往ってきます。

往ってくるね。
また
帰るために。

あの日
せつない思いと
探し求めた希望をつないで
闇雲に登った
探していたものは なにやったっけ

朝焼けが見えるかな
風のいろはどんなやろ
川の瀬音は どんな調べを
奏でるんやろ

かあさんの丸い背中
はにかんだ笑顔
あのこたちの笑顔

ほんの少し降水確率が下がった
胸が ずきんと鳴ったから
泣きそうな空も晴れて
きっと 満点の星空が見られる
手を伸ばしてとれそうな
金平糖みたいな
星々たち

往ってきます

ここへ
帰ってくるために


信州へ 久々にいってきます。
せせらぎの音や風の匂いが
きっと待っててくれる

おもいでたちが
きっと待っていてくれると願って


山の天気は気まぐれ。急変しませんように。にこにこしてますように。


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