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映画館は何度でも繰り返し観れた時がありましたよ

昭和の頃、映画館は1回の料金で何度でも観ることが出来た記憶。
高校生になって、友人と映画に行くことが出来るようになり、
私は同級生と、ときどき映画に行っていた。
名画座では、3本だてで高校生のお小遣いでも観ることが出来た。

当時の大ヒット映画「小さな恋のメロディー」は合計7回映画館に通った。
その1回で、朝から夕方まで観たものだから、ロビーで休憩している間も漏れてくる映画の音楽で場面が分かるようになってきていて
場面を当てるクイズをして遊んだりもした。

今は、始まる時間に入館して、終わったら全員が帰らなくてはいけない。
映画観賞券は入れ替え制で1回分の料金😢😢😢

私は映画監督の思う壺になるタイプで、後半のどんでん返しに
わぁ~とビックリする事が多い。
なので、2回観なおすと、あ~そうだったのか!を発見出来るのだ。
何度か観る事で
画面の色々に散りばめられている、ファッションやインテリアに気づくにも、筋書き以外の発見映像もある。

テレビ地上波放送~~とかで、放送されると嬉しい!
「ニューシネマパラダイス」は映画館で1回観た。
それから、何度かテレビで放送されたものをみた。
「ニューシネマパラダイス」のとんでもない場面を発見したのはテレビだった。
筋書きは分かっているから、新発見の風景、衣装、建物など発見が有る。
言葉の意味も深く捉えられることも有る。

沢山の映画を観たいけど、繰り返し観たい映画がある。
もっと観たければ、もう1回分の料金を払うのが当たり前なのだけど
その日の間なら数回観られた経験があるからなぁ・・ボソボソ。
分からなかったところをもう一回観てスッキリしたいのだ。
もう一回出直すのはなかなか億劫。
結局、あの映画はよく分からない、とかで終わってしまうじゃないか。

私は映画館は、もう一回続けて観られるようになって欲しい。
後半に会場がザワザワしてお客さんが入ってくるのは迷惑意見もあるけど
時間を合わせて出かける映画館はなかなかタイミングが難しくて
結局、観ずに他のことで終わってしまうこともある。

映画は何度も繰り返し観たい。
開始時間に合わせるのはムツカシイ。
映画館は大衆娯楽場。
映画館で何度も映画を楽しみたい。
監督さんをはじめ、演者の方やスタッフの皆さんの細やかな表現や想いを受け取りたいのだ。

最近で複数回見に行ったのは、のんさん主演、パスカルズの音楽の『さかなのこ』だ。
さかなクンをのんさんが演じるのだから、無理があるのかと思って見に行ったけど、全然関係なかったのだ。
「ミー坊」はどこまでも「ミー坊」でしかなかった。
流行りの括りではなかったことにも、心から楽しめた。
音楽の使い方も面白く、かわいい不良たちの抗争シーンで、監督が役者さんたちに伝えるイメージが、パスカルズの音楽だったらしい。
それで、どんな感じか分かったと舞台挨拶で語っていらした動画を見た。

そういうことを聞いてから、再度観に行ってみると、また面白く納得できたりする。

何度も繰り返し観たい。
映画はそういうものだと思っている。

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