何者かになりたい気持ちを手放したら、本当の私が見えてきた
最初にお伝えしたいのですが、「何者かになりたい」という思いを否定するつもりはまっくありません。
むしろ、その強い思いがエネルギー源となり、猛進している人はかっこよくて素敵です。
だからこそ私は「何者か」になろうと焦っていました。
その一つとして、キャリアスクールSHElikes(シーライクス、以下SHE)に入会したけれど、一周まわって「型にはまった何者か」にならなくてもいいんだって腑に落ちました。
それもSHEに出会ったからこその気づきです。
もしもあなたが、以前の私と同じように焦っていたり、もやもやした気持ちを抱えているなら、「何者かになりたい自分」を卒業してみるのはどうでしょう?
ん?どういうこと??と思った、あなた!
ぜひ、このまま読み進めてください。
この記事が、少し立ち止まって深呼吸をするようなきっかけになれば嬉しいです。
※SHElikesとは、クリエイティブスキルを幅広く学び、私らしい働き方を実現するためのキャリアスクールコミュニティです。
1. なぜ何者かになりたいのか?
もし、あなたに「何者かになりたい」という思いがあるなら、それはなぜでしょうか?
私は、アイディンティティのない不安からでした。
周りのみんなが持っている(ように見える)アイデンティティ。「妻」「母」「デザイナー」「ライター」「〇〇会社の〇〇」その他もろもろ。
私はというと、現職が休業になり、「仕事は何をしているの?」と聞かれても上手く答えられず、結婚も出産もしていない。
気を抜くと「何もない私」に陥りやすかったのです。(何もない人なんていないのに!)
だからこそ、心が反応したものはなんでもやっていました。
・SHElikesでライターやマーケの勉強
・メンタルヘルスカウンセリングの勉強
・ダンス&ピラティス
・お料理教室のアシスタント
・転職活動
・SHEキャリアプランナーへ挑戦
・イラスト制作
近況報告を友人にしたら、「いろいろやっててすごいね~」と言われました。確かに、色々やっている。
それでも、これといった肩書きのない自分に対して不安でいっぱいだったのです。
2. 何者かにならないと今の自分が報われないという思い込み
そんな時、「未来が不安で・・・。」という、なんとも抽象的で説得力のない悩みを人生の先輩に伝えました。
先輩は、私の悩みの根源を見抜き、こんな言葉を投げかけてくれました。
「今の取り組みが未来に繋がるかどうかが見えなくて不安なんだね。繋がったら素敵だけど、繋がらなくても別にいいよね?選択の自由は自分にあるのだから…。じゃあもし、想像とは別の道を選んでいたとしたらそれはなんでだと思う?」
…確かに!!
「SHEでの勉強を含め、今の取り組みを活かさずに違う道に進んでいたとしても、それはきっと、新しいわくわくする道へ向かっているんだと思います。」
このやり取りだけで、相当癒されました。着ていたトレーナーに涙がぼたぼた落ちていました。
今の学びや取り組みを、将来に活かさねばならないという深刻な義務感が私を苦しめていました。(無自覚でしたが・・・。)
でも、未来に繋がる感覚はあるし、例え繋がらなかったとしても今に満足しています。「無駄な時間だった〜」と、思うことはない!と確信している自分にも気がついたのです。
・学びを活かさなくても別にいいじゃん?でもまぁ、活かされちゃうと思うけどねっ!
・活かされるタイミングは、突然明日来るかもよ?
・あと今の私はすでに報われているよ?学びも経験も身になっているから!
「べき・ねば」で凝り固まった思考を転換させることで、肩の力が抜けて安心感に包まれました。
それに、「デザイナーです!」とか「ライターです!」とか、あとやりたいことも、言い切るのが大事って、SHEの先輩方が言ってました!!
私も、イラストクリエイターです!って言い切るようにしました。
・学びを活かすも活かさないも自分の選択で義務じゃない!
・今の学びとは関係ない違う道に進むのもとっても素敵!(学びは無駄じゃない!)
・もし、やりたいことがあるなら今から堂々と名乗って進む!
以上!!!
3. 生き方を決めれば、スキルがついてくる!
「スキルが職業を決めるのではない、生き方を決めるから職業が生まれる」
これは、SHEの特別イベント『心と体を解放する思考法』に登壇した佐々木依里さんの言葉です。(好きすぎてアーカイブ3回視聴しました)
この言葉が、ほんとーーーに、心に沁みました。沁みたということは、私に必要な言葉だったのだと思います。
「何者=職業」だと思って、あれこれスキルをつけなきゃと思っていたけれど、私がフォーカスすべきなのは「生き方」でした!
