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《日記》5月12日 スイカ、息子トイレ、乳がんマンモトーム生検

朝1番、息子が初めてトイレで用を足した。
2歳3ヶ月。
3月末からトイレに座る練習を始めた。
前々から興味はあるようだったので、とりあえずで初めてみたものの、踏み台が無いままだった。踏ん張れないし、自分で座れないので早く買わないとなあと思いつつ1ヶ月半(ごめん)。
気が向いた時に座っては、出そう出そうと頑張ってくれて、下りて手を洗って、シールを貼る、という流れでぼちぼちトレーニングしていた。

今朝起きてしばらく経っても何も出していないようだったのでチャンスと思い、連れて行ったら成功した。ものすごく感動して、黄色い歓声をあげた。
本人は床に飛び散ったことを気にしていたけど、私の大喜びっぷりで忘れてくれてたらいいなと思う。シールを何枚も貼って、夫にも褒めてもらった。とても嬉しい、大事な記念日になった。

🍉

お祭り気分で朝食の支度をしようとキッチンに向かうと、西瓜が発芽していた。

これまた叫んだ。
これはGWに西瓜を食べた時、息子があまりに気に入っていたので、種を洗って植えてみたものだった。

彼がどのくらい西瓜を気に入っていたかと言うと、スーパーから8分の1カットのを買って帰る時に、自分の手で持って帰ると言ってギャン泣きし、西瓜の一部が揉まれ、帰宅してからは「今すぐ食べたい」と泣いた。
最近読んでいる絵本に西瓜が出てきたので、サイコロカットされた西瓜は食べたことがあったけど、🍉←この姿にときめいたのだろうと思う。

いよいよ食べた時には「なぜパパとママは赤い部分しか食べないのか!」と吠え、皮だけになったのを下げようとすると激怒し、
「そこからは美味しく無いよ、試しに食べてごらん」と食べさせると、吐き出すかと思いきや、「ほう…こんなオツなものがありましたか」という顔でモリモリというかバキボキと食べてしまった。流石に何口かで止めさせ、下げるとまた揉めそうなので、緑の部分だけ包丁で剥き、白い部分だけで勘弁してもらった。

そんなに好きなら成ったら喜ぶだろうなと、わくわく植えてみたのだ。夫は無理だと思っていたらしく、驚いていた。

私も別な意味で、無理かもなと思っていた。
というのも植えてから1週間ほど経った頃、遅ればせながら「適当すぎたかな」と思い、ネットで西瓜について検索してみたところ(遅い)、種から発芽させる場合は25〜30度の気温室温を保つ必要があると知った。
5月半ば、しかもその頃は雨続きで肌寒く、更に阿呆な私はすいかちゃんを庭に出していた。
慌てて庭に出ると、なんと倒れて少し土が溢れていた。この日は強風だったのだ。可哀想すぎる。

家に入れ、猫に食べられないようキッチンの一部で保管することにした。以前、豆苗を育てていたとき、全然育たないなと思ったら日々猫たちが食べていたことが判明し、学んだのだった。

問題は室温だ。本来4日ほどで発芽するそうなので、既に冷え切ってしまっているかもしれないけど、その可能性は知らんフリをしてやれることをやってみよう。
ひとまずは「あずきの力」であたためてみた。レンジでチンする、小豆の入ったホッカイロのようなものである。あれを巻いてあげた。

その後は超雑なビニルハウスのような形態を作った。耐熱容器に乗せ、定期的に熱湯を入れて、ラップをやんわり被せ、その周りはアルミホイルなどで保温した。我ながら熱心なのかズボラなのかわからんが、その翌日に発芽したので、功をなしたのではないかと自負している。
どのみち1週間、不適正な寒空にいたのに発芽してくれた生命力がすごい。

雑でごめん
増えた

友達に「すごい!もやしみたいだね!」と言われ、そういえば前日もやしを炒めて食べたので、なにかが飛び散って発芽する可能性があるのか無いのか分からない私は「…もやしだったらどうしよう…」と若干不安になっているのだが、もやしならもやしで食べようと思う。

この後も定期的に熱湯を入れ替え、日が出ていれば日光に当てたり褒めちぎったりして可愛がっている。

🍉🍉

私が朝から「お祭りだ」「といれとすいかと、ダブルでお祝いだ」ときゃあきゃあ騒ぐのをみて、夫が
「よかったよ…fumfumちゃんが嬉しそうでよかったよ…」
と、しみじみと言った。

実はこの前日の土曜日、乳腺外来に行き検査をし、私の乳に何かがあることが判った。
このことは別で詳しく記録しているので、いずれ記事にするかもしれないのだが、産後からしこりがあり、去年断乳した後に検査を受けたら繊維腺腫だった。繊維腺腫はガン化しないのだが、土曜日に再検査に行ったところ、別で問題があったということだった。

月曜日にマンモトーム生検という乳がんの詳しい検査を受けることになった。針を入れて組織を吸引するのだという。
検査の前から落ち込んでも仕方がないのだが、画像判定では悪性の疑いが50%ということで、かなり滅入っていた。いろんなことを考え、夜もよく眠れなかった。涙も出た。

そうしてモヤモヤとしたまま迎えた朝が、こんなにめでたかった。
不安は大きいけれど、仮に何かあったとしてまだ人生にやり残したことが多過ぎて、怠惰な生き方をしてきた後悔に気付くけれど。こんな朝のように、私の人生には、日々に、たくさんの感情が豊かに複雑に弾け飛び、好き勝手暴れたり踊ったりしている。私は私の感性でいれてよかったなと、このままでいさせてくれる家族と友人にありがとうと、思う。

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