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ミワヒラタクワガタ 飼育記#1

ミワヒラタクワガタ(Dorcus miwai)

産地 台湾 新竹尖石郷馬美林道
サイズ ♂約60mm ♀約32mm
累代 WD(6/21通関)

2023年10月28日 飼育開始


ギャランドゥは生えてませんでした

ミワヒラタクワガタ 飼育記録#1

はじめに

種名でもある「ミワ」は故・三輪勇四郎 博士から。
自分は存じ上げなかったのですが、戦前から活躍されていた甲虫の大家だそうです。出版物の版元を見れば「台湾総督府~」というものもあり、今は遠ざかってしまった時間をその足跡から感じる事ができます。
「クワガタもこんなに昔から研究されていたんだな」と、このミワヒラタを通して思いを馳せている次第です。

かつては「ミワオオクワガタ」と呼ばれていたようですが、今では恐らく「ミワヒラタクワガタ」が主流だと思います。
あくまでも日本語的な呼称の問題であって、国際的には「Dorcus miwai」で通じるでしょうし、厳密にはどっちでもいいんでしょうけどね。

※あくまでも「和名的な呼び方」では区別しないという話であって、一応「ヒラタクワガタ亜属」ではあります。(11/5追記)

とはいえ、分類的な話になると専門家でも意見が分かれるようです。
ビークワに則るなら「ティティウスヒラタ系と近縁、台湾におけるダエダリオンヒラタの代置種」という感じでしょうか?

そして入手経緯ですが、WDペアがヤフオクで出品されていたのを見かけて落札。かなりお手頃でしたし、あまり人気は無いっぽいですね…
比較的幅のある身体に対して顎が細く短めなので、ちょっと不格好に見えると言われればそうかも。人気のある虫って大体顎が太いか長いですもんね。そもそもサイズ系の血統がそういう方向を目指す物なんで、当然の傾向っちゃそうなのかもしれませんが…

60mmでも十分「見れるサイズ」だとは思いますが、最大で70mmは超えるそうなので大型個体を育てられるように頑張りたいところ。


10/29 産卵セット

コナラ材1本にNマット(RTN)

材無しでも産む虫だとは思いますが、WDは材有りの方が良いような気がしているので入れました。
あと底面に固めたNマット、少し水分過多になったかも。まあ材に産んでくれれば…

オスの挙動的にメス殺しの心配はそこまで無さそうですが、せっかくのWD個体なので持ち腹で。
しばらく待っても反応が芳しくなければオスとペアリングさせてみます。


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