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セルフネグレクト・医療ネグレクト

「笑う門には福来る」
という言葉が、嫌いです。

自己啓発やスピの世界では
よく言われることだそうですが、

外観に合わせて、内面が作られる…
という考え方。

セルフネグレクトや
医療ネグレクトの温床になっていると思います。



昔、12歳で盲腸の手術を受けたとき
看護師さんに言われました。

「痛いのは、あなた。
わたしじゃない。
だから、あなたは、
痛かったら我慢なんかしないで、
痛いと主張しなさい」

手術直前で、麻酔が入ってたから
とくに印象に残っているのかもしれない(睡眠学習で)

でも、後々まで忘れないのは、
「ほんまに、そうやなぁ~~~」と、
「へぇ」ボタン連打したくなるような
出来事が、その後の人生で何度も起こったからです。


オギャーと生まれた赤ちゃんが、年をとっても小ぎれいで、健康でいられる例はまれです。


人間が、自分を大切にしながら
生きていく上で大切なのは、

ウソ笑いを浮かべることじゃない。
ちゃんと、怒るべき時に怒れることです。


怒るべき時に微笑むような、
時宜をわきまえない感情表現は、
本人も、他人も、混乱させるだけ。

そして、最悪「ほほえみ鬱」で
微笑ながら自殺することになります。

#ほほえみ鬱 #微笑うつ


さらには、
自分のためにすら怒れない人間は、
大事な人のためでも怒れません。

私はそれで、臍を噛むような
思いをしたことがあります。

具合が悪いのに、救急車が呼べない人。
(救急車を呼ぶと大げさに思われるかも…)

貧乏で生きていくのが大変なのに、
役所に生活保護などなどの
申請に行けない人

自分自身を守れない人です。

溺れていても、悲鳴も上げられない
そんな人間になってはいけません。

痛いときは痛いと叫び、
やめてほしいとき、やめて!と訴え、
腹が立った時には怒れる、

そういう人が、れっきとした正しい人、まともな人。一人前の人です。


ご存じの方もいるかもしれませんが、
私もうつ病患者です。

頭ではわかっていても、自分を守る行動をとるときに、勇気がいる。自分より、他人がどう思うかが気になる。


だけど!
自分の感情を他人から隠そうとする人は、
人から大切にされないだけでなく、

気の毒に思われこそすれ、
他人から信用されません!


他人にどう思われるか、気にして、微笑んでいるのに、
肝腎のその相手から、仲間と思ってもらえません。

なぜなら、自分自身すら大切にできない人は、
仲間のことを守ったりもできないからです。


必要に応じて、人に助けを求めたり、
不快に感じたらその気持ちを伝えたり、
そういうことができない人は、

「私には価値がない」
「私はいないほうがいい人」
と思っています。

でも!

あなたは、かけがえのない
たった一人の人で、
尊厳ある人です。

人の尊厳とは、
まず自分で自分を大切にすること。

自分自身の存在を、何かの目的や
手段にしないこと。

他人がそうしようとすることを、決して許さないことです。


自分を大切にする第一段階は、
きちんと、身体をケアすることです。

健康を気にかけ、
自分の身なりを整えるということ。

それができない人は、
セルフネグレクトの第一段階を
上ってしまっています。

その階段を、さらに上がっていくと、

いずれ、あなたは、
自分が守るべき人を傷つけるようになります。
(児童虐待や、ネグレクト)


家族を病院に連れていくことさえ
ためらうようなら、もう危険なところに
足を踏み入れています。


まず、あなたは心身ともに健康ですか?


自分の身体と健康を守るために、行動できていますか?

自分の健康を守るという当たり前のことに
罪悪感を感じたりしていませんか?

身の回りに、不健康な状態の人がいたら、
それに気づくことができますか?

治療を勧めることができますか?

医療ネグレクトとセルフネグレクト、
切っても切り離せない関係です。


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