診断されないまま社会人になってしまったADHD(発達障害)の傾向がある大人の生き方 ~【多動性】とはどんな特性なのか~その7
【多動性】とは【興味関心の幅が広い】と言い換えることができます。
その2でご紹介した【多動性】の特徴はこちらです。
【多動性】
・思い立ったら行動せずにはいられない。
・あざやちょっとした怪我が多い
・貧乏ゆすりや、髪をいじるなど座っている時に動作を行う癖がある
・スケジュール管理が苦手。計画通りに物事を進められない。
その2「そもそもADHDってなんだろう」はこちら
→https://note.mu/katutomo/n/n65517ece7c84
…上だけをみると、あまりいい印象は抱かない特性ですね笑
そもそも【多動性】は単体だけだと、そこまで悪い方向に働かない特性なのですが、
他の【不注意】【衝動性】と加わることで、思いもしない方向になる場合が多いと考えております。
【多動性】+【不注意】
・あざやちょっとした怪我が多い
・貧乏ゆすりや、髪をいじるなど座っている時に動作を行う癖がある
【多動性】+【衝動性】
・思い立ったら行動せずにはいられない。
・スケジュール管理が苦手。計画通りに物事を進められない。
つまり、【多動性】だけではデメリットを発揮する特性ではない、とも言えます。
むしろ、この特性こそが、ADHDの人間が大逆転を起こせる特性だと思います。
こんな話をご存知でしょうか。
行動を起こせる人間は100人に1人。
さらに継続して物事を行える人間も100人に1人。
つまりは0.01%の才能を開花させられる、貴重な特性だと思います。
とはいえ、最初の行動ってADHDの傾向がある人でも難しいです。
だってめんどくさいですもの。
そこで伝えたいのです。
一旦行動してから考えよう。
まずは、動いてから、やってみよう。
じつは、これができるのがADHD傾向のある大人の強みだと思っています。
意外と、大人って知識があるゆえにあれこれ考えて行動できない人が多いです。
そんな中で【興味関心の幅が広い】ので、【行動にうつせる】ことは
色々目まぐるしく変わる現代において、強みと言えるのでは、と考えております。
またスケジュールが守りにくい特性は、逆に自分の中で決めてしまった、確定した事項に関しては動ける場合が多いです。
少しわかりにくいですが説明します。
スケジュールでいうところの10時までに○○をする、はできない場合が多いです。
かんたんに言うなら遅刻しない。遅刻しないなら苦労しないよって位、苦手な人が多いのではないでしょうか。
かくいう私もとても苦手。
これができない理由は【多動性】によって他に気になることができ、気が散ってしまうから。
出かける前にあれやこれやとやることが増えてしまうんですね。
なので、もうリスト化です。朝やるタスクを文章化して貼りだす。
これでかなりの確率でなんとかなります。
また、やったら致命傷になるリストも作ります。
つまり、動作を明確、シンプルにして【多動性】が発動しないようにすればいいのです。
今のは朝の支度の例ですが、人生の優先順位においてこれかなり重要です。大事です。
次は【衝動性】に関して説明をします。
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