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【11w】両親に報告、夫の禁煙

週末、私の両親に報告をした。
ちょうどこの日、母が還暦を迎えるのでいろいろめでたいし、この日に報告しようと決めていた。

仕事から帰ると、休みだった夫が夕飯を作ってくれていた。
電話するよ〜と言うと、『お母さん達と乾杯しなきゃ!』と慌ててコンビニに走り、自分のビールと私のカルピスを買ってきてくれた。

コップに注いでビデオ通話の準備をしていると、夫がキラキラした瞳で
『◯◯ちゃん(私)に、報告があります』と言う。

『禁煙します。電子タバコも、捨てました!!』
‼︎‼︎‼︎ジャジャーーーーーーン‼︎‼︎‼︎(という顔)

えええっ?!…タバ……捨て……?!
彼は結婚する時に、煙草が大嫌いな私の父から『結婚していいけど煙草はやめてね〜』と言われ、『余裕デス‼︎』と返事をしたくせにコッソリ吸い、
結婚後5年、私に禁煙しろと言われ続けながらもコソコソ隠れて吸い続け、『吸ってないヨ』と嘘をつき、スーツが煙草臭いことでバレ、怒られながらも喫煙を続け、
(煙草を吸うことより嘘をつかれることに私は何度も傷ついてきた。)
猫が家に来て、1匹が身体が弱いと分かってからも変わらず吸い、
私の妊娠が分かってからも、吸っているところを私に見つかり、いよいよ殺意を抱かせた男である(子よ、物騒な母でごめん)。

この数日前にも勝手口で吸っているところに遭遇し、『…電子タバコだから…』と言われたので、
まあ電子タバコならいいか…いいのか…?私や猫の前で吸わないからマシ…?
と、諦めていた。

彼はこの日までに出産育児本を熟読していたし、自分でも煙草について引っかかる点があったのだろう。
ついに自発的に禁煙する日が来た。大変感慨深い。へえええぇ。
子の為にやめる‼︎と言い切った。
口寂しいからグミをたくさん食べさせてくれと言う。彼はグミ狂で、車の運転中などはちょっと引くくらい食べる。
仕方ない。虫歯になりそうだけど煙草より良い。さよなら、煙草。よろしくね、グミ。
ありがとう、夫。

いやー感慨深いねえ、でも浸っている暇はない。うちの父は21時には寝るのだ。早くしてくれと母から連絡が来る。

ビデオ通話を繋ぐと、母が酔っ払っていた。ロゼのシャンパンでお祝いしたらしい。ご機嫌。よかったね。

画面越しに乾杯をして、元気?みたいな話をして、夫から妊娠の報告をした。
直近のエコーの写真を見せる。
ものすごく驚いていた。私が子どものことで悩んでいたことも、それで離婚するところだったことも知っているので、余計に驚いたのだろう。

母は泣いて笑っていた。父も嬉しそうにしていた。私も貰い泣き。

職場の同僚でも、泣いてくださった方がいて、それを見て私も泣いてしまった。
まだ一部にしか報告していないけど、たくさんお祝いの言葉をもらって、どの方もよろこんでくれて、職場ではみなさん私の行動に気を配ってくれる。
子を通じて、私は私が大事にされてきたこと、私の幸せを願ってくれている人がいることを知る。心がじんわりする。

出産前後、母がうちに来てくれないかお願いすると、『行ける!まあ里帰りしてくれたら楽だけど、行けるよ!!』と言ってくれた。
最近パートも習い事もやめたとこで、スケジュール的には余裕なのだ。
父は猫好きだし、新居を見てもらってないし、来て欲しかったのだけど、
週2で行ってる仕事があるので難しい。1人でしばらく生きていけるよう、母からレクチャーしてくれるらしい。洗濯機の使い方も知らないらしい…それは良い機会になりますね…。

懸念点は、母が猫と触れ合ったことがないこと。(多分そこまで猫好きではないし)
父が一人で大丈夫なのか。
あとは何よりコロナの状況。年が明けても今のような状況なら、ワクチンは済んでるけど怖くて来させられない。まあその時は腹を括って、夫と頑張るしかない。

電話を切って、夫が作ってくれたゴーヤチャンプルーを食べた。
幸せな夜だった。

翌日、母に電話をすると、予定日やら今の週数やら、昨日報告した諸々の大体を忘れていた。
『ごめん、酔っ払っとった!寝て起きて、あれは夢やったかなあと思ってた☆』
幸せだねー、平和だね。

父は『ランドセル買わないかん』と言っていたらしい。

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