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vol.2 香港-HONGKONG-

皆さん、こんにちは。

4月5日は中国の「清明節」という祝日で、4月5日から4月7日まで3連休でしたので、香港に行ってきました。清明節とは、日本の「お盆」に相当する伝統的な祝日で、お墓参りをして先祖を偲ぶ日とされています。その起源は、紀元前の漢の時代にまで遡るそうです。中国の祝日はほとんどが旧暦をベースとしているため、年によって祝日の日が異なりますが、清明節はだいたい4月4日前後になることが多いですね。私の家族は父方も母方も先祖代々のお墓が無く、遺骨は海に流す風習のため、清明節のお墓参りは行ったことがありません。ご先祖様には心の中で感謝しつつ、いざ香港へ。

前回の旅で訪れた上海は赤色、これから訪れる香港は黄色で塗りました。

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香港も小さいんじゃ!!!






点のような場所が連続してしまったせいで、中国を旅してます感が全く感じられませんね(笑)ウイグルとかチベットを制覇したら、それなりに格好がつきそう。

では、香港の基本情報です。

香港-HONGKONG-
所属:特別行政区
エリア:香港
面積:約1104㎡
人口:約737万人
タクシー初乗り料金:24香港ドル(中心部)

香港は、1997年に中国に返還されるまで、150年以上にわたって、イギリスの植民地としてその統治下にありました。中国への返還後も、中央政府が掲げる「一国二制度」の政治体系のもと、香港には「高度な自治」が認められ、ポルトガル領だったマカオと共に特別行政区となっています。1997年の香港返還時に施行した「香港基本法」では、資本主義や言論の自由といった「高度な自治」を、少なくとも50年間保障すると明記しましたが、返還から20年あまり、中央による締め付けは年々強まっており、本来保障されるべき自治権は失われつつあると言われています。

それでも、「中国であって中国ではない香港」は、独自の発展を遂げ、中国大陸とは一味違った魅力ある都市として、多くの旅人を惹きつけています。

面積的には東京の約半分、札幌市と同じぐらい。人口は愛知県とほぼ一緒ですね。ただでさえ狭い上に、陸地総面積の25%ほどしか開発されていないため、世界でも指折りの人口密度が高い都市です。タクシー料金は、地域によって料金が異なり、香港中心部を走る赤色のタクシーは初乗り24香港ドル≒320円なので、上海より少し高いですね。ちなみに、新界地区を走る緑色のタクシーは20.5香港ドル、空港やディズニーランドがあるランタオ島を走る青色のタクシーは19香港ドルです。今回の旅では一度もタクシーを使いませんでしたが、スーツケースなどの荷物をトランクに入れる場合は、別途5香港ドルかかるみたいです。


【Day.1】2018.4.5

8:15のフライトに乗るため、6:00に自宅出発。妻帯同です。私の自宅は上海虹橋空港まで車で20分ほどの場所にあり、飛行機に乗るにも高鉄(新幹線)に乗るにもアクセスは良好です。約2時間のフライトを経て香港に到着。空港で、旅行者の必需品オクトパスカードを購入します。空港から青衣駅までエアポートエクスプレスに乗り、そこから2回地下鉄を乗り継いで、ホテルにINしました。エアポートエクスプレスの運行区間は、オクトパスカードで乗ると割高なので、別枠で販売している割引チケットを買うとお得です。空港→青衣の片道大人2名で70香港ドル≒950円、1人あたりはその半額ですね。

ホテルに荷物を置き、香港一のメインストリート、ネイザンロード(彌敦道)近くにある屋台で、ホルモン焼き的な何かとエビ団子的な何かで腹ごしらえ。そんなに美味いとは感じませんでしたが、地元住民が行列を作っていたので、恐らく人気店だったのでしょう。

とりあえずの燃料補給を終え、次に目指すは、映画の舞台にもなった「ヒルサイド・エスカレーター」です。香港は、大まかに香港島、九龍島、新界に分かれており、九龍島の尖沙咀(チムサーチョイ)駅から、香港島の中環(セントラル)駅まで地下鉄で移動。

