【屋号への想い】8dori Branding/ハチドリ・ブランディング
ハチドリとの出会い
2021年の秋、僕は一歩を踏み出したくてソーシャル・イノベーション・スクール「CR-SIS(クリエイティブ・レスポンス・ソーシャル・イノベーション・スクール)」へ通いはじめた。
社会課題に知見のあるNPO /NGOの方やビジネスの知見に豊かな方を講師に招き、社会課題の解決に実現可能なビジネスプランを真剣に考える半年間のプログラム。
教育機関の広報マンとして、社会課題に立ち向かう教員の志のもと、それを学び、刺激を受け巣立っていった多くの学生を目の当たりにしてきた僕にとって、自分も少しは社会に役に立てる道を探したく、飛び込んだスクールだった。
その第一回目の講師の方の話がその後の僕に大きな影響を与えた。
社会問題をビジネスで解決する30以上のソーシャルビジネスを展開する会社の代表の方だった。
その方の話は広報マンの心を揺さぶるものだった。僕よりも若く、表情から何からキラキラして見えた。
その方が教えてくれたのが、南米アンデス地方に伝わるハチドリを主人公にした話だった。
これが僕とハチドリの最初の出会いだった。
ハチドリの存在
講義が終わった後、僕は気持ちが昂っていた。でも、時間が経つにつれ、その志と行動力の凄さに圧倒されていく自分がいた。
そのスクールでは思うようなビジネスプランは作れなかった。
というか、撃沈だった。僕にはビジネスプランを考えるよりもやらなくてはいけないことがあることを痛感した期間だった。
これをきっかけに僕は、自分が何を、どう、何のためにしたいのかを考える時間に入る。
その時点では、まだハチドリの存在はぼんやりしたもので、いい話程度に記憶に残っていたものだった。
ここから僕のスイッチが入った。
社会課題に向き合い、世の中に伝え、少しでもより良い力を生み出す。
そんな場面に自分がいられたら幸せだと思った。
そして、僕の人生でそんな場面にいられた時間が広報マンとしての現場だったことを改めて実感した。
僕がこれから、あの時のような場面にいられて、あの時のような存在になるためには・・・。どんなことができるんだろう?
自分と向き合い続ける日々、心の奥にはハチドリをイメージする存在がいた気がする。
自分にできることは何か?
小さな存在でも自分にできることを。
小さなことでも全力でできることを。
とにかく一生懸命に走り回る。
ハチドリの存在が浮かび上がってくる。
不器用な存在でも(ハチドリは身体能力が高く、本当は不器用ではないが・・・)。
ゴールが見えなくても。
まだまだこんなところで終われない。終わりを決めてはいけない。
そんな存在でありたいから。
いつかは、そんな存在になりたいから。
ハチドリから、そんな言葉をかけてもらっている気がしてきた。
特別な存在の鳥。
アンデス地方の古いお話しはもちろん、南北アメリカ大陸では特別な存在の鳥のハチドリ。
愛・美・平和の象徴。幸せのメッセンジャー。そんな風にも呼ばれているらしい。
あの、ナスカの地上絵の一つにもなっている。
その小さい体からは想像できない高い身体能力は人間に例えるとアスリートの10倍以上になるものもあるという。
そして、見る角度によって違って見える宝石のような神秘的な色。これは魚の鱗のような構造色というらしい。
こうした一つひとつ知るたびに、僕が目指すあり方、そう僕自身のブランド像が見えてくる。
小さいからこそできること。
一生懸命さを忘れないこと。
目の前の誰を幸せにすること。
どんな場面でも自分自身が輝くことを忘れないこと。
8dori Brandingはじめます。
そして、幸運で縁起の良い数字。
現在から未来への広がり、永久的な発展や繁栄を意味する数字。
そんな想いも込めて「8dori Branding」にした。
この気持ちをずっと忘れずに、そしていつまでも続くように、
僕らしく前に進んでいきます。
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