところ、判断保留が大好きだ。

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