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大人の想像を超える「子どもの期待」に寄り添う大切さと難しさ

長男と最近話していて、
この冬のクリスマスにサンタさんにお願いしたいプレゼントがあることがわかった

聞くところによると
それは「大きいパトロールカー」だそうだ

誕生日も含め、何か欲しいものを言うときは
アンパンマンやパウパトロールなど、
キャラもののおもちゃや、
他のお友達たちが乗っているような車輪なしの自転車などを希望することが多かったので、少し意外だったのではあるが、何かきっかけがあってパトカーのおもちゃが欲しいのだなとその時は思った程度であった

ただ、日が経つにつれてわかってきたのだが、長男が言っているこの「大きいパトロールカー」はどうやら本物の交番にあるパトカーを指していることが何となくわかってきた

そうか、彼ら4歳児からしたら
世の中手に入れられるモノに制限や限度は確かにないのかもしれない

まさか本物のパトカーを手に入れたいと言ってくるとは
想像していなかったのが正直なところだ

そんな風にも思いつつ、
このオーダーはただ単におもちゃのパトカーを買えば解決する訳ではない難解なお題であることを理解した

4歳になった長男は
自分の要望が叶わないとなかなか納得しない傾向にある

そして、それは子供騙しのような策では
大抵機嫌を損ねる結果を招くことがなんとなくわかってきている

もちろん、親として全てのオーダーを叶える気持ちも無いし、財政的にも限度はあるから、何でもかんでも甘い答えを渡す気はないが、子どもが想像する楽しい世界を壊さずに生活できる環境づくりもそれなりには実現したい葛藤は生まれるのも確かだ

小さいことでいうと、
たとえば子ども用のスプーンではなく、大人が使っているものを使いたいと言われれば挑戦させてあげるし、
保育園の帰り道に別の道を通りたいと言われれば時間の限り付き合う努力はする

欲しいおもちゃや、行きたいところも
すぐには手に入れられないことは伝えつつ、
何か頑張ったキッカケや記念の日には、多少要望からスペックダウンしたとしても、彼が喜んでくれそうなエッセンスだけは維持したものを創意工夫を経て提供できるようにする

そんな感じでここ最近長男と向き合ってきた中での、このオーダーである

正直、なかなか難易度の高いことを提示してきたと感じている

当然、車1つポンと買うほど金持ちではないし、そもそもお金があったところでパトカーは手に入れられない(はず)

そんなことは大前提で、
今回の期待値を通例通り何かに変換して提供するにはなかなか想像力を働かせないと、彼の欲求にミートできないのではないか、と思っているのが今現在だ

これもまた子育ての難しさであり、面白さともいえる

たとえば、

トイザらスなどで売っている
かなり大きめの子供用の乗用玩具系でもしかしたらパトカーがあるのかもしれない

多分それを目の当たりにしたら
彼は喜ぶだろう

ただ、マンション住まいの我が家では
あんなでかいものを安易に購入するほどスペースがない

次に、サイズもコンパクトでサイレンなどが鳴るパトカーのおもちゃやラジコンなどはどうだろうかと考える

この策は多分確率的に贈呈時は50%以上成功を導き出す気もするが、なんとなく3日経ったらどこかおもちゃ箱の奥に追いやられて、日の目をみないシリーズの仲間入りをするような気もする

モノ以外の選択肢としては体験だ

もしかしたら交通安全週間など、地域系のイベントなどでパトカーに乗車できることもできるかもしれないし、キッザニアのような施設で職業体験をするだけでも嬉しいのかもしれない

そんなことを考えながら、
3ヶ月先のクリスマスに焦点を当てて、
pros、consを整理しているのが昨今の私である

こんな風に、子どもの思考に寄り添って、
何が正解そうかを考えることができる日々

若干面倒極まりない時もあるが、ありがたいこと

長男が何を日々見て、どんな発言をして
友達からどんな情報をインプットしているかを極力全力で考え、寄り添ってみる

そんなことを楽しんでやってあげれる親になりたい

さて、この難題に対する答えを
家族としてどう提示するか

3ヶ月間のなかで全く別のオーダーに変化する可能性もあるが、拘りの強い長男の性格に私はbetして、引き続き頭をグルグル回すつもりである


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