見出し画像

五行歌(文章付き)

夫が急に
遺言を告ぐ
コロナより
『復活の日』に
リアルを感じ

(初出:『五行歌』2020年6月号)

………


『復活の日』が草刈正雄で映画になって話題になった頃は、まだ子供だったので、あらすじを知らなかった。

で、この歌の通り、その時期に興味を持った夫から、さわりの粗筋(ウィルスが題材にあって、世界が大パニックに陥る、ぐらいのところ)を聞き、80年代にそんな内容の映画があったとは!と驚いたのを覚えている。

そうやって、浮かんで消えた『復活の日』…。

この歌をアップするにあたり、最後までの粗筋を調べた。

なんか…、核に対することにも触れてたのね、この作品。

ロシアが「ソ連」だったけど。
そんな冷戦時代の話だったけど。

恐ろしい程に現代に向かって、問い詰めてくる粗筋だった。

この作品が、リアルに問い詰めてくる世界を生きているんだな、と震えた。

今度は私が、夫に遺言、書こうかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?