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【8x9通信】2023年4月号

こんにちは、神戸・西宮・大阪・姫路にある現役エンジニアが教えるプログラミング教室、ハックです!
4月になりましたね。ご入学、ご進級おめでとうございます!新しい学校やクラスで子供たちは意外と精神的に疲れちゃうかもしれません。ご家庭でしっかりケアしてあげてくださいね。
それでは、今月の【8x9通信】をお届けします!

初級Ⅰコース

《レッスン内容》

2023年3月は前半週にIchigojam(イチゴジャム)で「川くだり」ゲームを作りました。Ichigojamは、BASIC(ベーシック)というプログラミング言語で動く子ども向けのボードコンピュータです。Scratchや8x9Craftとは違いテキストでコーディングするテキストプログラミングになります。コーディングー実行ーデバッグを繰り返してプログラムを作り上げます。

後半週はmicro:bit(マイクロビット)を使ったレッスンでした。micro:bitはイギリス発の教育向けのマイコンボードです。タテ・ヨコ5x5のLEDと2個のボタンスイッチのほか、加速度センサと磁気センサ、無線通信機能などを搭載しています。今回は、明るさセンサーや加速度センサーを使ってゲームを作りました。

《狙い・成果》

<月前半 IchigoJam 狙い>
・キーボードの使い方を知る、記号の打ち方を学ぶ。
・文字を決められたルールで書くと、
 コンピュータに対して命令できることを学ぶ。
 (BASIC言語を使いました)
・改造するために書き換えをして、書き換えたコードに応じて、
 ゲームの動きが変わることを学ぶ。
<月前半 IchigoJam 成果>
 
コードの意味までは理解してませんが、コードを一定の規則で書くと、
 プログラムを正しく動かすことができることが実感していただけたかと、
 思います。

<月後半 Micro:bit 狙い>
・パソコンで作ったプログラムで、Micro:bitを動かすことができること、
 また、光、加速度などの自然環境から取得した情報をプログラムで、
 使うことを学ぶ。
・文字を使ったテキストのプログラミングを体験する。
・乱数の使い方が分かる。
・光センサー、加速度センサーを使ってみる
・変数と条件分岐の使い方を知る。
・眠い顔・笑い顔・おこり顔などの擬人化されたLED表示について、
 記号ならびにデザインの意味を感じる。
<月後半 Micro:bit 成果>
 パソコンの画面の中だけではなく、Mirco:bitで、現実世界の、
光や、加速度をプログラミングで、測ったり、利用したりすることで、
プログラミングの楽しさ、面白さを味わっていただけたかと思います。
 また、文字を使ったプログラミングを体験して、
人とコンピュータがプログラミング言語で対話することを、
イメージしていただけたかと思います。


初級Ⅱコース

生徒作品

《レッスン内容》

2月と3月は、ピクトッチというプログラミング学習環境を用いたレッスンでした。ピクトッチは「ピクトグラミング」シリーズの一つで、Scratchのようなブロックを用いてピクトグラムを作成するプログラミングツールです。
後半レッスンである3月は、ピクトグラムの体の一部を動かして図形を描く「ピクトグラフィックス」を作成しました。

《狙い・成果》

「ピクトグラフィックス」は、ピクトッチの実行画面にでてくる棒人間にペンを持たせて図形を描くスタイルで、一般的には「タートルグラフィックス」と呼ばれる部類のジャンルにあたります。プログラミングでモノを描かせる手法としては多くのプログラミング環境で扱われており、グラフィックス・プログラミングで必要な記述を身につけることができます。
ここでは、「タートルグラフィックス」に即したプログラミングで色々な図形や模様を描かせたり、前月に習った「ピクトグラフィックス」で棒人間をアニメーションで動かしたりと、どちらも自由に取り組むように指導しています。提出した作品を見ると自分で動きを考えプログラムで実装する力がついているのがわかります。

