ブリトー

今、ブリトーがとっても食べたい。
トルティーヤの中にインディカ米やベイクドビーンズやチーズ、野菜、チキンやビーフをトッピングが自由自在でカスタマイズできる。
海外滞在中に食べたあのブリトーが恋しい。
アルミホイルに乱雑に丸め込まれていて、見栄えはアレだが夢中になって食べた。
調べると、アメリカ南西部やメキシコでよく食べられているという。地域によって具材も変わってくるのだろう。最初はベイクドビーンズもあまり好きではなかったが、食べていると慣れてきて違和感なく感じるようになった。
1人で駅の近くにあるブリトー屋さんに入って購入したことがある。その時に、学んだことが一つある。それは、自分の意思をはっきり伝えないと生きていけないという事。
注文方法も初めてで、何も知らない状態で店に入った私。明らかにアジア人が1人ふらっと入ってきて、注文が聞き取れないという店員さんがついに私にキレ気味に怒ってくる。その頃はまあまあ英語は聞き取れる状況ではあったのだが、はっきりしないわたしに苛立ちを覚えたのだろう。
Do you order right now or not??
one burrito? just one?
I can't hear you.say louder voice.
Beef or chicken? 
you have to decide yourself!
you can't live in this country, ma'an.
以上のことをブリトー屋さんの店員から言われ、私は気づかせてもらったのを覚えている。
私はこの日、チキンのブリトーをカスタマイズした。まさにチキンだった私にぴったりである。
よくアメリカのスラングで臆病な人のことをチキンというらしい。アメリカ文化の浸透している日本では割と身近なスラングかも知れない。
あの店員さんは、私に自分の意思を明らかにする大切さを教えてくれた。
ありがとう。

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