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vol.1 上海-SHANGHAI-

皆さん、こんにちは。

今回のエントリーより、ようやく「8 photos in CHINA」がスタートします!

記念すべき第1回の旅先は、上海です(^ ^)

と言っても当方は上海在住のため、「旅」には当てはまらないですね(汗)

そこは一旦忖度して頂いて、とりあえず日本人の方にとって身近な街からご紹介していきましょう〜。

まずは上海の基本情報から。

上海-SHANGHAI-
所属:直轄市
エリア:華東地区
面積:約6340㎡
人口:約1440万人
タクシー初乗り料金:14元〜

上海は、どの省にも属さない直轄市の一つで、地理的には長江デルタ地帯の華東地区に分類されます。直轄市とは、政治、経済、文化的に重要な都市として中央政府の直接的管轄下にある行政区を指し、上海の他に北京、天津、重慶が含まれます。また、江蘇省、浙江省、安徽省、山東省、江西省、福建省に上海市を加えた6省1市が、華東地区に該当します。

統計上の人口は東京より若干多い程度ですが、この数字は上海戸籍保有者の人口だと思われます。実際の居住者は2,400万人以上と言われていますね。面積的には東京の約3倍ですので、そう考えると東京の人口密度はすごいですね〜。私も大学時代の4年間を東京で過ごしましたが、新宿や渋谷に行く度に「人酔い」をしていたものです。

上海の物価の高さは中国でも一、二を争いますが、タクシーの初乗り料金は14元≒240円ですから、日本と比べると断然安いですね。ただ、中国は都市によってタクシー料金が大きく異なり、一番安い街では初乗り5元だったりします。ちなみに上海のタクシーは車種によっても料金が異なり、一般的なセダンは初乗り14元ですが、ワゴンっぽい大きなタクシーは初乗り16元です(深夜はそれぞれ18元、21元)。タクシー料金は、中国の各都市の物価水準を知る上で有益な情報源になりますので、今後も取り上げていきます。

さあ、そんな上海ですが、中国のどこにあるかと言うと、、、、、

ここです!この黄色いところですね


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上海ちっさ!!!






いや、これは、「中国ひっろ!!!」と言うべきなのでしょうか。

まあ、とにもかくにも、「8 photos in CHINA」最初の第一歩は、凝視しないとよくわからない街からスタートします(^ ^)


【Day.1】2018.3.30

上海在住ということで、金曜日の仕事終わりからそのまま旅開始。

会社の最寄駅から、地下鉄2号線に乗って人民広場駅まで。上海は地下鉄、バスが発達しているため、どこに行くにも困ることはほぼありません。最近はスマホの配車アプリが普及し過ぎたため、流しのタクシーが少ない上に、乗車拒否(というか無視)に遭う確率も高いです。バスは基本的に一律2元、地下鉄も3元〜なので、旅行者の方は、公共交通機関の乗り方や乗り換えルートを事前に押さえておいて損は無いでしょう。

上海の中心地、人民広場駅を降りると「南京路歩行街」に辿り着きます。

1st Photo @南京路歩行街

東西に約1km跨るこのウォーキングストリートは、上海有数の観光スポットに数えられ、おのぼりさん的な観光客で連日賑わっています。上海在住者からすると休日にわざわざ足を運ぶようなエリアではありませんが、このウォーキングストリートを抜けて更に東に進むと、「THE・上海」とも言うべき外滩(ワイタン)に繋がるため、南京路歩行街→外滩の散策は、ど定番の観光コースになっています。

おもちゃみたいな赤い乗り物は、歩行街の端と端を往復している観光路面車で、片道5元です。歩き疲れたくない時には便利な乗り物ですが、列に並ばない中国人集団を相手に座席を確保するスキルが無いと、却って疲れるかもしれません(笑)

この日は仕事帰りで疲れていたこともあり、写真を撮り終えた後は、日本でジワジワ流行中?の「蘭州拉面」を食べて、すぐホテルに戻りました。上海在住ではありますが、旅行気分を味わうためにあえてホテルステイ。まあ、私の自宅がかなりアクセス不便なエリアにあるので、市内までの往復の時間と費用を考えると、決して無駄遣いではなかったかな(と、妻には言い訳をしました)。


【Day.2】2018.3.31

2日目は朝10時過ぎに自然起床。目覚ましをかけずに寝るのって本当に気持ち良いですよね(^ ^)

