モモちゃん

脱サラ農家 量販店でバイヤーとして各地の生産者さんと関わる中で、ちょっとした工夫で売上…

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脱サラ農家 量販店でバイヤーとして各地の生産者さんと関わる中で、ちょっとした工夫で売上は上げられる事を今度は生産者の立場で実践していきます。

最近の記事

国家権力には無力です。

先程交通取り締まりで捕まってしまった。 どこにもぶつけようもない悔しさと不条理な思いをここで発散させてください(涙)  なんでもない田舎道、交通量も多くないから普通に走ってたら、パイプ椅子に座ってる人の気配が視界の端に入った。  うっ、ネズミ取りか!と気づいたときには警官が『こちらへどうぞ』していた。  そんなスピード出してないし、納得できないし、寒いし、イライラしてしまった。  「運転手さん、速度超過ですね」  「いや、スピード出してなかったよ」  「いや〜出てたんです

    • 捨ててたものがお金に変わった  その⑦-4

      ④販売期間を伸ばす。  スーパー3店舗のお陰で、廃棄予備軍を大幅に減らせる見通しが立ちました。  しかし観光直売主力のシャインマスカットが収穫適期を逃しそうになってきました。  収穫適期を逃すとどの作物でもそうですが、味が大幅に落ちます。ぶどうも例外ではなく、最後は、もうみんなコタツでミカン食べてる時期にたまたま寄ったお客様に格安で販売する。まあそれも悪くはないのですが、貯蔵性の良いシャインマスカットは、収穫適期に定温貯蔵庫に入れて2・3ヶ月後に良い状態で販売できるのです。

      • 捨ててたものがお金に変わった  その⑦-3

         ③進捗に応じて販売先を増やす  スーパー2店舗での販売を始める前に、それぞれの店の責任者さんと打ち合わせです。  まず売場の場所とスペースの確認。 これで売上がある程度決まります、というよりこちらに課せられた売上予算のようなものです。  打ち合わせにの結果、去年まで販売してた標準規模の店は、平均日販2万円。  新たに始める大型店は、3万円から始めよう、という事になりました。合わせて平均5万円、2ヶ月販売できれば300万円の売上が達成できる土台ができました。  あとは持ち込

        • 捨ててたものがお金に変わった  その⑦-2

          ②販売店舗を絞り込む  目標売上を達成出来そうな店舗で販売できる事に集中する為に、その他の販売先への出荷はやめる事にします。  前年まで出荷していたお店は、単独の直売所1店舗と、チェーン展開している直売所運営会社の5、6店舗。それとスーパー1店舗。  今シーズンはスーパー2店舗だけに絞り込みます。 メリットとしては、配送コストが減る事と、直売所はスーパーより手数料率が高かったので売れれば収益率がアップします。  デメリットは、スーパーでコケたら来シーズンの売り先をいっぺんに

        国家権力には無力です。

          鼻で笑われた話

          脳内出血で入院して、出血した血液は次第に消えて運動神経も回復。  1ヶ月後退院する前に、切れた血管はそのままなので、またいつか切れるかもしれない。でも開頭手術はできない場所なので、切れない事を祈って生きてくか、ガンマナイフで血管を除去するか。と、先生から話があったのです。  オッサンだけどまだジジイじゃないし、出来れば爆弾を抱えて生きたくは無いので、そのガンマナイフ治療ってのを希望しました。  当時はその治療法はまだ珍しかったらしく、県内で唯一治療が出来る病院に紹介状を書いて

          鼻で笑われた話

          白衣の天使のささやき

          20年ほど前に脳内出血で救急搬送されました。 あの出血する瞬間の感覚は今でも覚えてます。  頭から顔、首、両腕、胴体、両足の順に、なんか冷たい波のようなものがサーと広がっていく感じ。もちろん初めての感覚だから『何?何?これ』って思ってたら立っていられなくなって崩れ落ちたのです。幸い人がたくさんいる状況だったのですぐ救急搬送されました。  病院に着くと、管だらけにされて、ICUに入れられました。  詳しい検査は翌日という事で、その日は絶対安静状態になりました。体は右半身不随で

          白衣の天使のささやき

          捨ててたものがお金に変わった   その⑦−1

           スーパーでの委託販売を始めて、『捨てるものをゼロにする』方法が見えてきました。  ぶどうの販売期間は約3ヶ月、観光直売をしながら、更に今まで無駄にしていたものを効率的に販売していくためには考え方を変える必要があると思ったのです。  それまでは、観光直売で売れなかったものや、売れそうにないものを、直売所などに持ち込んでたわけです、そこには計画性は無いし、いわば『在庫処分』的売り方なので、お店にも失礼だし、売れればラッキーみたいな運任せ。これではいつまで経っても変わりません。

          捨ててたものがお金に変わった   その⑦−1

          有機野菜ってどうなの?

           なんか昔の2ちゃんねるみたいなタイトルですが、有機野菜とかオーガニック食品とか、気にされてる方もいると思います。  じゃあ有機とかオーガニック野菜って味はどうなの?美味しいの?  体によくてもあまり美味しくないならね〜…  私の意見は、有機栽培の農産物は 美味しいです!  有機野菜だけ食べると「ああ美味しいね」です。有機じゃあない野菜を食べると「ああ美味しいね」ですが、2つを食べ比べるとその差は歴然である事に気付きます。  以前長野県の標高が高いところでレタスを作ってい

          有機野菜ってどうなの?

