見出し画像

【一年で最も昼の時間が長くなる日/夏の始まり】~世界もココロもグラデーションでできている~270

こんにちは 八彩理絵子(やいろりえこ)です。

前回、「哲学」を楽しく学べたお話をしました。そしてゆる~くしなやかな生き方を手に入れたとも書いています。そんな中で好奇心や興味の幅が広がってきたと感じています。自分という存在は世界の中の日本という国に生まれて、地球という星。けれどその地球は宇宙の中の一つなんだなぁとそんなことも思ったりします。

さて、そんなことから、

明日6月21日水曜日は夏至


一年で最も昼の時間が長くなる日


夏至は日本や中国で採用されている太陰太陽暦における二十四節気の一つ。夏至には「日長きこと至る(きわまる)」という意味があります。

日本を含む北半球では一年のなかで最も昼の時間(日の出から日の入りまで)が長くなり、太陽の南中高度が最も高くなる日ですが、一方、南半球では逆に一年のなかで昼の時間が最も短くなります。


風習について見てみましょう。

太陽の神様である天照大御神が祀られる伊勢神宮。その伊勢神宮に参拝する前に訪れるべきとされる二見興玉(ふたみおきたま)神社。ここで、毎年「夏至祭」が行われているそうです。


二見興玉神社のある二見浦は古くから禊浜(みそぎはま)と呼ばれ、伊勢神宮へ参拝する人々が汐水を浴び、身を清める場として知られてきました。夏至祭では早朝3時半より祭事が行われ、2つの岩が夫婦として寄り添うように見えることから名づけられた「夫婦岩」の間から昇る朝日を「日の大神」として拝みます。


夫婦岩の間から昇る朝日を拝めるのは、夏至を含む5月〜7月のみ遠くに富士山を望む絶景のなか昇る朝日の荘厳さには感動を覚えるでしょう。

そんな絶景が見れたらきっと感動しかない!

「行ってみた~い」「見てみた~い」という欲求がまた出ました(笑)

夏至に食す食べ物や、夏至ならではの風習の多くは豊作を祈る風習

静岡県などでは冬瓜(とうがん)を食べる風習がある。
大阪近郊では、タコの足のように稲の根がよく地面に広がりつくことを願って、タコを食べる風習があります。
関東地方は新小麦で餅を作り、神様に供えるのが古来の習わしです。
島根県や熊本県にも、小麦の団子やまんじゅうを供える風習があるということです。


多くの神社では

夏至の頃には各地の多くの神社で年に二度ある大祓も行われます。二度のうち、6月末に行われる大祓は「夏越の祓(なごしのはらえ)」と呼ばれますが、これは心身の穢れや災厄の原因となる過ちを清めることが目的です。夏越の祓では茅や藁を束ねた茅の輪を神前に立て、3回くぐりながら「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えます。



世界の夏至の風習

☆イギリス

イングランド南部にある古代遺跡「ストーンヘンジ」で行われる夏至祭が有名で、ストーンヘンジの夏至では、中心にある祭壇石と少し離れたヒールストーンを結ぶ直線状に朝日が昇る。古代遺跡から昇る神々しい太陽を見ようと、毎年多くの人がストーンヘンジで夏至の朝を迎えているそうです。

素敵だろうな~想像しちゃう


☆ギリシャ

ギリシャでは、古来からの風習を夏至のおよそ3日後にある「聖ヨハネの日」に行っているそうです。その日に、ギリシャの未婚の女性は、自分の持ち物を容器に入れてイチジクの木の下に置く。すると夏至の魔法がかかり、将来の伴侶の夢を見るという話が伝わっており、翌日には村の女性が集まり、その日に見た夢の話に花を咲かせる。その後は男性も交えて、交替で焚き火の上を飛び越し、3回うまく飛び越すと願いが叶うといわれており、カップルも生まれるということです。

ロマンチックですね💕



☆スウェーデン

スウェーデンでは、夏至を夏至祭(ミッドサマー)として華やかに祝うそうです。クリスマスの次に大きなお祭りといわれており、なかにはクリスマスよりも重要な日と考える人もいるほどということです。