1st Photo @ヒルサイド・エスカレーター

ヒルサイド・エスカレーターは、急斜面の多い地域に住む住民のために政府が造ったもので、1993年に完成しました。この辺りは高級住宅街でもあったため、当時は金持ち優遇との批判もありましたが、今では地元住民の足としてだけでなく、観光地としても定着しています。なんでも、香港の金持ちは山の上に住みたがるそうな。

全長800m、高低差135m、合計23台のエスカレーターを乗り継いで頂上を目指します。エスカレーターの脇には、良さげなカフェやバーが立ち並んでいるので、休憩がてらティータイムを挟むのもアリですね。私は観たことありませんが、トニーレオンや金城武が出演した「恋する惑星」という映画のロケ地にもなったそうです。

エレベーターに乗っていながらも、勾配がきついため、頂上に着く頃にはクタクタです。日頃の運動不足のツケが回ったな。

頂上から、香港の夜景鑑賞スポットとして名高い、ヴィクトリア・ピークに向けてトラム乗り場を目指します。何かここまで歩いたら、意地でもタクシーに乗らないぞっていう変なプライドが出てきて、結局トラム乗り場まで数十分歩く羽目に。その途中、個人的に好きな写真が撮れました。

2nd Photo @中環駅付近の交差点

何の変哲も無い、ただの交差点なのですが、交差点フェチの私からすると堪らない写真です。ロンドンの街並みのような、シンプルにお洒落なストリート。ここが中華圏であることを忘れてしまいそうです。ロンドン行ったこと無いけど。

小腹が空いてきたので、たまたま目に留まった日本のラーメン屋さんに入りました。ばり嗎っていう広島ラーメンのお店。味は普通。店員が注文と違うラーメンを持ってきて、「これ違うよ?」と言っても全く認めない。レシートを見せたら「あ、間違ってた」と言って謝りもせずに厨房へ。今回の旅全体を通して思いましたが、香港のサービスは極めて悪い。どこのお店行っても、店員みんな仏頂面。多分、大陸人を見下してるってのもあるんでしょう。こっちが普通語(マンダリン)で話しかけると、目の奥に蔑すみを感じるんですよね。ホテルとかの接客はベリーグッドでしたが、飲食店はダメダメ。

そんなこんなで一杯1,200円以上するラーメンを食べて、再びトラム乗り場へ。

そこで目にしたものは、、、、、、人!人!人!

長蛇というレベルでは無い人の数。ツアー客と個人客の列が分かれているのに気付かず、右往左往。18時過ぎに並んで、展望タワーに着いたのが21時過ぎだったので、まるまる3時間並んだことになりますね。いやーキツかった。そんな苦行の果てに現れた景色がこちら。

3rd Photo @ヴィクトリア・ピーク スカイテラス

100万ドルの夜景。並んだ甲斐がありました。

どうやら、トラムに乗らずとも展望台のスカイテラスまでは車やバスで行けるらしいのですが、トラムに乗って徐々に見えてくる夜景の美しさは素晴らしいものがありますので、苦行覚悟で乗ることをお勧めします。が、トラムへの乗車時は戦争です。大陸人が見下されるのも仕方なし。

夜景の鑑賞後は、香港の一大ナイトマーケット「女人街」へ。雑貨、小物、衣類、食品、何でも売っていました。香港のごちゃごちゃっとした感じが味わえます。この日の観光の締めに、大衆食堂で牛腩河粉(牛バラ肉の麺料理)を頂き、ホテル帰着。


【Day.2】2018.4.6

2日目は、以前香港で食べたお粥の味が忘れられなくて、記憶を辿ってそのお店探しからスタート。奇跡的に、探索5分で見つかりました(笑)