          今日のがっちりマンデー

           今朝放送したがっちりマンデーで紹介された、元金融マンでネギ会社社長はスゴイ人でしたね。  新規就農して3年で、年商3億円でしたっけ? しかも大手スーパー いなげやさんと直接取引をしているようでしたね。  最初の2年は、量を生産する事に重心を置いて、3年後から、味の差別化を追求したのだそうです。 放送の枠が短すぎて、もっとちょっと詳しく見たかったですね。  昔、野村証券の支店長が「農家に投資する第一条件は、その品目を捨てる程大量に作っている事。」と言ってた事を思い出しました

          今日のがっちりマンデー

          捨ててたものがお金に変わった  その⑥

          数年後、近所のスーパーと委託販売契約し、初めてスーパーへの出荷を始めました。  その店はぶどうを出荷する人はいないので独占状態です。  商品の特性上、地元野菜コーナーではぶどうは陳列しにくいので、ぶどう売場の一部分に並べられるようにしていただけました。  その店で仕入れたぶどうの隣に並べるわけなので、商品化を店のものと同じようにしました。  あまりにも適当な商品化では異物感が出てしまいます。  よくスーパーでひとつだけやたら量の少ない豚小間切れ肉とか、やたら薄い鯛の柵とか、

          捨ててたものがお金に変わった  その⑥

          実はお宝だった小さい人参

           20年以上前の話ですが、私が勤めていたスーパーの直売コーナーに人参を持ってきてくれる農家さんがいました。  農家さんと言っても、法人化されており地域でもかなり大規模に経営されてて、当時年商3億円位の株式会社です。  そんな規模の法人がスーパーの直売コーナーに参加する?と思われますが、出店に際し私が生産者さんを集める為にその方にもお願いしたというのもありますが、その時その県に3店舗目の出店だったので、その社長さん(鈴木さん:仮称)に後で聞いた話は「将来的に県内店舗で直接取引す

          実はお宝だった小さい人参

          量販店とはどう付き合う?   その④ー最終

           △△商事さんの帳合いという形で、スーパーへの販路の骨格が出来ました。あとは肉付けをして望ましい形に近づけられればいいのです。  大事な決め事   価格  です。 “価格” 生産者にも販売者にも消費者にも重要な要素であり、価格によって取引が増える事も無くなる事もあります。  消費者は安いに越したことはありません。  生産者は高い値段で出荷したい  販売者はというと、高過ぎたら売れないし、安ければ売れはするけど、安すぎると単価が上がらず売上は下がることもあるので、妥当なとこ

          量販店とはどう付き合う?   その④ー最終

          初めてフォローされた。嬉しいものですね♪その方の記事を読ませていただくと、書けそうな記事のテーマが沢山あります♪あーこういう風に枠が広がるんだ〜と感じました。フォローありがとうございました。

          初めてフォローされた。嬉しいものですね♪その方の記事を読ませていただくと、書けそうな記事のテーマが沢山あります♪あーこういう風に枠が広がるんだ〜と感じました。フォローありがとうございました。

          量販店とはどう付き合う?   その③

          では、ちょっと解決策を考えないといけない課題について。 (4)受注方法は? これが一番厄介な課題です。 逆にこれさえクリアできれば残りの課題もすんなり解決します。 スーパー側が望む受注方法は、『EOS発注』  Electronic Ordering System です。よくコンビニでアルバイト君が首にかけたタブレットにピッピやってるあれです。  店で売っている商品ごとに決められたリードタイムが設定されており、数量を入力すれば、その数が納品日に運ばれて来る、というシステムで

          量販店とはどう付き合う?   その③

          noteを始めて半月

          noteを始めて半月経ちました。  始めたきっかけは、チャンネル登録してるYouTubeチャンネルで、私の息子くらいの若い人が言ってる言葉に影響されたのです。 私がその人くらいの歳の頃は遊ぶ事しか考えてなかった気がします。今の若い方々に教わる事が実は多いのだと改めて感じます。 「空いた時間でネットビジネス」 よく見聞きしますが、私のようなアラフィフには無縁の事として遠ざけてましたが、その方の言葉に従って始めてみました。  さて、何書くか。物語は無理だし、日記的なものを書

          noteを始めて半月

          量販店とはどう付き合う?   その②

          まずは担当バイヤーさんに話を持ちかける、その理由は、バイヤーさんという職位につくとなぜか人から持ちかけられた案件はあまり気乗りしないのです、でも自分が見つけた案件は大事にする。  バイヤーの役割は、「売れる商品を探す」「売れる商品を作る」「売れ筋商品を補充する」ですが、青果物の場合「探す」と「補充」が現実的な業務です。  なので、今回の『小松菜通年安定供給』はまあまあの案件です、あとは先客(同じ取引体制が既にある)がいない事を祈ります。  で、アポを取るわけですが、その会社の

          量販店とはどう付き合う?   その②