中級Ⅰコース

《レッスン内容》

1)ブロックプログラミングからテキストプログラミングへの移行を主目的とした「基礎編」は慣れ親しんだ8x9Craftで学びます。
2)次に基礎知識を応用やテキストプログラミングならではのテクニックを学ぶ「応用編(共通)」をp5.js(OpenProcessing)で学びます。
3)テキストプログラミングで出来ることをしっかり学んだあとは「応用編(選択)」として、選択制で数学、アート、音楽、ゲーム、ホームページ、便利ツールなどのさまざまな分野でのプログラミング・コンピュータの応用・活用を経験していただけます。
ーーーー
中級Ⅰクラス3月後半レッスンは、アウトプットレッスンでした。初級Ⅰのころにブロックプログラミングで大人気だった8x9Craft「はっくんビルディング」のレッスンを、JavaScriptによるテキストプログラミングで行いました。

《狙い・成果》

初級(ブロックプログラミング)で実施している内容を、そのまま中級(テキストプログラミング)で実施というのは、「同じことをするの?意味があるの?」という声も聞こえてくるかもしれませんが、実はプログラミングの本質を理解できているかの大事な指標になります。生徒のみなさんはブロックプログラミングでできていたことに対して「もっと上手くできた」「苦戦した」などの結果を受けるのですが、これにより「プログラムの流れの普遍の部分を理解できているか」や「自分自身の実力の把握」をいただくことを狙っています。

写真の通り、見た目も華やかで表面上は楽しいカリキュラムなのですが、見た目とは裏腹に、成果として、しっかりとこれからの学習に活かせる「反省」「展望」を持っていただけたと思います。同時に、中級1で学ぶ基礎の大事さをより感じていただけていると思います!

なお、この「ブロックプログラミングで実施している内容を、そのままテキストプログラミングで実施」ですが・・・簡単そうに聞こえますがじつはプログラミング教材でこれができるものは世界でもほとんど存在しません。ハックが開発した「8x9craft」だからこそできる、とっておきのプログラミング学習メソッドなのです!!

中級Ⅱコース

《レッスン内容》

【西宮北口校 照井・森本クラス】
西宮北口校の中級ⅡコースはでWebシステム開発のレッスンをしています。森本先生が担当するフロントエンドではHTML5とCSS3を、照井先生が担当するバックエンドではPHPをメインにデータベースの操作を学び始めました。フロントエンド、バックエンドともに学習しWebシステム構築ができるようレッスンを進めています。

《狙い・成果》

今回は照井先生が担当しているデータベースに部分についてお話します。データベースとはその名の通り「情報をためておく場所」です。情報を整理し一定のルールにそってデータを保存し、必要に応じてデータを取り出しユーザーが見やすいように表示させます。データを取り出すための手法としてSQL(エスキューエル)があります。SQLをつかってデータの抽出(SELECT)、データの追加(INSERT)、データの更新(UPDATE)、データの削除(DELETE)を行います。SQLの書き方にはルールがあり、そのルールを覚えながら必要なデータを操作できるようSQLの書き方を学習しています。
必要なデータを抽出するためにはどんな条件を設定するのか、そのデータを加工して、データの修正や追加はどうしたら良いのか、課題を解きながらSQLの基本をしっかり身に着けてもらいます。今はデータの保存場所は1か所ですが、今後は複数個所のデータをキーデータをもとに連結させデータを操作するためのSQLを学習していきます。
SQLの操作がある程度できればPHPで用意したWEBページから操作できるよう、PHPとSQLの連携をします。
データとは何か、データの整合性をとって、データを正しく操作していく考え方をレッスンを通して身に着けてもらいたいと思います。
プログラムは自分ごとに落とし込むことが大切だと考えています。今学んでいることは自分の生活のどの部分と関係があるのか、自分だったらどうプログラムで解決するか、そういった考えに自然となるようなプログラマー脳になったら一人前ですね!

【この記事を書いた人】

大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ

大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。notionも大好きです。

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