ぼんやり比較! コロナとインフルどっちが怖い!?
こんばんは、闇の世界と愛の伝道師、じゅにーです。
今日、仕事してて思ったんですよ。
「あ、そういえば私、薬剤師だっけ」
もしかしたら最近のフォロワーさんは、私の事を愉快な弁当屋のオヤジとか思ってるかもしれない。
正直、仕事よりnote関連の日常の方が生活におけるウエイト大きくなってきてるんですよね。
こりゃイカン。たまにはそれっぽい事書こう。
せっかくだから感染領域かな。そうなるとコローナですよね。
今日、コロナの重症化過程についてちょっとお話聞いたので、その話もついでにしましょうか。
結構主観入れますが、今回は割と真面目に書きますよ。
それでは、スタートです。
まずはインフル君。
得意技(症状)は高熱・関節痛。鼻水は苦手。痰の絡む咳も苦手。
伝播経路は接触・飛沫。飛沫ながら若干空気感染可能なくらい空中滞在時間長め。
飛沫の付着した環境面での生存期間は12時間ほど。
続いてコローナ君。
得意技は味覚異常・咳・鼻水。熱は有ったり無かったり。近いのは感冒症状。
伝播経路は恐らく接触・飛沫。満員電車での伝染らなさを考慮すると空気感染の懸念はなし。
環境面での生存はインフル君と同等くらいかな。
まずは、基本的なところからおさらいだよ。
再びインフル君。
感染成立部位は眼・鼻・腸管。一部チートな個体は全身の粘膜のいたるところから。
よって基本マスクのみでは防げない。手洗いの方がよっぽど大事。
ただ、くしゃみを大皿料理とかにぶちまけたら大惨事ですよ。食べても感染成立するので。
再びコローナ君。
感染成立部位はほぼインフルと同じと考えられている。
即ちマスクはあまり意味なし。手洗いしっかりとやるべし。
水商売で広がってるのは、お酌やら手掴みの食事やらが多いからですね。
皆さん、着いてきてますか?
表など作らずデータ提示すらしないのがじゅにークオリティなのでご容赦下され。
またまたインフル君。
必殺技(重症化)は脳炎。高熱によるものかウイルスによるものかは意見纏まらず。
一部の解熱鎮痛剤との合わせ技で威力が上がる。アセトアミノフェンが無難。
小児へのタミフル投与でも威力が上がるとされているが、現在でも反論あり懐疑的。
またまたコローナ君。
必殺技は「サイトカインストーム」。炎症反応を伝達する物質の暴走。
暴走する物質により転機は様々。血栓からのDIC(播種性血管内凝固症候群)による転機や、直接肺胞への障害が進行したりする転機など。
重症化した時点で抗ウイルス薬など存在しても意味はなく、ステロイドパルス療法と抗エンドトキシン療法、大量の免疫抑制剤で救命できるかどうか。
このあたりがインフルよりコローナ怖いの本質的なところですかね。
間違ってはいないんでしょうが。
そしてインフル君。
老人・基礎疾患所有者への影響。
持続する高熱のダメージはかなり大きく、弱っていればそれだけで致死的転機を辿ることあり。
一撃の重さはそれなりだが、誰にでも大ダメージ。
そしてコローナ君。
老人・基礎疾患所有者への影響。
必殺技に至らなければただの風邪。必殺技が行使出来る状況もかなり限定的。
ピンポイントへの一撃必殺or戦闘不能狙いといったところ。
実際問題、当院ではインフル発症後の長期療養患者さんがインフルを転機に今年だけで10数名亡くなられています。
かたやコローナは発症者居ないので死者数0ですね。
どちらが怖いと言われても、比較のしようもない。
決してコローナが怖くないから大丈夫というわけではなく、状況次第でどちらも怖いもの。
ただ、大多数のそれなりに体力ある方は、インフルを過剰には恐れてきませんでしたよね。
コローナも本来その程度です。むしろ体力ある方なら重症化・後遺症化する方が難しい。
人によって、どっちも怖いけど、どっちも怖くない。
だから胸を張って怖くない人を目指す。本質はそこだと愚考している今日この頃。
さあ、明日からも精進ですよ。
では、今回はこのあたりで。
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