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家族間で宗教が違ってもいい。


先週水曜日は、お釈迦様の話をしたので今日はイエス様のお話。


日本では、宗教と政治の話題はタブーという暗黙の了解がありますよね。

でもここ、韓国は違うんです。

「教会通ってる?」と、サラーっと天気の話をするように聞かれます。


教会もいたるところにあります。夜は十字架がライトアップされて綺麗だし、クリスマスの時期にはピッカピッカのライトがまぶしいです。

教会の規模も、何百人も収容できそうな大きな教会から、ビルの一室を借りている小さな教会まで、さまざまです。

私の家の徒歩10分以内にも、教会が五つも。

日曜日の朝なのに背広やワンピースを着て洋服を着て、聖書を片手に歩いている方も見かけます。


あと、これまた、驚いたのは宗教のケーブルチャンネルがあること。

調べたら日本にもあるみたいですね、宗教関係のテレビ。私は日本で見たことがなかったので、韓国で初めて見たときは衝撃的でした。

説教している牧師様や、おばさんコーラス顔負けに讃美歌を歌っている女性が映っていました。生放送です。


ではここで私の親戚の話し。

義理の姉はバリバリのクリスチャンです。マリヤ様を信仰しています。

聖歌隊もしているし、家にはマリヤ様の置物だらけ。

食事の前には必ずお祈りしています。(この習慣はとても良いと思う)

なので義理の兄も否応なしにマリヤ様を信仰。


ところがです。

5年前に甥っ子が結婚したのです(義理姉夫婦の子供)が、その相手が同じキリスト教でもプロテスタントのほうだったのです。

(信じる宗教が違っても結婚しても大丈夫らしい。)

義理の母が亡くなった時、甥っ子とそのプロテスタントのお嫁さんがお葬式に来たけれど、そのお嫁さんチャレ(亡くなった人に礼すること)しませんでした。

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画像はお借りしました。

チャレってこんな感じです。


一人だけしないから、その場の空気も凍り付いたよね。

どうやらプロテスタントはなくなった人に対して、チャレをしてはいけないらしいです。

隠れキリシタンが踏み絵を拒否している感じだわ。

でも義理の母にやれと言われてもやらないなんて、鉄の女だ、強い。

私だったら、空気読んじゃうから、形だけでもと思ってすぐやっちゃいますけどね。(自分軸がすぐ揺らぐタイプ)

その後の嫁姑関係は悪くはなく、良好で、子供も産まれました。(基本義理の姉は良い人)

お嫁さんに後で聞いたら、宗教が違うので困ると言っていました。

子供はどうするのかなぁ、お父さんとお母さんの宗派が違うって子供としては戸惑うよね。

宗教戦争は国同士だけにしてほしいものです。

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