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第61回「身体障害者には不向きだった『押出式ファイリングシステム』」

メールマガジン「B-Search NEWS 2018年12月21日分」に寄稿した文章です。

もらい続ける書類の整理をどうしたら効率よく整理できるのか悩んでいた。そこで昔から定評のある本を読んでみた。

「超」整理法1押出しファイリング (中公文庫)
https://booklog.jp/users/8luta/archives/1/B00AQY8DZY

これである。確かに何も考えずに並べていくのは魅力的だなと思った。ただ、身体障害のあるぼくにとって致命的な欠点が見つかってしまったのである。

ファイリングシステムを作った人が直接触って動かさないと、運用が難しいということだ。

パッと目的の書類を出すという作業がシステムを日常的に扱っている人でないと時間がかかってしまう。このことは、かなりの致命傷だなと思った。介助者に触ってもらうにしても難しいなと感じた。

よって、押出式ファイリングシステムは泣く泣く諦めたのである。今は、出来るだけ重要書類以外はバッサバサと捨てるかメモ用紙に転用している。

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