【世界もココロもグラデーションでできている】㉛ 「きもののひみつ」➅
こんにちは 八彩理絵子です。
引き続き「きもののひみつ」についての
お話しになります。
四季のある日本、その季節を先取りして
楽しむのが着物の「粋」なところと
お話ししました。
そして、最も高い「正礼装」である
婚礼衣裳についてお話しをしました。
今回は「正礼装」でもお招きする立場や
親族などについてお話しします。
黒留袖 既婚女性が着用する着物の中で、最も格式が高い正礼装。
五つ紋が入った地色が黒の着物を指し、
生地には地模様のない縮緬を用いて、
裾部分にのみ模様が入っているのが特徴です。 着用する場面は、主に結婚式や披露宴。
結婚式や披露宴では、新郎新婦の親族や
仲人夫人(今はあまり仲人さんを
たてないですね)が最も格式の高い着物を
着用することで、お招きしたゲストに礼儀を
尽くし、敬意と感謝の気持ちを表すという意味合いがあります。
五つ紋はこのように、背縫いの中央に入る
「背紋」両外袖に入る「袖紋」と両胸元に入る「抱き紋」の計5つの紋になります。
さらに「比翼仕立て」という方法で
比翼地という生地を使って二枚を
重ねているようにしたてます。 これは、祝い事が重なると縁起が良い、
という意味も含まれているそうです。
(そうだった!そうだった~)
色留袖 慶事に用いられる礼装のため、
縁起が良いことを意味する柄が主流。
黒留袖とは異なりさまざまな地色がある
ことから、明るい地色の着物を選べば、
結婚式や披露宴を華やかに彩る装いと
なります。
色留袖は紋の数によって着物の
「格」が変わります。
五つ紋・・・「背紋」「袖紋」「抱き紋」
正礼装(第一礼装)となり、黒留袖と同等になります。
三つ紋・・・「背紋」「袖紋」 準礼装となり、結婚式では主に親族が着用 一つ紋・・・「背紋」 三つ紋よりも格下の準礼装 結婚式ではゲストや親族が着用
色留袖は比翼仕立てにすることで、
結婚式にふさわしい装いになります。
※しかし最近は、ゲストが色留袖を着用すると
親族と紛らわしくなるため、一つ紋の色留袖を着るゲストは少なく、訪問着を選ぶ方が 増えてきたそうな(これまたなるほど~確かに紛らわしい)
なんだか邪魔なコメントが入っているなと
思われている方がおられるかも?
着物って素敵過ぎて~着物愛が溢れて
しまうんです。
実は私は着物が大・大・大・大・大・大・大・大スキ~
スキが高じて着付け教室に通っていた
時期がありました。
学科試験も含め、実技の検定試験を
受けたりもしました。
花嫁衣裳には挑みませんでしたが、
自分で着る。
他の方に着付けをすることができるようになりました。
ところが、肩を痛めてしまい
(着付けで痛めたわけではありません。
朝のバタバタ劇、焦って走ってカーブで見事?にスライディング。
その時に痛めた肩と右足がその後、
残念な結果を引き起こします。
この話はまたどこかで・・・)
それからは、力が入らないためシャキッと
着付けることができなくなってしまい、
それからというもの着物からは遠ざかって しまいました。今この記事を書きながら懐かしく思い出しています。
そして当然!着物そのものにもハマって
買いまくりました(笑)
着物1枚に帯3本といわれますが、
帯を変えるだけで、同じ着物とは思えないほど違った印象になります。 そしてここでも当然
帯を変える→帯締め→帯揚げ→小物
といくわけです
お着物って本当にいいんですよ♡
奥が深い!帯だけじゃなくて、 小物一つで違って見えるから遊びたくもなる。
もう止まりませんでした。
わ~ちゃんと管理しないとたいへんなことに
なっちゃう。
大切なお着物なのに💦
今回はここまでになります。
次回も「きもののひみつ」のお話しを
したいと思います。
色留袖と訪問着の違いをご存知ですか?
そんなお話になります。
最後まで読んでくださり
ありがとうございます。
大切なお時間をありがとうございました。
前回「色留袖」に触れましたが、「訪問着」とどこが違うの?と友達に質問されたことがあります。
実は見分け方は意外と簡単です。
それは柄の位置です。
色留袖も訪問着も、絵羽模様という着物の縫い目で途切れることのない、一枚の絵のように見える柄付けがされていますが、その絵羽模様が色留袖は裾だけ(帯から下)にあしらわれており、訪問着は肩から裾にかけてあしらわれています。
要するに、「上半身は無地、帯から下に絵羽模様」なのが色留袖、「上半身にも帯から下にも絵羽模様」なのが訪問着なのです。
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