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見捨てられるモノを、逸品に生まれ変わらせる

弊社で新事業が始まります。
ぜひともご支援をお願いいたします!

貧困小規模農家さんたちの、庭先にある大量のアボカドを、
子供たちの学費に生まれ変わらせるため、この事業を開始します。
現在、ケリチョカウンティーで協力隊員として頑張っている伊治さんが間も無く任期を終え、弊社で一緒にアボカドオイルの製造と販売をやっていきます。

「小規模農家の作物から、世界に通用する加工品をつくる」
ことをミッションに、
ユニークネスで社会にインパクトを出していきます。

さて。

アフリカ農村ってなぜ貧しいか。
都市からの距離とか情報とか色々理屈はあるんですけど、
私が一番難しいと感じてるのは、
とにかく「いいもの作るの難しい」ってことです。

いいもの作ってれば、誰かが目をつけて、買って売り捌くはずなのですが、
そもそも買い手にとって「いいもの」がまるでないから貧乏なのです。

例えば、買い手にとって「いいアボカド」って、
品種が統一されてるとか、傷がないとか、大きさが均一とか。

でもアボカドなんて、4割放置されてるくらい山ほど生えてるのに、
品種がバラバラ!、輸出するにはほとんどダメで、
搾油するにも搾油率がバラバラ。

良い品種に植え替えようと思ったら収穫までに5年かかる。
貧しかったら5年後のために投資なんてしない。

そんなわけで、「いいもの」が見当たらない場所で、
私たちは「いいもの」に仕立て上げる仕事をする。
いいもの作りに農村の人々を巻き込み、
オンリーワンのコミュニティを創生していく。

捨てられてる何かを逸品に仕立て上げるとか、ゾクゾクします。
だから辞められないんだと思います。
正義感とかでもない。
どんなに報われなくても、自分がやらなくてももっと有能な人が解決してくれる、、、とは思わない。
儲けとか、知名度とか、そういう利害的なものとも違う。

私が子どもの頃に影響を受けた
芸術家・岡本太郎やゴッホ の精神と同じものを感じています
太郎氏の作品は様々なジャンルに及びますが、
「芸術は大衆のものだ」と言っていた太郎氏は、
小物や装飾品など、「複製を前提とした表現領域」に踏み込んでいきました。

ゴッホも、生前の夢は自身の絵が、ポストカードや広告として複製され、大衆のものとして親しまれることでした。

私がイメージしているのは、全く同じ世界観です。
人々が捨てるようなものですら、逸品に仕上げ、
それが複製されること
です。

とはいえ食品は芸術品とみなされないわけで、
経済合理性からみても、私たちは
価格競争や規模の競争で生存していかなくてはならない。

だから小規模農家が作れる作物を用い、
何百・何千の商品アイデアを実践していく。
たくさんの商品の中から、世界でヒットする商品を生み出していく。

日本の輸入食品店などでも、
私たちの商品を手に取っていただける日も遠くはない。

今回、伊治さんが弊社にジョインすることで、
マンパワーが倍増しますので、一層その確信が高まっています。

どうぞ応援のほど、よろしくお願いいたします!

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