天気にも恵まれ、絶好の観光日和。上海名物、小籠包を食べにホテルから徒歩で豫園に向かいます。

2nd Photo @豫園

豫園は、1559年、明の時代に造営が始められた庭園で、当時の役人が、お父さんのために造園したプライベートガーデンだそうです。1982年に国の重要文化遺産に指定されました。入場料40元を支払うとガチの庭園を見学できますが、豫園には、豫園商城と呼ばれる商業エリアが隣接しているため、こちらの方が多くの観光客や買い物客でごった返しています。

私が撮影した写真だと少々わかりづらいですが、写真中央から左、大勢の人が集まっている場所は「九曲橋」と呼ばれるジグザグの橋になっています。写真右手の白い像奥の建物は小籠包で有名な「南翔饅頭店」の本店です。1900年創業、100年以上の歴史を誇る老舗店で、英国のエリザベス女王やクリントン元米国大統領も来店した、行列のできるお店です。いざ、小籠包!

3rd Photo @豫園南翔饅頭店

意気込んでお店に向かったものの、本店は改装中だったため、徒歩数分の臨時店舗へ。小籠包のフォルムは、何故こうも食欲をそそるのだろうか。小籠包、お前は本当に可愛いやつだ。

南翔饅頭店の日本語Webサイトによると、

“美味しさの秘密は餡にあり 厳選した豚のひき肉に、鶏と野菜のスープで豚皮をじっくり煮込んで作るゼラチンを混ぜ、餡の旨味を引き出しています。南翔小籠包は「皮が薄い」「餡が大きい」「肉汁がたっぷり」「形が美しい」といった特長で人気を集めており、上海市で初めての非物質文化遺産の1つにも認定されています。”

とのこと。

この日は、写真のノーマル小籠包ではなく、蟹味噌入りの小籠包を頂きました。8個で39元≒660円。まあまあ高い。

他にも上海名物として、生煎包(焼き小籠包)、上海蟹、紅焼肉(豚バラの甘辛煮込)、上海炒面(焼きそば)なども挙げられますが、あまり好き嫌いが分かれないという点でも、やはり小籠包が最メジャーかなと思います。

豫園で、小籠包→酸辣粉(重慶名物)をハシゴして満腹の限界を超えたため、一旦ホテルに戻って休憩。2時間ほど仮眠を取り、外灘へ向けて、再び徒歩でホテルを出発しました。

外灘と聞いてもピンと来ない方でも、次の2枚の写真を見れば、だいたいイメージつくかと思います。

4th Photo @外灘西側

外灘とは、上海の真ん中を流れる黄浦江西側の一帯を指し、南北約1.5Kmのこの通りは、上海の代名詞と言っても過言ではない一大観光地です。この辺りは、19世紀後半から20世紀前半にかけて、欧米諸国の租界、金融と貿易の中心として繁栄し、「東方のウォール街」と呼ばれるようになりました。その当時に建てられた西洋建築物の多くは、21世紀の現在も、銀行、ホテル、レストラン、バー、ブティックとして利用されています。外灘にはもう10回以上来ていると思うのですが、ここは何回来ても良いですね。素敵です。

5th Photo @外灘東側

そして、通りを挟んだ東側には、この夜景!上海と言えば、この夜景を思い浮かべる方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。私も昔のことはよく知らないのですが、ほんの20年前まで、今見えている高層ビルはほとんど建っておらず、一番左のテレビ塔(東方明珠電視塔)ぐらいしか目立つ建物は無かったそうな。それが今や、ランドマークだらけですから驚きです。手前に流れているのが上述の黄浦江。上海では、この黄浦江を隔てた東側を浦東(プードン)地区、西側を浦西(プーシー)地区と呼びます。黄浦江はフェリーに乗っての横断も可能で、片道2元、数分で向こう岸まで到着します。

一番右の一番高い建物、Hi上海のネオンの奥に見えるタワーは、ずばり上海タワーという建物で、2016年に完工したばかりの新しいランドマークです。高さ632m、中国一の高さを誇る超高層ビルとのこと。そのすぐ左に見える栓抜きのようなビルは、日本の森ビルが監修をした上海環球金融中心というビルで、上海在住の日本人からはそのまま「森ビル」と呼ばれることが多いです。パークハイアットが入っています。

テレビ塔、上海タワー、森ビルの何れにも展望台があり、観光客に解放されています。入場料は、他のツアーとのパッケージ売りとかで体系がややこしいため、私も断言はできませんが、どのビルもそんなに大差はありません。だいたい150-180元ぐらいです。ちなみに、テレビ塔(東方明珠電視塔)は一番古い建物ということもあり、小汚い印象が強かったので個人的にはお勧めしません。