多くの人が家族や友人と過ごすために田舎に向かい、シュナップスと呼ばれるお酒を手に、ニシンや新じゃがいものランチを賑やかに食べる。シュナップスを飲む前には歌を歌い、気分が盛り上がってくると、みんなでメイポールを囲んでダンスの時間。この賑やかな宴は真夜中まで続く。スウェーデンの北部は白夜で、南部でも数時間薄暗くなる。いつまでも沈まない太陽の光を浴びながら、朝まで夏至を祝うそうです。

楽しそうですね ♫ ♬ ♪



☆フィンランド

フィンランド北部もスウェーデン北部と同じく夏至の頃には白夜を迎えます。この国でも夏至祭は一年のうちで重要な行事の一つで、、古くから子孫の繁栄や伴侶を見つけることを願う行事が夏至に行われてきましたそうです。夏至にまつわる話も多く、有名な話の一つとして、枕の下に7種類の花を置いて寝ると、夢で将来の伴侶に出会えるという話があり、その影響で現代でも夏至に結婚式を挙げるカップルは多いそうですよ。

かつては夏至祭の間、ずっとコッコと呼ばれるかがり火を焚いて、悪魔を追い払い豊作を願っていたそうです。大騒ぎすることで悪魔を追い払い幸運を呼ぶともいわれており、夏至を祝うパーティーは、朝を迎えるまで賑やかに続くそうです。

大騒ぎ!いいですね



☆ポーランド

ポーランドも、各地で夏至祭が行われ、夏至の夜に人々が恋に落ちるといわれており、かつては川を挟んで未婚の男女が立ち、女性が川に流した花輪を男性がとるという行事があったそうです。

素敵な男性に拾われれば、将来いい出会いがあり、逆に途中で沈んでしまうとなかなかお嫁に行けないという言い伝えがあるそうです。

現在のワルシャワでは街を流れるヴィスワ川に巨大な花冠を浮かべ、コンサートなどで祭りを盛り上げているそうです。

素敵な男性に拾われたら嬉しいでしょうね~




他のヨーロッパでは・・・・

ほかのヨーロッパ諸国にも夏至にまつわるさまざまな行事や風習がある。フランスのプロバンス地方では子どもたちが火焚きの薪を集めて歩く、日本のどんど焼きと似た行事が行われています。

ドイツでも火を焚く風習があり、夏至の祝い火は落雷除け、魔法除け、牛疫除けと信じられています。

夏至以降、日が少しずつ短くなるため、火を焚くことで太陽の活力が衰えるのを防いだといわれていおり、この夏至に行われる火祭りは、ヨーロッパ諸国において大切な行事だと捉えられているのですね。

南半球では冬至

北半球が夏至を迎える日は、南半球では冬至を迎えています。南半球のブラジルでは一年で最も夜の長い冬至を「フェスタジュニーナ」として祝います。

フェスタジュニーナはさまざまな人種の伝統が混ざり合った、多様性と豊穣を祝う行事。各地の音楽やダンス、料理で大いにお祭りを盛り上げるそうです。



日本の夏至は、大きなお祭りもありませんし、あまり生活に溶け込んではいませんが、世界に目を向けると一年のうちでも大切な節目の日であることがわかりました。

夏至を知ると季節感を感じられ、夏を迎える心の準備にもなりそうです。


今日はここまでになります。

明日は天体について見てみたい。

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。



お・ま・け

6月20日火曜日:三日月とふたご座 カストルとポルックス、ふたご座の最も明るい2つの星が、三日月の近くで輝く。日没後に西の低い空に見えるすてきな光景になるはずだが、急いだほうがよい。

記事のアップ間に合うかしら・・・💦

ふたご座

ふたご座は双子の兄弟、カストルとポルックスを描いたものです。 2人はとても仲が良く、兄のカストルは乗馬の名手、弟のポルックスはボクシングの名手でした。ともに、航海の守護神。



カストルとポルックス ~名前の由来と悲劇の物語~

https://plus.chunichi.co.jp/blog/asada/article/282/6093/

読んでいたらちょっと切なくなりました。


最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

大切なお時間をありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?