あの頃の脳だから
昨日は晩酌後の就寝が24時30分過ぎ、長男のバス遠足のお弁当準備があるため、起床は6時ちょうどくらい。いつもは7時過ぎの起床でもウダウダしているのに、必ず起きなければいけない用事がある際には、不思議と起床時間より少し前に眠りから覚めることが多い。今日も目覚ましをかけた6時より前、5時50分ごろには意識が覚醒し始めていた。
過去に何かの記事で見た記憶があるが、重要な用事があると脳にインプットされた場合においては、目覚ましなどなくとも、人間はその時間より前に起床する能力があるらしい。太古の狩猟採集時代の名残なのかもしれないね。狩りに寝坊することは死に直結することもあったはずで、生存本能としての当該機能があってもおかしくはない。
「不安」も人類にDNAレベルで刻み込まれた習性だ。未来に関して悲観的に見通す力が我々ホモサピエンスを今日まで生き残らせたことは容易に想像がつく。リスクを敏感に察知するセンサーを持っていなければ、祖先たちはとっくに絶滅していたであろう。他者の目が気になる性質も同様だね。社会的な生物である以上、群れから疎外される=死を意味する。
人類が文明を急速に発達させたのは、たかだか千年単位。現生人類の起源の数十万年前を起点にすれば僅かな期間にすぎない。その間に人間の脳と体が文明の進化に合わせて、ジャストフィットな変化を遂げたとは考えることは合理的ではない。根本的な脳の性質は狩猟採集時代を生存することを前提としていることを認識しておいたほうが良さそうだ。だから、運動習慣などは議論の余地なく、必須なのである。
日の出とともに起き、運動し、食し、休み、寝る。これが答え。
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