【INTJ】カウンセリングが性にあわない話。

昔、仕事のプログラムで商業医のカウンセラーさんからカウンセリングを受けたことがある。

私はその当時、めちゃくちゃ適性のない業種に転職してしまいストレスを抱えていたので、カウンセリングに期待をしていた。

その道のプロなら私が知らない専門的な見解や、アドバイスをくれるだろう。
話を聞けば今抱えている問題解決の糸口が見つかるのではないだろうか、、、!
と思っていたからだ。

しかし、実際は私が期待したものではなく、落胆したのを覚えている。

単に私の期待値が高かった&私自身がカウンセリングに向いていない性格だったのが原因だと思ってるので、カウンセラーさんを責めてるのではない旨、ご理解いただきたい。
カウンセリングは悩みを抱えた人を助ける大切な職業です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

https://www.16personalities.com/ja/intj%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC

私の性格タイプはMBTI(16パーソナルズ)で言うところの【 INTJ-T 】
自己紹介するのに一言で表現できて便利なので使わせていただいてます。

ざっくり言うと
戦略的で、長期的に目標達成を狙い、個人主義で自立思考、根暗で、合理主義、理論重視、自分に自信があり、アイディアマンで、思考力はあるけど運動能力がない人」
「-T」がつくので情緒不安定ぎみ。

-Tと-Aは神経性の要素をMBTIに追加したもの
-Tは慎重型→情緒的な問題を抱えやすく(神経性が高い)
-Aは自己主張型→情緒的な問題を抱えにくい(神経性が低い)

社会不適合要素がてんこ盛り。

今でこそ社会と折り合いをつけようと気をつけてるが、
当時は「ありのままの自分」で生きていたので、案の定反感を買って嫌われハブられることもあった。
その原因が自分にあるなんて気づいていないので只々生きづらく、
根暗な性格も相まって鬱々としていた。

なので「カウンセリング」と言うものに興味があったのだけど
通常のカウンセリングは高額だし、服薬治療のように確実に効果が出るものでもないだろうし、、、ずっとためらっていた。

そんな中、職場の福利厚生?で無料でカウンセリングできる機会が訪れたので
「このチャンスを有意義に活用せねば!」と意気込んだのだ。

(※今思えば、会社と繋がってる産業医に自分の状況を赤裸々に話さない方が良かったかも。一杯一杯でそこまで気が回らなかった。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「共感」も「傾聴」もいらない

カウンセラーさんは優しい雰囲気の若い女性だった。
基本的に私が喋るスタイルで、相手は「うん、うん。わかります〜」と傾聴し、共感してくれた。
具体的に質問しても、当たり障りのない誰でも知ってるようなことが返ってくる。

私はこの対応がとても不満だった。

元々、傾聴&共感しかしない人は苦手。
喋らせて相手の情報は獲得しつつ、自分の情報は相手に与えないと感じるから。
私は知らないことを知ったり、議論したりするのが好きなので、何も知見を得られない会話に飽きてしまうのもある。

もちろん今回の相手は友達ではなく
仕事として対応してくれている「カウンセラー」さんだ。
プロとしてカウンセリングするにも情報が必要だろう。
必要ような情報をお伝えするのは患者がすべきことだと思うので、自分や状況や困りごとの具体的な例を伝えた。

うんうん、と話を聞くだけ。
これといって対応策は何も返ってこない。
徐々にイライラしてきた。
今この時間は何のために存在するのだ?
何も得るものが無いのだが。
時間の無駄だからもう帰っていいか??と。

私はプロの知識やアドバイス、素人の私では思いつかない発想が欲しかったのだ。

もちろん初回や2、3回しか会ってない相手に個別ベストな対応をするなんて言うのは不可能だと思う。
カウンセラーさんにもそれぞれタイプや得意とする手法が違うだろうし、相性もある。
期待どうりならないのはしょうがないと理解している。
が、この面談が問題解決に繋がるだろうと期待していた分落胆も大きかった。

