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【8x9通信】2023年1月号

こんにちは、神戸・西宮・大阪・姫路にある現役エンジニアが教えるプログラミング教室、ハックです!2023年になりました。今年はどんな一年になるでしょうか?なるべく明るい未来を描いて、目標を立てて頑張っていきましょう!私の今年の目標は、「notionを極める」「女子旅をする」です(^^)v
それでは、今月の【8x9通信】をお届けします!

お知らせ

レッスン見学を再開しています。
各校により、開催曜日など異なりますので、詳細は教室前の掲示で確認するか、LINEにてお問い合わせください。

初級Ⅰコース

《レッスン内容》

2022年12月は前半週にIchigojam(イチゴジャム)で「お掃除ゲーム」を作りました。BASIC(ベーシック)というプログラミング言語で動く子ども向けのボードコンピュータです。Scratchや8x9Craftとは違いテキストでコーディングするテキストプログラミングになります。コーディングー実行ーデバッグを繰り返してプログラムを作り上げます。

後半週はmicro:bit(マイクロビット)でシンプルなインベーダーゲームを作りました。イギリス発の教育向けのマイコンボードです。タテ・ヨコ5x5のLEDと2個のボタンスイッチのほか、加速度センサと磁気センサ、無線通信機能を搭載しています。コードの量が多く、時間内に作り上げるためにはかなり集中して頑張る必要がありました。

《狙い・成果》

IchigoJamとmicro:bitとどちらもボード(基板)を使ったコンピュータです。パソコンやスマホと違い、電子部品の載ったボードでプログラミングが動いて楽しむことができます。子どもにとってはコンピュータを自分で動かしている実感が湧くデバイスになっています。
今回はプログラムもいつもより分量を多めにし、なおかつイチからプログラミングして作るようにしました。集中してコーディングしないと時間が足りなくなる程ですが、プログラムが完成してゲームが動いた時の達成感は格別です。レッスンを受けた子どもは作り上げたプログラムがうまく動き嬉しそうにしています。自分で作り上げる面白さを感じるレッスンとなりました。

初級Ⅱコース

《レッスン内容》

12月と1月は、2か月かけてScratchでカードゲームを作ります。お正月に家族のみんなと遊んでもらえるようなゲームを作ることが目標です。
今回は、設計書は用意されており、スプライトなどの部品もあらかじめ用意してあります。いかに設計書通りに、正しくプログラムを作りこんでいくかが問われます。設計書通りに正しく動くプログラムが作れたなら、そこからはカスタマイズで個性を発揮してもらいます。
前半である12月は、Scratchのリストの使い方から学びました。

《狙い・成果》

今回はお客様から依頼を受けそれにあった設計書をシステムエンジニアの先輩が設計書を作成しプログラマーであるみんながプログラミングするという設定でレッスンを勧めました。
設計書通りに作って終わりではなく設計書の通りに動くかどうかテストします。うまく動かない場合はどこが悪いのか検証し、修正しまたテストというようにPDCAサイクルを行ってもらいました。
プログラムのブロックは一緒でも設定している数値が違うだけでバグになります。
バグが出ているところを確認する方法や修正方法などプログラムを作る以外に必要なスキルを身に着けてもらいたいと考えています。

中級Ⅰコース

《レッスン内容》

1)ブロックプログラミングからテキストプログラミングへの移行を主目的とした「基礎編」は慣れ親しんだ8x9Craftで学びます。
2)次に基礎知識を応用やテキストプログラミングならではのテクニックを学ぶ「応用編(共通)」をp5.js(OpenProcessing)で学びます。
3)テキストプログラミングで出来ることをしっかり学んだあとは「応用編(選択)」として、選択制で数学、アート、音楽、ゲーム、ホームページ、便利ツールなどのさまざまな分野でのプログラミング・コンピュータの応用・活用を経験していただけます。

