書き出し小説
『8分間の二度寝のために生きている、そんな気がしていた27歳。』
『「絶対虫刺されだよ。」そう言われてから痒みが出始めた』
『21時から24時は実質1時間らしい。』
『「歯磨き粉にフローラルな味つけたん誰?」それが初めて聞いた彼女の声だった。」
『魚の骨が刺さった、二の腕に。殺される、と思った。』
『知らない人のお墓の前で泣いてしまった。「そこに私はいません」と、真顔で言われている気がした。』
『なるべく小さめのダイニングテーブルを探していた。』
『トイレがない。必要がない。』
『「自由に書いてみてください」と言われ、真っ暗な紙を渡された。』
『真っ赤なガタガタの椅子に座っている。』
『下まつげが全くない人が目の前にいる。』
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