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恐竜のプロンプト

今年、2023年11月前半、私は初めて画像生成AIを使いだした。子供のころ恐竜好きだった私は、主な恐竜たちを出そうと恐竜の名前を入れてみた。「トリケラトプス」もその一つだ。

それほど多くを試したわけではないが、まともに出たのは当時はティラノサウルスのみだった。各画像生成ソフトあるいはサイトによるのかもしれないが、同じプロンプトを打ち込んでもかなりの差がある。

当時「トリケラトプス」で生成された画像は、ティラノサウルスのような顔の手足などバラバラにつき奇妙な体つきの形を成していないような画像が生成されていた。

昨日、2023年12月22日の同じところで出した「トリケラトプス」は上の画像だ。まともなトリケラトプスだ。とても良いじゃないか。いくつかの恐竜を入れてみたが、かなりイメージどおりのものが出てくるようになってきていた。わずかな期間に学習が大幅にすすんでいるようだ。

かなり近い未来、人の望むイメージ通りの画像を生成する画像生成AIが多くでてくるだろう。私見だが、現在のプロンプトはあまり意味がなくなるだろう。少なくとも短い期間で「トリケラトプス」という単語の持つ意味は、AIの中では、その認識を大きく変えているといえる。

プロンプトは日本語対応のところがいくつもあるが、英語ベースの無理やり翻訳されたような画像が出てくることは、使っているものならわかるはずだ。

日本語には他の言語にない表現や意味が無数にある。やがて日本語を完璧にマスターしたAIも出現するだろう。この先、画像生成に必要とされる能力は、表現豊かな国語能力であり、物や事の名称の知識、絵画作成や写真撮影の専門知識等の習得がより重要になってくるだろう。


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