《狙い・成果》

※中級Ⅰは初級とは違い、基本的に期間毎の内容の区切りはありませんので、以下は通年の中級Ⅰ自体の狙いと成果となります。
本格的なプログラムをつくるためには、やはりテキストでのプログラミングが必須になってきます。ゲーム・アプリ・業務システム・科学技術研究・ホームページ・その他のIT技術活用やコンピューティングなどのプログラムは、それぞれの用途目的に適した英語ベースのテキストプログラミング言語でプログラミングをします。
中級Ⅰでは、将来、どのようなテキストプログラミング言語を使うことになっても対応できるような、テキストプログラミングの基礎・本質を身につけることを目標にカリキュラムを定めています。
まずは、初級のブロックプログラミングで学習したプログラム3大要素「順次処理」「繰り返し」「条件分岐」を、改めてテキストプログラミングとして学びます。8x9craftならではの「同じ目的を、違うプログラミング言語で実現」を活かして、「あ!英語(テキスト)になったからと言っても、ブロックプログラミングとプログラムの流れは変わらないのか!」という感覚をしっかりと体験します。
その後、さらに本格的なプログラミングの文法や考え方を実践を通して身につけていきますが、淡々と教科書通り的にやっていくのではなく、1つ1つ本質を捉えて問題解決に取り組むカタチになっており、1つの課題に何時間もかかることもありますが「仮説と検証」「Try&Error」をたくさん経験し、根気よく粘り強くやれば必ず問題は解決できることを身につけ、チャレンジすることを恐れない心を育んでもらえるようにしています。また、プログラミングなどの制作作業はチームワークが大事になってくることなどを伝え、コミュニケーションの大事さをプログラミングを通して学びます。これはきっと将来プログラマー以外のお仕事にも活かされていくと考えます。


中級Ⅱコース

《レッスン内容》

【西宮北口校 照井・森本クラス】
西宮北口教室の中級2クラスでは、担当講師である森本がWEB系のフロントエンド構築とデザイン全般を仕事としていることもあり、2022年2月からWebサービスやWEBサイトのフロントエンド構築に必要なマークアップ言語であるHTML5・CSS3の学習をしてもらっています。
2022年10月からはバックエンド構築によく使用されるPHP言語の学習を照井講師と並行してすすめ、WEBシステム構築に必要な知識とスキルを効率よく身につけてもらえるようなカリキュラムとしています。
2023年以降はこれまでの学習で身につけてもらったことを自作のWEBサービスやWEBサイト作成課題として取り組んでもらい、発表できる作品としてアウトプットする段階に進んでもらう予定です。

《狙い・成果》

《狙い》
ゲームやシステムを作るのに必要なプログラムですが、それだけでは完成しません。ボタン操作の使い勝手や画面の見た目に対するクオリティが求められます。
その部分に対応する分野がフロントエンドになり、パーツ配置や配色・画面バランスをテキストコーディングで整える必要があります。
どんなに優れたプログラムも、インターフェース(画面構成)が使いづらければ不採用になります。自分で作るプログラムやWEBサービスを第三者に使いやすく提供するためにはフロントエンドの観点からどうすれば良いのか?という意識と感性を持つことが大変重要です。
西北教室の中級2コースでは、プログラムの実装はもちろん、それを見せるユーザーインターフェース(UI)やユーザビリティ・アクセスビリティまで考え、UIデザイナーと同等にコミュニケーションが取れる人材育成を狙いとした指導をすすめていきたいと考えています。
《成果》
8x9通信の10月号にも書いておりますが、学習を始めた数ヶ月後には生徒たちが「学校で使うWEBサイトを僕が担当するよ」、昨年秋には「クラスの文化祭イベントを案内するWEBページ、俺が作ることになってん」などの報告を受け、うまく役立ててくれていると感じています。
「今まではとりあえず指定範囲をコピーペーストして使っていたフロントエンドのコードも、意味がわかってきた」などの声もあり、嬉しく受け止めております。
《今後の展望》
マークアップ言語やプログラム言語は、日々進化しています。
中級2で学習してもらっているCSS3ではこの数年のバージョンアップで、さまざまな動的処理や関数にも対応できるようになってきました。
西宮北口校中級2コースで学んでもらっている生徒さんにはフロントエンド、バックエンドの理解を深め、時代と目的にあったコーディング技術を使い分ける選択眼をどんどん磨いていってもらいたいです。

【この記事を書いた人】

大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。

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