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【キセキのような瞬間・神様に見えたといわれた出来事】~世界もココロもグラデーションでできている~92

こんにちは 八彩理絵子(やいろりえこ)です。

皆様、今日はクリスマスイブですね。楽しんでいらっしゃることでしょう。

さて、昨日は「継続は力なり」というお話しをしました。今日はクリスマスにちなんだお話しをしようかな~?と思っていたところ、なんだかとっても不思議な出来事があったのでそのお話しをさせてください。

それは偶然が生んだ?というよりは必然だったということなのか?こんな出来事になります。

第8波と言われております感染症。ワクチン接種に対しても様々な情報があり、もはや何が正しいのかわからない状況ではありますが、5回目の接種を受けに行きました。

元々は12月27日に予約を入れていましたが、28日に予定が入ってしまったために副反応を懸念し別日に変更できないかな~と思った次第で(来月中旬まで予約は埋まっていました)しかも年内に!という無謀とも思える条件でキャンセルが出ていないか一縷の望みをもって問い合わせをしてみることにしました。すると

「たった今キャンセルが出た病院がありまして明日なのですがいかがですか?」(@_@)え~うっそ~と思いながら「どちらになりますか?」と場所を尋ねると自宅からは約8キロの病院でした。「あ~どうしよう。面倒だな」(元々の場所は4キロくらい)でもその病院は母の実家からすぐ近くに位置しており、お世話になったこともある病院でした。母の実家には、来年2月で93歳になる現満92歳のおば(母の兄嫁)がいます。暫く逢いに行けてないなぁとつい最近思っていたところでした。時間を訪ねて見ると11時半というこの寒い時期にはありがたい時間帯ではありませんか(最初の予約は18時でした)ならば、帰りにおばさんのところに寄って顔を見てこよう。ちょっとの時間にいろいろな思考を巡らせて「じゃあお願いします」と答えていました。

そして今日予約10分前を余裕で守り、受付を済ませ椅子に座って待っていると「○○さ~ん」と患者さんの名前を呼ぶ看護師さん。エッ!!!従兄やん

間違いない!声もそうだ。それもすぐ後ろにいる。看護師さんとのやり取りが終わると私は振り返った。「オォ」そりゃ驚くw そこで、おばは車の中で待っていることを知った。どうやらおばのかかりつけの病院を済ませてこちらに来たということだったが、伯母は薬だけでいいと車で待つことになったらしい。最近の様子を聴きながら、接種が終わったら顔見れるわ。という話をしていると、間もなく名前を呼ばれて接種を済ませた。従兄はレントゲンのあとにリハビリも受けることになったために、車のカギを預かり車に乗って待っているおばに逢いに行くことにした。後部座席に座る小さなおばの姿を外から確認して、鍵を開けて隣に乗り込んだ。ちょっと驚いてくれることを期待したが・・・

それよりも開口1番

「いやぁ助かった~トイレに行きたかった!連れてって」


と!そりゃたいへん!「わかったよ」と言いながら、降りておばの方にまわった。

ドアを開けると杖ともう片方の手を使って上手に降りる体制ができた。手を貸しながらゆっくりゆっくり気を付けて降りてもらい、これまたゆっくりゆっくり歩く。駐車場は病院に併設されているのでそんなに距離はないはずだが、歩きながら「どうしようかと思ってたけど助かった、助かった」と何度も言ってくれた。ちょっとの距離のはずがとても時間がかかった気がした。スリッパに履き替えてようやくトイレに着いた。女性用トイレは使用中だったが、車イス仕様のトイレが空いていた。

空いてて良かった~


間に合った!危機一髪‼

トイレの前で待つが今度はなかなか出てこない。何かあったのでは?とだんだん心配になってきた。もう少し待って出てこない時には声をかけよう。そんなことを思っているとようやく終わった様子。(時間が長かったってことはそういうことです)やっと安堵した。

トイレを出たおばは「あ~間に合って良かった~」と安堵のため息。おばは自販機があることも知っていて「飲み物買ってちょうだい。車に行ったらお金払うから」と・・・そんなのもらうつもりはないが、きちんとしている。「あったかいお茶でいい?」と聞くが反応なし「レモンのもあるよ」というと「それ、レモンのがいい」とハッキリ答える。私も同じのを買った。「どこで飲むかな」というので、「車に戻って飲もう」と提案。おばはさすがに耳は遠くなっているので、どうしても大きな声になってしまうため、待合室でない方がいいかなと思った次第だ。車までまたゆっくりと歩く。「車の中で変になりそうだった」「誰かに声かけようにも誰も通らないし」「ホントに助かった」

ゆっくりゆっくり歩く・・・


そして無事に車に到着!後部座席に並んで座る。

するとまじまじと私を見て

「いやぁ○○ちゃん、神様みたいだ。なんでここに来たの?神様に見えたよ」と・・・


斯く斯く然々
説明しながら私も全く不思議でならない。

そう!おばにとっては

私が車に乗り込んだときが、

キセキの瞬間だった


実はキャンセルがでたのはもう1件あり、そちらの方が近かった。予約時間だって偶然だ。待合室にはたくさんの方がいたので、従兄の名前を呼ばれるタイミングがずれていたら従兄が病院にいることすら気付かないままだったかもしれない。おばは車の中でどうなっていただろう?想像すると辛い気持ちになった。どんな気持ちで待っていたんだろう。「変になりそうだった」この一言が重く感じられた。

買ってきたホットレモンを飲むとこれまた、

「喉が渇いてた。こんなに美味しく飲んだのはじめてだよ。あ~ぁ美味しい!」92歳のはじめて!


美味しそうに飲んでいる姿に本当に良かったとなんだかちょっとウルッとした。「トイレに行きたくなるから朝も飲んでこなかった」とも言っていた。そんなことも気をつけているんだな・・・つらかったねおばさん。でも良かった

私は両親も他界し、おじと呼べる人はもういない。今日顔を見ることができたおばだけになってしまっている。どうかこれからも元気でいてほしい。
週2回のディケアに行き、あとの平日は一人でお留守番。お昼は準備していってくれるらしい。気の強いおばが「一人は寂しい」と何度も言っていた。時々訪ねておしゃべりの相手でもしようと思った。あとで後悔しないように・・

今日はクリスマスイブ。
イブにふさわしい話題ではなかったですが、神様に見えたと言われたお話しでした。

今日はここまでになります。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。


皆さま 素敵なイブをお過ごしください



ハンドメイドコーナー
リース・パッチワーク・シャドーボックス
薔薇ライトをつけてみた

最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

大切なお時間をありがとうございました。

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