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応援好きが陥りやすい貢献のワナにご注意を!

人の役に立ちたいという欲求

人は本能的なものから社会的なものまで、いろんな「欲」によって生きているといえます。

食欲、性欲、睡眠欲といわれる生存のための3大欲求は有名ですが、その外にも、愛情の欲求、挑戦の欲求、承認の欲求、安定の欲求、自由の欲求が大きなものです。

そして、生きていくのに不可欠な欲求が満たされている人が、次に目指すのが自己実現の欲求と言われています。

もう一つ欠かせないのが、人の役に立ちたいという願い、「貢献欲」と言われるものです。

人の役に立てていると思うことで、人は幸福感を得られるようになっているからです。

人の役に立とうとして何が悪い⁉

人の役に立つことは間違ってはいませんし、悪いことではありません。
では、なぜ貢献欲がワナになると言われるのでしょうか。

それは自己犠牲の上に成り立つ貢献を求めてしまうことがあるからです。

世の中には、いろいろな仕事があり、仕事の尊さに上下はないと、個人的には考えています。しかし、社会貢献度の高い仕事というのは確かに存在しています。

例えば、看護や介護などホスピタリティの高い仕事、命に関わる仕事です。

意外に思うかもしれませんが、社会貢献度の高い仕事なのに自己肯定感が低い人が多い傾向が見られます。

なぜでしょうか。

自己犠牲が強いられる環境になりがちな職種だからです。

「人に貢献をするのはいいことだ」という基準から「人に貢献をしなければいけない」に変わり、さらに「人に貢献していないと自分には価値がない」
と思考が偏っていきます。

「人に貢献したい」と思っても、いつでも思った通りに物事が進むとは限らず、思った通りに自分ができるとも限らないものです。

できなかったときに「思った通り(望まれた通り)に貢献できなかった自分が悪い」と自己否定してしまう人もいます。

頑張り屋さんとか真面目に仕事に取り組む責任感の強い人に、特にこの傾向がみられるようです。

本当の貢献をするには

本当の意味での貢献には、無理や自己犠牲といったものは必要ありません。
究極は、自分が本当にやりたいと思ってやっていることが自然と「人の役にたっている」のが理想的な状態です。

つまり、「応援思考」や「貢献思考」が習慣となり、自分が自然と望むことが人の役に立つことに“無理せずとも結果的に”つながっているという状態。

そのための3つのポイントをご紹介します。

本当の貢献思考になるための3ヶ条

①できる範囲でやる
 自分が無理をしてやらなければできないことを頑張り続けるのは、一見す
 ると気高いことに思えるかもしれませんが、自己愛が強すぎる結果だとも
 言えます。

  自分の限界を知り、自己犠牲にならないところで抑えるコントロール力が
  求められます。

  これは苦しいことや、ちょっとイヤなことからすぐに逃げ出すように勧め
  ているわけではありません。

  人間にとって苦しいことやストレスを感じることがすべて悪いのかと言え
  ばそうではありません。

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  例えば、マラソンを考えてみてください。走っているときは非常に苦しい
  はずです。でも、趣味にするほど楽しめる人がいる人気のスポーツとなっ
  ています。そして、マラソンしている人が自己犠牲でやっているとは、誰
  も思わないはずです。そして、マラソンが好きな人もいれば、一生やりた
  くないと思う人もいて、それは自由です。

  同じように、貢献についても、多少苦しい思いをしたり、自分に付加がか
  かってでもやりたいと思ってできるならすればいいのです。

  でも「やらなければいけない」「やらなきゃ自分に価値がない」といった
  思いや「仕事だからやる!」といった義務感でやるなら、さっさと捨てま
  しょう。それは誰も幸福になりません。

②過度な期待をやめる
 「人の役に立つこと」をしなければならない、という思いにとらわれてい
 る人は、他人にもそれを求めがちです。

 いいことをするべきであり、当然してくれるものだと考えるのです。

 そのような他人に対する過度な期待感は、「不満」「不平」という歪みと
  なってあらわれます。

  わたしはこんなにやっているのに、なんでしてくれないの?
    もっと注目してくれていいのに、なんでかまってくれないの?

 本当の貢献思考を持っていれば、貢献している時点で自分が満たされてい
 るので、このような欠乏症状があらわれることはありません。

 自分が空っぽなのに、他人が満たしてくれることを期待しながら「貢献」
 とか「応援」という言葉を使い、行動しているので歪みが起きてしまうの
 です。

 過度な期待を解消するには、すべてを「ま、いっか」で流しましょう。
 思った通りにいかないこと、思った通りの反応が得られない、望んでいる
 ことをしてくれない、と感じたときには口に出して「ま、いっか」
 
 心がぐぐっと軽くなるのを感じるはずです。あ

③自分を応援する
 シャンパンタワーの法則というものがあります。

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 タワーには1段目、2段目、3段目とグラスが積まれていて、だんだん数
 が増えていきます。

 一番上にある1個のグラスが自分自身です。
 自分が満たされ、あふれたものを家族の段、友人たちの段、周りの人たち
 へと満たしていきます。

 自分自身は誰に満たしてもらうのでしょうか。
 自分が自分を応援することから始めましょう。

 そんなにたいそうなことをしなくてもいいんです。
 「よくやってるよね」「すごいね!」と自分を認めてあげましょう。

自分応援に役立つ 10秒スイッチ 

この自分を応援する(自分を認める)という点で、簡単にできて効果の高い方法があるのでご紹介します。
提唱されているのは、「シンクロちゃん」という本を書かれた佐藤由美さん
です。

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まずは、「今ここ」の自分を承認していくことです。

自分ができていることに対してまずは「認める」ことができます。
・朝起きれている OK
・家族に挨拶した OK

当たり前のことで大丈夫 とにかく自分に対してOKを出していきます。

さらには、できなかったことでもいいんです。
毎朝、早起きしているのに、今日は起きられなかった。
どうやってOK出しますか?

・今日早起きしようとした OK

こんな感じで大丈夫です。
最初は、こんなささいなことでいいの? と疑問に感じたり、できてないのにOKなんて出せないと違和感を感じたりするかもしれませんが、毎日、習慣
としてやり続けると、これが自然とできるようになってきます。

このメソッドの面白いことは、こうして10秒スイッチでOKを出していくと、
本当に自分が望んでいることが起きるようになる、シンクロが起きてくることなんです。

うそだーーー と思うのでしたら、まずは試しにやってみてくださいね。

詳しく知りたい方は、ぜひ『シンクロちゃん』を読んでみてください。
  👇 👇 👇
    シンクロちゃん

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