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転スラのゲルドという豚が好きすぎる件

こんにちは、わたしです。
ゲルドという豚(オーク)が好きすぎる。

ほかのイケメンたちに隠れてしまいスポットライトの当たりにくいゲルドの良さを聞いて欲しく、この記事を書きます。
言語化が得意じゃないオタクの推し語りですが、付き合っていただけると幸いです。

そもそもゲルドとは?

ゲルドは、転生したらスライムだった件(転スラ)という作品に出てくるキャラクターです。

ゲルド(これはちょっと写りが悪い)

転スラは、なろう小説によくある異世界転生モノで、大手ゼネコンのサラリーマンだった主人公が、通り魔に刺されて死亡し、異世界でスライムとして生まれ変わる話です。
スライムは本来弱い存在ですが、主人公は転生する際に様々なチート級のユニークスキルを有しており、それと生来のマネジメント力を持って、様々な魔物が共存する国を作り上げていきます。

ゲルドはそのスライムが作った国で暮らすオークで、街のインフラ整備など力仕事を担っています。

ゲルドのなにが好きなの?

転スラの魔物たちは上位の存在に名づけをされることでより強い存在になります。
中には名付けられたことで見た目が人間に近くなるキャラクターもいます。
そのため、魔物でありながら美男美女が多数出演する作品になっています。

総大将ベニマル
 


シュナ(かわいい)


ソーカ(かわいい)

ゲルドも名前を貰い、オークからオークキングに進化した存在ではありますが、見た目はまだまだ豚感の強いキャラクターです。
イケメンとは離れた存在ですが、彼の魅力はそのバックボーンと、今の心境にあります。

ゲルドの初登場

ゲルドは、ベニマルやシュナ鬼の一族の里を滅ぼしてしまったオークの軍勢の1人として登場します。
オークの軍勢は、魔人・ゲルミュッドの策に乗せられ操られる形で鬼の里を襲いました。
本来のオークは心優しく他の種族を襲うことはしないのですが、オークたちは飢餓という深刻な問題を抱えていました。

オークの族長であったゲルドの父(初代ゲルド)は、名前と食べ物を与えてもらえる条件でゲルミュッドと契約し、自我も奪われ敵味方構わず喰らい尽くす化け物にされてしまいました。

そんなゲルミュッドの策に気づいたスライム(リムル)は、魔王となってしまった初代ゲルドを倒し、自我を取り戻した残りのオークたちを自分たちの街に受け入れることにしました。

リムルの街は既に様々な種族が共存している街で、オークのことも労働を対価に受け入れることにしました。

その中で、魔王となった族長ゲルドの息子に父の遺志と名前をリムルが継がせることにし、今のゲルドが誕生しました。

ゲルドの好きなところ①過去と葛藤してるのに今を全うしてるところ

ゲルドはこうしたバックボーンを抱え、リムルの国にいます。
その国にはかつて不本意ながら自分たちが滅ぼすことになってしまった、鬼の里の生き残りたちもいます。
ゲルドは作中で多くは語りませんが、そうした葛藤を抱えながら、国のインフラ整備という仕事を全うすることでリムルに恩を返しています。

こうしたゲルドの心境が垣間見れると、わたしの情緒はぐちゃぐちゃになります。

ゲルドの好きなところ②子どもに優しいところ

ゲルドは転スラ日記という外伝で、国に住むゴブリンの小さい女の子に懐かれているシーンがよく描かれています。
小さい女の子×それを守護するでかい生き物が尊いのは、義務教育でみなさんFate/stay nightのイリア&バーサーカーを見て履修済みかと思いますが、異種族間のぎこちないやりとりと、段々心を通わせていく過程に笑顔と涙が止まりません。

ゲルドの好きなところ③食に感謝しているところ

転スラ日記では国で農業を行うことになり、住民たち総出で畑作業を行います。
ゲルドの出番は転スラ日記の方が多く感じるくらい、外伝でのゲルドに情緒持ってかれがちだったんですが、自給自足を自分の国で出来るってなった時のゲルドの安堵と喜びに満ちた目をわたしは忘れません。

かつての祖国が飢餓に見舞われ、父が身を犠牲にして子どもたちに食べ物を与えていた姿を見ていたゲルドが、誰も苦しまずに腹を満たせる未来を考えた時の気持ちを思うと涙が止まりません。
今これを電車で書いていますが、ちょっと泣きそうです。

話数が進み、収穫されたトマトを上記の幼女ゴブリンに与えた時のゲルドの表情に心が締め付けられました。
それまでずっと抱えてきたゲルドの葛藤が救われた瞬間はここだったんじゃないかなと思います。
リムルありがとう、ゲルドを救ってくれてありがとう。

ゲルドの好きなところ④映画での表情

先日、dアニメストアで転スラの映画が見放題対象になりました。
それでさっそく見たので、ネタバレにならない程度にストーリーを話させてください。
映画の新キャラはゲルドたちオークの軍勢が滅ぼしてしまった鬼の里の生き残りで、リムルの国で暮らすベニマルたちの良き兄貴分の存在でした。

ベニマルたち生き残りが国にいることをまだ知らない新キャラは、復讐のために物語冒頭で、インフラ整備の仕事中のゲルドたちを襲います。

ゲルドはもちろん応戦するのですが、相手が復讐から自分を襲っていることに気づくと、相手のトドメの一撃を目を瞑り受け止めようとします。

その時のゲルドの姿に胸が締め付けられて息が出来なくなりました…。
え、ゲルドおまえ…死ぬ事で贖罪できると思っているな!!?
まだ、お前はお前自身を許せていないんだな!?
死ぬ事で許されるならそれでもいいと思ってるんだな!!!!?
自身が悲しみの連鎖を断ち切るためにその身を差し出そうとしているな!?許さんよ!!?
ってなって、耐えきれなくなりました。

動揺してしばらく話が受け止めきれなくて、そのあと誰かが助けに来てくれて誤解は解けたんだけど、ゲルドの現実を受け入れる決意の表情に情緒をぐちゃぐちゃにされたから、もうなにも覚えていないです。

つまり

ゲルドっていう男は、自分の過去と犯した過ちと葛藤しながら、リムルや街のために生きる男で、イケメンってわけでは無いけどかっこいい存在です。

最後に一言。
しょっちゅう様々な来訪者が現れるリムルの国で、ゲルドたちが整備した街がしょっちゅう壊されるんですが、それの修復はリムルのつよつよ能力でなんとかならんのですかね?
毎回ゲルド達が必死に直してるのかと思うと辛いです。
リムル、大賢者、何卒よろしくお願いします。

転スラ3期楽しみー!!

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