見出し画像

ババクルビデンスオオクワガタ 飼育記#1

クルビデンスオオクワガタ 南ベトナム亜種(Dorcus curvidens babai)

産地 ベトナム ダラット
累代 CBF3
サイズ ♂54.5mm ♀45.3mm

2023年12月24日 飼育開始


ババクルビデンスオオクワガタ 飼育記録#1

はじめに

ベトナム南部に生息するクルビデンスの亜種。
昔は「クルビssp.」とかで出回っていたような記憶がありますが、今日では亜種小名にちなむ「ババクルビデンス」という呼び方で定着しましたね。

ところが、原名クルビと同じような個体が南ベトナムからも見つかっているという話もあるようで、今後はクルビと別種扱いに変わる可能性もあるかもしれません。

特徴としては、原名クルビと比べて大顎の湾曲が強く、内歯の位置が付け根近くに付きます。
小型のクルビや国産オオクワガタでは割とこのようなタイプの大顎になったりするのですが、ババクルビは大型化してもこの形状を維持するようです。
そんな不思議で魅力的な大顎が根強い人気を支えているのかもしれません。

飼育自体は割と簡単とのこと。
しかし調べてみる限り、「蛹化直前に幼虫が暴れやすい」とか「時間をかけて少しずつ産卵する」といった、クセもあるとか…

生体入手時点で雌雄共に後食済。オオクワ系にしては成熟も早いらしいですが、少し様子を見てからペアリングを試みます。

あと届いてから気付いたのですが、地味にメスがデカい…(45.3mm)
最大は調べても分かりませんでしたが、他の人の飼育記録や出品を見た感じ、本来は40mmちょいくらいがアベレージでしょうか?
(というかババクルビクラスでもメスが「サイズ Free」にされがちなんやなって…)

逆にオスがかなり小さい(54.5mm)ので大型のオス単を探そうかなと思ったのですが、このサイズ差なら「メス殺し」の可能性は限りなく低そうですし、まあこの子でいいかなと。
まずは1サイクル回して、その次の世代で大型を狙う土台を作れたらなと思います。


1/15 ペアリング~産卵セット

メスが動き回ったためオスの生殖器が切れかねない状況にもなりヒヤヒヤしました…

餌も問題なく食べていたので同居ペアリング。
寝ようと思った頃にケースを見たらやる事やってました。
10分くらい繋がっていたのを目視しましたが、とりあえず翌日仕事へ行って帰って来るまでそのまま同居させておきました。

余談ですが、早朝に寝ぼけ眼でババクルビのケース見たら何か中にデカいのが2頭見えるし、「あれ、間違えて別のオスを入れちゃった!?」って普通に焦りました…
雌雄の体格差が無いとこんな風に見える事もあるんやなって…

仕事から帰った晩に産卵セットを組みました。

内容はコバシャ中にクヌギの太材1本(やや柔)とnewヒラタ産卵マット。
本当はもう少しペアリングを待つつもりでしたが、ババクルビに使う予定のクヌギ材にアオカビが生えて来てたので前倒しに。なんとかなれーっ!

他の種とセット時期を揃えようと思っていましたが、ダラダラ産むとも聞いているので早めに組むのが丁度いいぐらいかもしれません。


3/3 産卵セット割り出し

こちらに結果載せてます(手抜き)
この手法楽でいいかもしれん

見たくねーよ」って方のために端的に言うと坊主でした。
再セットはメスの状態を見ながらになりますが、飼育種整理の観点から撤退の線はあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?