職業は生き方の手段ですね。分かっていたつもりが、見失っていました。
私の場合、表現の手段がライティングのときもあれば、イラストやダンスのときもある。さらに幅を広げるために、マーケやSNS運営なども学んでいる。
佐々木さんは自分の気持ちに制限をかけずに、なんでもやっていけばいいし、そうやって打った点が線になるまでやり続けたと仰っていました。
枠にとらわれずに、自分がやりたいことをやりまくっていくうちに、その生き方が職業になる。
佐々木さんの激アツなメッセージを受け取ると、わくわくしてきませんか?今、目の前にあるやりたいことをやっていけばきっと大丈夫です。
私自身も、未経験だけど好きという気持ちだけでイラストを描き続けていたら、LINEスタンプを作ることができて、さらに似顔絵制作のお仕事も来ました。
じゃあ、そのままイラストクリエイターに向かっていくのか?というと、それでもいいし、フラダンサーになってもいいし、ライターになってもいい!表現したいことは同じだから。
ぜひ一緒に、好きなことをなんでもやっていきませんか?
わたしはそんなあなたを応援したいです!
4. 大きな流れの中にいる自分を感じてみる
SHEライターコースの卒業制作ではインタビュー記事を作成します。
私は、習っているダンスの先生にインタビューを依頼し、先生のキャリア感を伺いながら、20代後半~30代前半の女性へのアドバイスを記事にしました。
先生の経歴は、営業職⇒子ども英語教師⇒WEBマガジン編集者⇒ダンス&ピラティス講師。
一見、遠回りしているように見えるけれど、営業も英語教師の経験もすべて活かされ、点が線になる感覚があったそうです。
人生に無駄な経験なんてない
私から見ると先生はすでに「何者」になっていましたが、それも紆余曲折しながらたどりついた結果なのだと、インタビューを通して分かりました。
もしかしたらキラキラ輝いて見える”あの人”もたくさんの挑戦と調整を経て「今」にたどり着いたのかもしれません。
先生は、大きな流れの中にいる自分を感じて信頼すると、安心して進んでいけると教えてくれました。
常に希望通りの流れではなかったとしても、それも自分にとって必要な流れとして受け止めながら、身を任せてみる余裕や余白も大切かもしれません。
線に繋がるのか不安になる気持ちは大いに分かりますが、大丈夫。(だと自分にも言い聞かせてます)
5. そのままでいい
最後にシェアしたいのが、写真家中川正子さんのこの投稿です。
きれいごとじゃなくて実感として、みんなそのままでいい、と思います。どこまでも高みを目指さずにはいられないひとは目指しまくればいいし、ただ、おだやかな日々を送れればいい、というならそれでもちろんいい。みんなが「なにもの」かになる必要なく、というか、レトリックぽいですが、それぞれ、ほんとうにそのままですでに、なにもの、であると思います。わきあがる気持ちがあればそれに従えばいいし、ないなら、むりやり自分を鼓舞して誰かに示したりしなくても、そのままで、いい。
このメッセージでも相当癒やされました。
本当にその通りだと思います。お時間のあるときにじっくり読んでみてくださいね。
理想の「何者か」が、本当の自分からあまりにもかけ離れていたらそれはしんどいはず。
私のように周りに惑わされずに、自分の心の指針で進んでください。そして、もうすでに「なにもの」であることを忘れずにいたいですね。
6. 何者かになりたい自分を卒業!
結局、「私は私ですけど何か?(どや)」でいいのだと思います。
理想へ突き進んでも良いし、
当初の目標とは違う道へ進んでも良い、
途中で辞めても良いし、
いまのままも、もちろん素敵。
私たちには、たくさんの選択肢があり、まだ見ぬ無限の可能性がそこにはある。そう思うと、やっぱり、人生って素晴らしい。
そしてSHEは、人生の伴奏者として可能性を広げるサポートをたくさんしてくれます。でも、忘れたくないのは、人生を歩む主人公は自分自身であるということ。
ふーっと、ひとつ深呼吸をして。周りと比べずに自分の人生に焦点を合わせれば、あとは進むだけ。
いまの時期は、新しい環境への移り変わりなどで気が張っている方も多いかもしれません。そんな時こそ、心の声を大切にしながら、自分らしいスタートを切れるといいですね。
私も点をひとつひとつ打ちながら、余白も楽しみながら、ゆっくり進んでいきたいと思います。
ではでは、長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
いま、あなたの心が少しでも軽くなっていたらとても嬉しいです。
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