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車がないとだめはいつまで続くのか?

 都会では最早、自家用車の必要性は薄まって来つつあり、今後それが更に加速していくと言われたりしています。MaaSの推進やウーバーイーツ等の出前文化のアップデートが後押ししているのは明らかで、数十年前に描かれていた近未来の世界が現実化していく中で生きられるのは、とてもワクワクします。

 一方、村等ではどうでしょう。都会とは異なりMaaSとは縁遠い集落ばかりです(力を入れている所も少しずつ増加傾向にある様です、有難いことに)。しかも過疎化が進んだことにより、大切なインフラであるバスの本数が削られることも珍しいことではなくなりました。私の田舎は奈良県吉野郡黒滝村という過疎化著しい場所にあります。最寄り駅まで車で約20~30分程かかるため、車無しの生活は考えられません。しかし高齢化も著しいため、その車を運転することが困難になってきています。こういった状況は日本中で起こっています。そう、田舎にも本格的なMaaS推進やウーバーイーツ等の新型出前が必要なのです。田舎にこそ必要だと言わないのは都会にも必要だからです。

さて、ではどう導入すればいいのでしょうか。これは、都会で盛んに行われているやり方と同じものを田舎にもコピーするというわけではなく、田舎にカスタマイズする必要があります。例えば新型出前。まさか自転車で山をいくつか越えてハンバーガーとフライドポテトを届けてもらうというのは誰にとっても酷でしょう。ではタクシーに町から運んでもらうのは……高くつき過ぎます。田舎の新型出前はぜひドローンでお願いしたいのですが、如何でしょうか。これなら山なんてひとっ飛びです。強風等の課題はクリアしなければいけませんが、地上を行き来するよりは現実的だと思います。

他に、ランチを学校給食に含めるという案もあります。高齢化が進む一方で少子化も進んでいます。そこで給食を希望者にも専用車で届けるのです。個人で好きな物を楽しみたい時はドローンで、子供と同じものでいいよ(栄養バランスも考えられていますし)という時は給食でと使い分けてもいいですね。そのためにも、安価なものでいいので一定の世代以上が住む世帯にはタブレット端末を支給(らくらくホンの様に簡素なUIで見守り機能も万全な物)し、公民館等で使い方教室を定期的に行えば、いろいろな意味で活性化されると思いますが、如何でしょうか。

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