私はお喋りしに来たのではない。
必要な情報だと思うから自分の話をしているが、本当はしたくないんだ。
カウンセラーさんには専門職としてプロスキルを求めているのであって、
信頼関係構築とか仲良くしたいとかそんなことを求めてはいない。
そう煮えきらない気持ちになった。

具体策ばかり質問してたので相手にも要求は伝わってたとおもうのだが
カウンセラーの女性はずっと柔和な面持ちで傾聴して、信頼関係構築に集中しているように見えた。
「欲しいサービスはもらえず、欲してないサービスを押し付けられている」
こんなんな不要だと思ってしまった。

でも多くのカウンセリングにくる人は、傾聴共感を欲してて
「話を聞いてもらえるだけで心が軽くなった」と思うのだろう。
だからカウンセラーさんのその対応は"普通は正解"なのだと思う。

マニュアルや指導要項にもそうするように書かれているだろう。

そしてカウンセラーさん自身も「F」タイプの人が多いと思うので「自分だったら共感してもらえたら嬉しい。だから相手も嬉しいはず」と、良かれと思ってそうしてるんだろう。きっと。

ただ私は【INTJ】

全部自分でやりたい派。
情報収集は有識者の協力を仰ぎたいが、

自分で考えて、自分で悩んで、自分のことは自分で決めたい。


その結果起こり得たことは自己責任で受け止める覚悟だ。
落ち込んでても、メンタルが不安でもこの原則は変わらない。

カウンセリングは「自分で考えることの手助けをする作業」なのだと思うが、
INTJは知識と情報さえあれば、その作業は得意分野だし、1人でできる人が多いと思う。


私は戦いたいのだ。
でも現状では実力が足りておらず、視野も狭く、知識も作戦も未熟であると自覚してる。
だから「戦うための力」をつけるためにご指導ご鞭撻がほしいんだ。

「寄り添ってほしい」「導いてほしい」なんて思ったことは一度もない。
「頑張らなくていいんだよ」とか「一緒にやりましょう」という労いもいらない。

私を強くしてくれ!

(「T」タイプって共感だけされてもシラけると思うんだけど、カウンセリング業界は「F」タイプと特に対応分けず共感で攻めるのだろうか?🧐興味ある)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結論:私はカウンセリングに向いていない。

する側もされる側も向いてない(断言)

感情の寄り添いだけの会話はプライベートでも苦手なのだが、
高額なお金を払ってそれをしなくちゃいけないなんて地獄である。

そして私がカウンセラーになったら相手の悩みについて「具体的な解決策」を提案してしまうだろう。
それは「話を聞いてもらいたくてきてるユーザー」のニーズに応えていない。

単に私が利用者としての適性がなかった。

今でももちろん悩むことや鬱々とすることはある。

でもこの経験によって、「カウンセリングを受けるべきかどうか」でいちいち悩むことがなくなったので前進したと思ってる。
選択肢は少ない方が楽なこともあるよね。


また、「カウンセリングは向いてないが、自分自身で気持ちの整理したり問題解決する能力は高い」と言う自己理解も進んだ。

科学的に正しい知識、信頼おける情報を調べる!
その上で紙とペーンを用意して、徹底的に作戦を練る!
プランA、B、Cまで考える。
決めたことは愚直にコツコツ実践する!
自分の人生の責任は自分がとるのだから、自分のことは自分で決める!
うまくいかなければ、実力不足か、努力不足か、運が悪いか、元々不可能なことかだから、ごちゃごちゃ言わんと受け入れる!

私にとってこう考える事がセルフカウンセリングになっているのだと思う。

弱い自分を慰め受け入れるより、
今よりも明日が1mm良くなるように努力するマインドのほうがシックリくる。

【INTJ】が孤独なのに自信満々だと言われるのはこう言うところなんだろうなぁ🙄
知らんけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?