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認知症や動脈硬化、身近な怖い病気と栄養療法
三石巌先生の本にも、藤川徳美先生の本にも、驚いちゃうほど、色んな病気と、栄養の話が書かれています。
たとえば動脈硬化。
現代医学的には、治せる病気…とはいえません。
詰まったところを、開通させることはできるけどね。
三石先生はこんな風に書いています。
しかし私は、正しい栄養を摂取することによって、ある程度まで人間の老化を食い止めることができると考えている。
もちろん、動脈硬化も例外ではない。動脈の弾力を保つために必要な材料を与えてやれば、脆くなった血管も蘇るのである。
さらに続けて、
動脈に弾力を与える役目を担っているのは、エラスチンというタンパク質である。その不足が動脈硬化を招く。
とくに戦前の日本人には、脳卒中のなかでも脳出血が多かった。これは、タンパク質の不足した食生活を送っていたために、動脈が脆くなりやすかったからである。事実、戦後になって食生活が欧米化し動物性食品を積極的に摂取するようになってからは、以前と比べると日本人の脳出血は減少している。
私も、ざっと統計をググってみました。
脳内出血に関しては、1960年をピークに大幅に減少していました。
脳卒中とか、脳梗塞は増加傾向です。
で、エラスチンについて。
コラーゲンって人気あるじゃないですか?
ちょっとシャレオツなスイーツとかにも、コラーゲン配合!とか。
でも、タンパク質の中で、コラーゲンって、どっちかというと、枠の役割なんですよね。
つまり、硬い。
エラスチンはコラーゲンと違って、血管壁とか、柔軟性がいる部分。柔らかい。
だから、そのうち、コラーゲンブームは去って、エラスチンブームが来ると思うんです。
まだ来てませんが。
余談でした。
ここからは引用していると長くなるので、三石先生の著書から要約します。
↓↓
お医者さんの中にも、エラスチンに注目している人はいる。
ただ、問題なのが、エラスチンを直接身体に投与するのがいいと考えている節があって、そこが、三石先生的には納得できない。
エラスチンは、本来、身体の中で合成できるものだから、エラスチンを投与するんじゃなくて、食べ物から合成できるようにさせる方がいい。じゃないと、身体が怠けるようになるだろ、と。
食べることで健康を作れる、それは健康の本道だから、大切にしようよ、ということです。
よい栄養を摂りましょう。
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