4th Photo @糖朝-THE SWEET DYNASTY-

お粥はあまり写真映えしないので、エビシュウマイをメインで。黒いのはキャビアだよね、多分。右に映っている鶏肉と叉焼も絶品なのですが、やはりこのお店の推しメンはお粥です!普段は、お粥なんて病人の食べ物ぐらいに思っている私ですが、全世界のお粥に謝りたいと思います。お粥リスペクト。

そして、こちらの糖朝というお店、2002年に日本にも進出している香港スイーツの有名店なんですね。隣に座っていた日本人カップルと、男子大学生のグループは、スイーツだけを食べにきているようでした。我々も当店一押しのマンゴープリンを注文。

5th Photo @糖朝-THE SWEET DYNASTY-

もう、何て言えば良いんでしょうね。全世界のマンゴーに100回ずつ御礼を言いたいです。マンゴーサイコー。

午後は、香港名物のオープントップバスに乗って市内観光。ペニンシュラホテルの裏側に、BIG BUSの乗り場があります。このバスのスタッフもめちゃめちゃ態度悪かったな。そして、欧米人も普通に列割り込んでくるし。私がそういうのを気にし過ぎなのかもしれませんね。気を取り直してバスに乗車。2階のオープントップはめちゃくちゃ気持ち良いです。

6th Photo @BIG BUS

 香港は、その狭さからか、とにかく建物が密集していますよね。どこを歩いていても人とぶつかる。私は、そんな香港のごちゃごちゃ感が結構好きです。九龍島を約1周して、最後に広がるのが次の光景。

7th Photo @BIG BUS

ハイウェイから徐々に開けてくるヴィクトリア・ハーバーの映像、この開放感はオープントップバスに乗らないと味わえません。

ペニンシュラホテルの停車場に戻って、また夜景鑑賞に備えます。

昨日は香港島からの夜景。今日は九龍島からの夜景です。香港では、毎晩20時から、シンフォニー・オブ・ライツと言う夜景ショーが開催されます。19時ぐらいから人が集まり出しますので、良い場所を確保したい場合は、少し早めに尖沙咀プロムナード(遊歩道)に到着したほうがベターです。

8th Photo @尖沙咀プロムナード

うむ。上海と被っとるな。何なら、シューマイの写真も上海の小籠包と大差無いし。ここにきて、私の構成力不足が露呈しました。そして、シンフォニー・オブ・ライツ、クソほどしょーもないです。この世の中のしょーもないことTOP3に入ります。さっき、「少し早めに〜」と書きましたが、前言撤回します。シンフォニー・オブ・ライツは見なくても良いです。横にいたおっさんが、「こんなの見るぐらいならホテルで休んでいた方が良かったやんけ!」と奥さんに怒っていました。完全同意。まあ夜景は綺麗なので、夕方から夜にかけてプロムナードを散歩するのは良いと思います。

この日は、屋台で買ったおつまみとビールで、ホテルで簡単な晩酌をして就寝。


【Day.3】2018.4.7

既に8枚の写真をUPしてしまったので、3日目の旅は写真がありません。昼までホテルでのんびりして、香港ショッピングのメッカ、タイムズ・スクエアへ。特に何を買うでもなく、ワンタン麺で有名な「池記」にて牛筋麺を頂き、香港旅行終了。牛筋麺と手羽先のセットで、73香港ドル≒1000円。やはり香港の物価は高めですね。

と言うことで、第2回の旅先、香港の8 photosは以上となります。香港は3回目でしたが、ちゃんとした旅行は初めてだったので、色々とエンジョイすることができました。食事は、だいたいどこ行っても美味しいし、上海からサクッと週末旅行に行けるぐらいの手軽さなので、また機会があれば是非行ってみようと思います!

ではでは、また次回のエントリーをお楽しみに!
再见👋

香港-HONGKONG-
2018.4.5-4.7(2泊3日)
DAY1 ネイザンロード→ヒルサイド・エスカレーター→ヴィクトリア・ピーク→女人街
DAY2 糖朝→BIG BUS→尖沙咀プロムナード
DAY3 タイムズ・スクエア→池記


次回の旅先:南昌(2018年4月下旬投稿予定)

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