これで良かったのか？

うーーーーーんとモヤモヤする気持ちと、
及第点でしょう！って自分を褒める気持ちと、
わたしが悪いと思う罪悪感が
わたしの心の中に入り混じっている。

4月、新入職いたしました。

回復期の病院で、無事理学療法士として働くことができている。
同職の同期が10人もいて楽しいな〜というところ。

同じチームに配属された子は、日本酒好きの一個下の男の子。遠い地元から、入職と同時に1人でこっちに来たと言っていた。
彼の自己紹介を聞いた時から、これは飲みに行くしかないな！という気持ちのもと、4月の2週目には飲みに誘ってた。
シフト制勤務だからなかなか休みが合わなくて、結局飲みに行けたのは昨日。
しかも業務後研修終わりの21時半スタートという限界社会人ムーブをかまして彼との飲みが始まった。

飲みは本当に楽しくて、24時超えてもどんだけ飲んでもなぜかお互いに酔わないし元気があった。

普段敬語で話す彼がだんだんタメになって、同期と仲良くなれて嬉しい。
まだ飲めちゃうな〜飲みたいな〜と言いながらカラオケ二次会に行くことが決定した。

コンビニで缶を買うとき、彼が氷結無糖を取ったのは軽率な奇跡を感じた。
本当に自分も氷結無糖が大好きなので。
やっぱりわたしたち仲良くなれる！！！！とテンションがあがった。
チャミスルも2人分買って、カラオケに向かった。

カラオケでは歌いつつ、ずっと話してた。
5月の飲みの予定も決めた。
途中から彼の雲行きが怪しくなって、
あれ？あれあれ？？？と思い始めたけど。

というのも、距離(物理)を詰めてきたり、
「一人暮らしって人肌恋しくならん？」という会話始めたり。
(わたしたちは4月に一人暮らしを始めた勢だった)
彼の方が酔っていたし、ちょっと怪しい流れに呑まれたくなくて、ひたすら歌って話していたんだけど。

だめだーーーーーーという展開。

手繋がれて、ハグされて、首や耳にされて。
ハグまでは、ああ1人でこっちに来て相当人肌恋しいんだなわたしの胸貸してやるよよしよし、くらいの感覚だった。わたしも酔ってたらしい。
それでも、顔は拒否したし、口はだめ？ほっぺもだめ？と聞いてくる彼に
「わたしら明後日には職場で会うの。いいと思う？だめだよ」とずっと話していた。

そんなこんなでカラオケを出て、駅に向かった。
彼の最寄駅で飲んでたけど、まだわたしの始発ないし彼が1人で帰れるか心配で(駅に近づく毎に彼が子犬に見えてきたのもある)、彼の家まで送ることに。

家に着くまでの20分もずっと話してた。
朝日がとても綺麗だったな。

アパートの入り口でじゃあねと言いかけたのに、一悶着あって、家の中まで上がってしまった。
ここも反省ポイント。
基本的に押しに弱いのがバレてしまっている。

些細な理性として、タイマーかけるからね、と30分のをかけて彼の部屋に上がった。
バッグも下ろさず、上着も脱がず、教科書とか写真とか見て感想を言っていた。
ただ、ここは彼のテリトリーなわけで。
事に及びそうな流れになってしまった。

キスをされた時、彼の顔を止めて
「こういうことするんだったら、どっちかにしてほしい」とわたしは言った。
「曖昧なのは嫌だから」と。

彼は、戸惑っていた。
酔っていたし、できると思ったのかもしれない。

結局、わたしは「5月の飲みで教えて」と告げて彼におやすみとまた明後日を言った。

滞在時間は15分。
自分の煮え切らない行動に反省し、言動に不安を覚えながら帰った。だけど、今まで流されてきた自分にしては及第点だったと思う。

それに、ワンナイトしてもいいことなんてない。
きっと酔いが覚めたら彼も後悔する。
自分の頭に響く警笛に従ってよかった。
ありがとう、自分の理性。

ここで反省。

流されすぎている。
押しに弱いタイプすぎて、結局全ての流れに乗ってしまった。
カラオケに行く、家に行く、とか。
手を繋ぐ、ハグをする、とか。
行為も行動もわたしがはっきりノーと言っていれば、彼はやめてくれたはずなのに。


最後まで自分の意思保てずに行動しちゃうのは良くないし、いけると思われて当然だったのかな。わたしも悪かった。

自分の言動にも注意が必要だった。
どっちつかずなことばかり言ってたし。

基本的にわたしはチョロい。人とくっつくのが好き。
友達と手繋いだり腕組んだりして歩くし、隣に座って触れられると大方嬉しくなってしまう。
酔っていると尚更行動に移してしまう。
今回は本当に何もしなかったけど！ずっと歩くとき自分の腕組んでたし！彼がいる方の手でマイク持ってたし！

「酔ったらどうなる？」って話したときに、そういうことも言ってしまったから、あっちからしたら思わせぶりな態度だったんだろうか。

そしてモヤモヤ。

サシ飲みはそういうことなの？
カラオケに行ったらそういうことなの？

友達にはなれないの？

でも最後まで理性を持った、行為の主導権は渡さなかった自分を褒める。
相手より酔わなかった、自分の強さを褒める。