今回は、初めて上海タワーに登ってきました。入場料180元≒3050円。日本円に直すとかなり高く感じますね…。上海タワーに着いたのは21時過ぎ(閉館22時)でしたが、他のお客さんはほとんどいませんでした。恐らく日中は激混みだと思うので、このぐらいの時間帯が狙い目かもしれません。エレベーターで118Fの展望台まで一気に登ります。なんか世界一速いエレベーターと紹介があったような気もしますが、記憶が曖昧です、すみません。展望台は、360度見渡せるタイプで、造りとしては横浜ランドマークタワーに似ています。全体的にはとても良かったと思います!

2日目の観光はこれにて終了。コンビニで買った青島ビールを流し込み、そのまま就寝。


【Day.3】2018.4.1

3日目は朝9時過ぎに自然起床。いやー最高の休日です。

小腹が空いたので、近くのスタバまで散歩。外灘のホテルに泊まっていたので、こんな感じの良さげな写真が取れました。

6th Photo @外灘路地裏

外灘のレトロな建築物から覗くテレビ塔、そして自転車に跨る人民服っぽい格好のお爺ちゃん。オツですね〜。ただ、このお爺ちゃんが乗っている自転車、今中国全土で爆発的に流行しているシェアバイク「mobike」なんです(笑) mobikeが日本に上陸するというニュースを目にした時は衝撃でしたが、その後日本での普及具合はどうなんでしょうか。気になります。何はともあれ、お爺ちゃんがスマホを使ってシェアバイクを乗り回す。そんな上海、好きですね〜。

朝食を食べ終え、ホテルをチェックアウトし、上海随一のモダンストリート「新天地」に向かいます。

7th Photo @新天地

旧フランス租界の街並みを再現した新天地は、オープンテラスのカフェやレストランが立ち並ぶ、休日のランチやアフタヌーンティーにピッタリのスポットです。もともと外国人が多い上海の中でも、とりわけ外国人が多く集まるエリアです。上海に来たばかりの頃は新天地の良さが全くわからなかったのですが、歳を重ねるごとに、ここが好きになっていくのを感じますね。特に今ぐらいの季節だと、ここでコーヒーを飲みながら読書をするってのが最高の贅沢かもしれません。

新天地を離れ、上海旅行最後の行き先として選んだのは、私が上海で最も好きな場所「田子坊」です。

8th Photo @田子坊

新天地も悪くないのですが、田子坊は、最初に訪れた時からずっと変わらず好きな場所です。田子坊の読み方について、Wikipediaには「でんしぼう」と書かれていますが、上海在住者の間ではもっぱら「たこぼう」ですね。ここが注目されるようになったのは、恐らくここ数年のことだと思います。と言うのも、私が上海に来たばかりの頃の田子坊は、知る人ぞ知る、隠れ家的存在だったからです。偶然、その頃に自分で開拓したお気に入りのカフェがありまして、そこの屋上から眺めるこの景色が、上海で一番好きです。

田子坊は、上海のアートの中心地と呼ばれることもある、シャレオツなエリアです。どんなところなのか一言では説明が難しいのですが、アートショップ、アトリエ、小物店、カフェ、バー、レストランが、狭い路地裏にびっしり立ち並ぶ、探検心をくすぐるスポットですね。この写真では田子坊の路面の雰囲気が全く伝わりませんが、このブログをご覧の方は、是非現地でその雰囲気を体感して頂ければと思います(^ ^)

ちなみに、この写真は約5年前に撮影した写真なので、多少レギュレーション違反にはなるかもしれませんが、お気に入りの写真なのでご容赦ください(汗)久しぶりにこのカフェに来ましたが、変わらず営業中で安心しました。


と言うことで、第1回の旅先、上海の8 photosは以上となります。旅というテーマで歩く上海は、普段見慣れている景色がいつもと違って見えて、とても新鮮でした。こんな感じで、残り33の旅先も、一つ一つ楽しんで行こうと思います。

ではでは、また次回のエントリーをお楽しみに!

再见👋

上海-SHANGHAI-
2018.3.30-4.1(2泊3日)
DAY1 会社→人民広場→南京路歩行街
DAY2 豫園→外灘→上海タワー
DAY3 外灘路地裏→新天地→田子坊

次回の旅先:香港(2018年4月中旬投稿予定)

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