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大寒波がもたらした小さな子育て支援の話

10年に1度、らしい大寒波がやってきた2023年1月下旬

氷点下4度の朝
強い北風、薄暗い天気

それでも我が家の周辺は雪が降ることはなく、
積雪のあった地域と比較すると、この「大寒波」の打撃を受けた影響はそんなに大きなものではなかったのですが…

ただ、子育てにおいては
日々の保育園への送り迎えや、
子供の体調を考えると、
いつも以上に苦労がかかったり、
ケアする面もあるとともに、
逆に雪が降らなかった結果子供たちが不機嫌になるという、ちょっとした面倒も増えたりする行事となったかなと思っています

そんな中で、小さな話ではありますが、
この「大寒波」のおかげによって
子育て支援を仰せつかった瞬間が3つほどあったので以下にまとめてみようと思います

❶ニュースのチカラ

大寒波襲来に伴い、我が家で流れているテレビのニュースの映像は
積雪の話は、交通影響の話がメインでした

取り分け、電車や飛行機、救急車や消防車にテンションがあがる乗り物が好きな息子2人にとって、このニュース映像のロールは、YouTube級の神コンテンツと化し、親が忙しい時間帯でもテレビの前に釘付け状態となりました

また、今回は我が家の周辺では積雪には至らなかったこともあり、
他の地域での映像を見て、雪への憧れを増幅させてくれていたりします

今シーズン、
結果として積雪がなさそうであれば、
どこかサクッといけるスキー場にでも少し連れて行ってあげようか、と思えるほど、子供たちは「雪」へ熱い眼差しを向けていました

叶えてあげたい、
と素直に思える微笑ましい顔で…


❷兄弟の「協力」を生んだ瞬間

大寒波襲来時の
保育園への送り迎えは
早朝と日没後であったこともあり、
気温も低く、北風がかなり強め

大人にとっても辛い寒さの中、
お兄ちゃんと次男は四の五の言わずに二人で手を繋いで頑張って歩いてくれました

普段、各々が好きなようにダッシュしたり、親としか手を繋ぎたがらないケースが多い中で

兄弟二人で手を取り合い、
「寒いね」「もう少しだ」と
お兄ちゃんが声を掛け、
次男が何度も頷きながら歩いていく

人間、土壇場になったら
頼れるところに頼るのかな、、

そんなことを思うと
兄弟二人が持っている信頼関係が垣間見えたような気がします

毎日この気温だったらきっとこうはならない
時たまやってくる苦労の瞬間を経験するからこそ、素敵なシーンに出会えるのだなと、心温まった時間でした

❸体験創出の前借り

大寒波襲来のニュースは
かなり事前からやっていたこともあり、
前の週に我が家で控えていた二つの体験を前倒しして経験できたことも良かったことの1つです

長男に至っては、
商業施設で展開されているスケート体験と、
スポーツクラブの1日体験

この二つを、本気の寒さがやってくる前の週末に体感できました

生まれて初めて氷の上を滑る経験
保育園の子以外の同世代の子供たちに交じって運動をする経験

長男にとって、
この2つの体感時間はかなりインパクトがあったようで、週明けでもとても楽しそうに振り返っては、話してくれます

本格的に寒い時期を越える後まで待っていたら、下手すると1か月近く間が空いてしまったのではないかと考えると、この「体感の前借り」ができたことは非常にありがたいと思っています

親の予想以上にちゃんとスケートを楽しめていたり、親の予想以上に知らない子やスクールの先生の話を聞いて体を動かしたりボールを蹴ったりしている長男の姿を見れたことは親としても本当に嬉しい瞬間でした

こうやって子供は親から少しずつ離れていくのかな、とピュアに思った感じです

可愛い子には旅をさせよ、ではないですが…

親がこの子はできそうか、できないか、
考える必要ななく、
何でも冒険させてみるのが大事なのだなと、考えさせられた時間でした

そのきっかけを作ってくれた1つは、大寒波といえます


こんな3つの素敵なことがあった話

寒いからこそ、雪や氷の結晶のように、
些細でも透き通るような輝きを放つのが子どもたちとの毎日の思い出

まだまだ春の訪れは遠いかもしれません

でも、厳しい寒さだからこそ見えてくるポジティブな瞬間もあるということでしょうか

家に籠るのではなく、
四季折々の良し悪しを経験値に変えていければと思ってます

そして…

そんな環境提供ができる親でありたいとも強く思った経験でした


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